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ゆりかごから酒場まで

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ぼくが酒と関わりその魅力に没入していく人生を時系列に従って振り返ったエッセイです。
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記事一覧

50 ほていちゃんの赤星の謎

 2019年にマニタ書房を閉店させたあと、しばらくは平和な日々が続いた。仕事はライター業に専…

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49 娘と飲む

 うちの娘は2000年に生まれたので、とても年齢を覚えやすい。これを書いている現在は誕生日前…

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48 野良猫と飲む

 そいつが初めて我が家にやってきたのはいつだったか。写真のタイムスタンプを見ると、もっと…

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47 アレコードと若鶏の半身揚げ

 その店が気に入って、通い詰めているうちに「常連」になる。店を気にいる理由は様々あって、…

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46 四谷荒木町の美女たち(友達酒場編4)

 第13回で書いたように、1987年からの数年間、ぼくは友人のライターらと薬王寺町のマンション…

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45 千駄木のBar IssheeとSくん(友達酒場編3)

 かつて渋谷センター街の奥に「Bar Isshee」という店があった。ベーシストのIssheeさんが経営…

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44 東中野バレンタイン(友達酒場編2)

 東中野のムーンロードと呼ばれる飲屋街の一角に、「バレンタイン」という名のバーがある。バレンタインと言ったら、一年のうち一日だけ、女の子が意中の男性にチョコレートを渡すことで想いを告げるバレンタインデー。そんな言葉を店名に掲げるなんて、なんとまあロマンチックなバーでありましょうか。  と、思いきや、店内の壁中に張り巡らされているのはホラーやカンフーにサスペンスといった、ようするに血と殺戮にまつわる映画のポスターばかりで、およそロマンチックとは言い難い。しかも、夜な夜な集まるの

43 ゴールデン街(友達酒場編1)

 日本最大の歓楽街と言えば新宿歌舞伎町だと思うが、その中でもとくにディープなエリアがゴー…

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42 天七のセンターフォワード

 北千住は高校時代から馴染みのある町だが、酒飲みになってからはますます足を運ぶことが多く…

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41 神保町編3 かぶら屋の串トリオと魚粉症

 神保町……というか新御茶ノ水の駅に近いのだけれども、マニタ書房の営業を終えたあとよく帰…

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40 神保町編2 紅とんの極うまネギ盛りと目盛つき焼酎

 神保町にいい酒場が少ないと言っても、チェーン店ならいろいろある。ぼくはチェーン店も嫌い…

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39 神保町編1 酔の助の謎のループとガンダーラ

 神保町は古本マニアにとっての聖地であるので、以前から機会あるごとに足を運んでいた。とこ…

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38 DJパーティーで飲むお酒

 それまでクラブ遊びなんかしたことのないぼくが、いわゆるDJバーというところへ足を踏みれた…

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37 トークライブで飲む

 新宿にロフトというライブハウスがある。基本的にはロックバンドがライブを演る場所なのだが、そのオーナーが音楽以外のカルチャーにも理解のある人なので、音楽ライブ以外にも、文化人が討論したり、様々な話題を語り合うための場所を作った。新宿ロフトプラスワン、阿佐ヶ谷ロフトA、ネイキッドロフトなどなど。  初めて見たのが何のイベントだったかは覚えていないが、仕事柄、ライターやタレントの知人は多いので、誰かのトークを聞きに行ったのだと思う。  そうしたイベントでは、壇上でのトークを聞きな