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野球部マネージャーの魅力

こんにちは!

野球部として活動できない期間が続き、そろそろ色々なことへのモチベーションが落ちてきかけている気がします。

なんとか集中できることを探す毎日です。

さて今回は、マネージャーの具体的な魅力についてまとめていきたいと思います。
今まで書いてきたマネージャー業から得た経験は、人生を通して活用できる一般的かつ抽象的なものでした。

なのでこの回では、野球部のマネージャーをしているときにはどんな経験を得ることができ、魅力的なのかについて、具体的な話ができればと思います。


マネージャーをやるかどうか迷っている人、現在マネージャーをしていて、さらに部活動を充実させたい人などにとって、少しでもモチベーションアップに繋がれば嬉しいです


魅力① チームの勝利に対する喜びが桁違い

一つ目はマネージャーをしているとチームの勝利に対する喜びを、言ってしまえば選手並み、もしくは選手以上に感じることができます。

マネージャーは皆さんの想像通り、自らグラウンドに立って何かすることはありません。日頃から、チームのサポートに周り、いかにチーム全体が機能するかを考えています。

つまり、思考の主語が「俺は」「私の」などではなく、「俺たちが」「私たちの」となります。

例えば選手であれば

「俺は球速を上げるために何をすべきだろう?」
「私のアピールポイントはベースランニングだ!」

といったことを考える時間が多くなります。

一方でマネージャーは

「効率よく動くために俺たちはこういう流れで移動した方がいい」
「こう扱えばチーム(私たち)の道具はうまく活用できるだろう」

といったような思考を日々しています。

もちろん選手・マネージャーともに主語がどちらかに寄りすぎることはないですが、基本的な思考をするときに主体が異なります。

こうなると、自分=チームという感覚になっていきます。
その状態でチームが勝つと、まるで自分のことのように嬉しいのです。

選手であれば、試合の勝ち負けだけでなく、自分の成績が気になってしまう人も多くいます。人間だから仕方ないことですが、勝っても喜びきれない選手の姿を僕は何度も見てきました。

選手として個人の結果を追求できないからこそ、チームを自分と重ね合わせることができるくらいまで思考を深め行動することで、勝利に対する大きな喜びを得ることができます。

逆に、チームの勝利こそマネージャーが最も報われる瞬間だと思っているので、チームを自分ごととして考えるレベルまで達していないとマネージャーの魅力が激減してしまうと思います。


魅力② 広く深く野球を見ることができる

これは以前の記事にも少し書きましたが、野球に対して色々な視点を持つことができるようになります。

観客席から見ているだけではわからない、野球を取り囲む世界について知ることができると、野球というスポーツがどのように成り立っているかわかるようになります。


そうなると、同じ景色を見ていても全く違った影響を受けることになり、野球がさらに楽しくなります。

例えば野球をするにあたって必要な仕事がわかるようになります。
野球場に行くと、観客と選手以外にもありとあらゆる人がいます。その人たちそれぞれが様々な目的・役割をもってそこにいます。

その役割を少しでも知っているだけで、いかに野球が愛されているスポーツであるか実感できます。同時に、野球をプレーできる環境に対して心の底から感謝することができます。

これはよくスポーツ選手がインタビューで話していると思いますが、そういった選手よりもマネージャーの方が感謝する機会は多いと思います。

感謝をすることが偉いことでは全くないと思いますが、感謝をすることで何より自分が幸せな気分になります。そういった意味では、マネージャーという役職は常に感謝と隣り合わせなので、面白い環境かもしれません。

また、これは当たり前かもしれませんが、選手の次に野球を間近で見ているために野球に対する知識が深くなります。

全てに通じることでもありますが、知識が増えると一つの物事に対しても様々な考察や比較をすることができます。

ダイビングキャッチひとつとっても普通の人は「すごい」という感想で終わりますが、野球の知識がある目線からすると「打球が飛んだ瞬間の一歩めのスタートが速い上に、捕球してからボールを送球するまでに無駄がないからアウトにできた」と感じるようになるわけです。

こうなると、もはや同じスポーツを見ているとは言えないかもしれません。
マネージャーをすることで、野球そのものに対しても視野は広がります。

魅力③ 多種多様な人と繋がることができる

マネージャーをしていると②に書いたように、野球を取り巻く環境に気づくことができます。そして、マネージャーはそういった人たちと野球を結びつける立場にいます。

つまり、野球とそのサポーターの仲介役になります。

そのため、マネージャーは本当に様々な人とコミュニケーションを取ることになります。

例えば合宿の準備をするとしましょう。そのときにどういった方々と協力すればよいでしょうか。

僕のチームの事例で言えば

合宿先で練習環境の準備・ホテルの確保・交通手段の手配・弁当業者の手配・道具の発注・道具の運搬・練習試合相手を探す・各所へ書類の提出&許可・資金の準備

などがあります。

さらにこの中でも交通手段の手配であれば、航空券・現地移動用バス・レンタカーなど目的によってさらに細分化されます。

合宿ひとつとってもものすごく多くの人と関わるため、年間を通して考えると本当に多くの人々と協力することになります。そうすると自ずとつながりも深いものになっていきます。

他にも、大学生であれば原則どこかのリーグに所属しているため、同リーグのマネージャーともに仕事をする機会も増えます。自チームだけでなく他のチームとも繋がることができ、自分と似ていながらも異なる視点から野球を見ることにつながります。

もちろん野球を通す中で彼らはかけがえのない深い仲間にもなります。

魅力④ 学生には有り余るほどの環境で試合できる

これは野球をはじめとした主要な学生スポーツに限った話になってしまいますが、学生にとって何千・何万という観衆の中で試合をすることは非常に貴重な経験になります。

観客の方のために野球をやっているというつもりは毛頭なく、自分たちが勝つために積み重ねた努力をする場が試合であるということは大前提ですが、あれほどまでに多くの方に直接応援していただけることは本当に素晴らしい経験です。

高校野球であれば地方大会でさえ本当に多くの方が球場につめかけます。学校の友達、保護者、中学生、野球好きのおじさん、近所の子供達など実に多種多様な人がいますが、その全員が自分たちの成果を見てくださることはなかなかないのではないでしょうか。

応援が持つパワーであったり、いかに自分が人に支えられて生きているかをひしひしと体感します。

マネージャーになりスコアラーでグラウンドに立つ日があれば、より一層その力を感じることができるでしょう。試合の勝ち負けだけでなく、こういったところでも野球をやっていて良かったと感じることができます。


まとめ

マネージャーの魅力は今まで紹介してきた4つになります。

① チームの勝利に対する喜びが桁違い
② 広く深く野球を見ることができる
③ 多種多様な人と繋がることができる
④ 学生には有り余るほどの環境で試合できる

これら以外にももちろん魅力はたくさんあります。マネージャーという役職は魅力に満ち溢れていると僕は断言できます。

もしマネージャーをやるか迷っている人がいるならば、僕は自信を持ってやって欲しいと背中を押すことができます。やらない後悔よりやる後悔。これが大切だと思います。

ただ、苦労が報われなかったり、辛いこともたくさんあることも事実です。しかし、それも含めてマネージャーの魅力であり、それを乗り越えた先には大きな何かを得ることになると思います。

このnoteを読んでくださった方の中で一人でもマネージャーとして良い経験ができる人が出てくれれば嬉しい限りです。

読んでいただきありがとうございます!僕の経験がみなさんの生活を少しでも前に進めることができれば最高です!サポートしていただいたことでできた経験はもちろんnoteに投稿します!