信頼を得ることっておそらくそんなに難しくない

こんにちは!
タクトパスです。

やっと日本全土に広がる自粛にも終わりの兆しが見えてきて、日に日に活動意欲が高まってきています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。


さて今回は信頼を得るためにはというテーマで書いていきます。
僕自身人に誇れるほど信頼を集めることができているというと色々とツッコミが飛んできそうですが、一応100名を越える組織の中枢にいるという経験から話せればと思います。


マネージャーはチーム全員の協力を引き出す

先ほども書きましたが、現在僕は100名を越える野球部のマネージャーのトップポジションを務めています。

もちろんプレーヤーの中には主将もいますし、学生でスタッフをしてくれている部員、ヘッドコーチ的な部員もいます。そういった野球部の幹部となる仲間とミーティングなどを通して野球部全体の指揮をとる立場にいます。

その立場上、僕自身からチーム全体へ発信することも度々あります。こういった存在である以上、“信頼”というものを集めていないと誰も協力してくれません。

特にマネージャーという役職は、指示を出す立場である一方で、キャプテンのようにチームを引っ張るという要素が小さいです。全員を引っ張るというよりも、チームメイトにうまく協力してもらうといったイメージです。

ここで注意しておきたいことは、マネージャーが協力してもらうのはチームメイト全員ということです。仲の良い数人に手伝ってもらうのではなく、多種多様な価値観を持った全員の協力を集める必要があります。

そのためには“信頼”が何より必要になります。
マネージャーにとって“信頼”がなぜ大切かということに関しては、この記事にまとめているのでぜひご覧ください。

信頼を集めるための大前提

ではこれから、僕がマネージャーとしてどうすれば選手の信頼を得ることができたのかを書いていきたいと思います。ただ、それらを書く前に一つだけ何よりも大事な大前提だけ強調します。

この後説明する項目を全て行う必要は必ずしもないが、この大前提だけは徹底しなければならないからです。これができていなければ、どんなに頑張っても効果は半減どころかマイナスかもしれません。

ではその大前提とはなんでしょうか。
それは、

まずは自分が相手のことを信頼する

ということです。

自分がして欲しいことは自分から行う。
これがものすごく大切です。

相手の立場になって考えてみてください。自分を信頼してくれていない人を信頼することってものすごく難しくないですか?

僕だったら、自分だけが相手を信頼することはできません。なぜなら、一方通行の信頼には少なからず不安が生じるからです。

相手は自分のことをどう思っているんだろう?もし裏切られたらどうしよう?などと一瞬でもよぎってしまえば、もはや信頼など構築できません。

当たり前すぎるのに多くの人が見落としがちなのが、

信頼は当事者が双方向に持って初めて成り立つ

ということです。

双方向によって成り立つのですから、人から信頼を得ることなんかよりもまずは自分が相手を信頼することです。

というか、自分から信頼するという行為は自分のマインドを変えれば良いだけで、他人から信頼を得るよりよっぽど簡単です。こんな簡単なこと一つで信頼を築くプロセスの50%(双方向のうちの片方)を達成できるのですから、しない理由はないと僕は思っています。

僕自身チームメイトに協力をお願いするときは、基本的に丸投げします。(もちろん、僕しかわからないことも多くあるのでそこは補いつつですが…)

人によっては無責任と思うかもしれませんが、これは僕がその相手を信頼しているということを示しています。もちろん、任せた仕事の過程においても可能な限り口出しはしないようにしています。

こうすることで、任された相手は自分の裁量の中で責任を持って仕事をしてくれます。自分に任せられたという事実から自分に自信を持ち、これくらいの仕事はできるのだと自分自身を信頼するようになります。

自分を信頼できるようになれば、自ずとその自分を信頼してくれる他者にも信頼感は芽生えるものです。

これは僕自信後輩のときに経験して気づいたことですが、みなさんも誰かに自分の能力が認められたときにその人に信頼に近い感情を得た経験があるのではないでしょうか。

このように、何よりも先に自分から信頼することが何よりも重要なのです。


相手から信頼を得る方法

ここからは具体的な方法を書いていきます。
もちろん世間には様々な本がありますし、信頼を得る方法も星の数ほど書いてあります。

なので、今回は完全に僕の経験からの主観で話します。主観だからこそよりリアルで実践的なものもあるかと思います。

1) 笑顔でいる

僕は基本的に笑顔で日々生活しています。チームメイト、友達、監督などコミュニケーションをとるときは必ず笑顔を入れるようにしています。

もはや笑顔を意識しすぎて、今では何も考えなくても笑顔になっています。笑顔になる頻度はアイドルに肩を並べているかもしれません笑

もちろん、それは作り笑顔ではなく、その場を楽しんでいるから出る笑顔です。意識的に笑顔を作ってきたというよりも、意識的にコミュニケーションの雰囲気を明るいものにして自然と笑顔を作る環境にしたという方が正しいです。

笑顔がある人に人は寄ってきます。というより、感情の起伏が激しかったり、暗い人には近寄り難さを感じる時がありますよね。

笑顔でいることは、信頼を築くための入口を大きくすることに繋がります。やはり信頼は関係性を持つ人が多ければ多いほど築きやすいため、その入口は大きくしておく必要があります。


2) 本音を話す

これは意外と難しいと感じる人が多いと思います。特に日本人は「察する」力が秀でている人が多く、察することは能力の高いことと捉えられがちです。

当たり前ですが、察することや空気を読む力はとても重要です。持っていた方が圧倒的に良いことは言わずもがなです。

しかし、その力はときに人との心理的な距離感も生み出します。本音を打ち明けてくれない人に対して自分も本音は出せません。

人間は理解できないものに恐怖や不安を覚える生物であり、それは人に対しても同じことです。本音が見えない人に対しては信頼より先に不安などが出てきてしまうのです。

だからこそまずは自分から本音で話してみましょう。

ただ、ここで一つ気をつけたいことは本音と秘密は違うということです。本音で話すことでは多少悪影響が出たとしてもなんとかなりますが、秘密を明かす相手を間違えると取り返しがつかなくなる可能性もあります。

本音と秘密の境は人それぞれだとは思うので、どこまでは特定の人にしか話さないと区切りをつけてコミュニケーションをとることをオススメします。


3) すぐやる

僕自身これができているかというとそうでもないかもしれませんが、すぐやることはとても重要です。

みなさんも何か頼まれたことを後回しにすることがあると思いますが、だからこそすぐやることの価値は大きくなります。

特に成功者の方々は「50点でも良いから速く出せ」的なことをいっていますが、この言葉本来の意味だけでなく、僕はスピードというものに人は価値を見出すと感じています。

※本来の意味とは、社会人の若い頃は一度で100点に近いものを出すのではなく、こまめにどんどん上司に相談してブラッシュアップしてもらいながら100点のものを作り出した方がいいという考え方です。

ファストフードがスピードに価値を見出しているのもこれに近いと思います。
本来料理とは注文が入ってから作り始めるためある程度の時間がかかります。だからこそその時間を短縮することに人は新な価値を感じたのです。

周りの人がゆっくりやるようなものほど、すぐやることで相手はそのスピードに対して価値を感じます。買い物と同じように、価値あるものをもらった(買った)相手には信頼を得るものです。

だからこそ、内容は50点であってもそのスピードに価値を感じる人はかなり多くいるということです。


4) 素直に謝る

人間完璧ではありません。どんな人であれ間違いを犯す時はあります。
だからこそ、そこで素直に謝ることができるかで自分の評価に大きく左右します。

おそらく歳を重ねるごとに謝ることが苦手になる人が多いのではないでしょうか。
僕もその一人です。

この理由としては、「間違い=信頼を失う」という認識があるからだと感じます。この認識を持っている以上、謝るという行為に対するハードルは高いままです。

しかし、間違いは往々にして周囲に気づかれ、隠し通すことができないこともまた事実です。であるならば、人に指摘される前に自ら謝罪することが最善ではないでしょうか。

というよりも、非を認めることはさらなる信頼関係を築くことができると考えています。

世論では難しいと考えられていることこそ、その行為を行った人に対して尊敬が集まります。

謝罪も同じです。
誰もが簡単にできないからこそ、それを率先して行うことで、むしろ周囲の信頼を集めることができるようになります。

また、人は弱みを見せた相手に親近感を抱きます。孤高の完璧人間より、強みも弱みもある人間味溢れたリーダーについていきたい人の方が多いと思います。そういった意味でも素直に謝るということは大きなインパクトを与えます。


5) 成果を出す

この項目だけは僕の経験からとは言い切れませんが、社会人の方が口を揃えて主張していることです。

やはり社会人になると人間性ではなく仕事を絡ませながら人と繋がることが増えることになります。その中で成果という客観的事実があるとないとでは、信頼に与える要素が大きく変わってきます。

野球の練習でも、口だけが達者な選手と実際に行動する選手では天と地ほどの人望の差があります。

誰もが目に見える成果のようなものを出すことは、自分だけでなくその他大勢が評価しているという認識になります。ある一定部分までは自分で判断しなくても、その人に対する信頼度は担保された状態になります。

つまり、成果は信頼を積み上げることはもちろん、その積み上げるスピードにもポジティブな影響を与えることができます。


まとめ

それでは今回の話をまとめていきます。

① お互いに信頼しあってこそ初めて信頼が成立する
② まずは自分が信頼することから始める
③ 色々なことを取り組んで初めて信頼を得ることができる

今回挙げた5つはあくまで具体例の中で僕が重要だと考えたものであり、その他にも無限に方法はあると思います。

ただ共通していることは、何かひとつやるだけ、短期間だけやるといったことでは信頼はに足る人間だとは思われないということです。

信頼は長い月日をかけて形成されていくものです。だからこそ積み上げた時に大きな武器になるし、人生を豊かにしてくれます。

少しずつでもいいので、今日からできることを始めてみましょう。


読んでいただきありがとうございます!僕の経験がみなさんの生活を少しでも前に進めることができれば最高です!サポートしていただいたことでできた経験はもちろんnoteに投稿します!