育休中の心の友!ありがとう海外ドラマBEST5

出産から育休まで、時間は無いけど時間はあった1年3ヵ月、私は海外ドラマを観続けた。あった時間というのは、子どもが寝静まってからの3時間だ。もっと他の使い道もあったかも知れない、と反省しつつ後悔は全くしていない。

海外ドラマはひたすら面白かった。思えば出産前は、地上波のドラマを週末にTverでガサッと観る生活をしていたなあ。日本のドラマは1本が短い&回数が少ないため、良くも悪くも展開がもの凄く速い。仕事が忙しい自分のライフスタイルにも合っていたのかも知れないと思う。海外ドラマは、じっくり何話もかけて伏線を回収していくものが多い。ルーティンワークが延々と続く育休生活のなかで、海外ドラマは、私と同じように日々を歩んでくれるような、そしてわくわくさせてくれるような、友人のような存在だったのかも知れない。

ということで、大きな声で言いたい。

ありがとう海外ドラマーー!!!

ということで、この感謝と興奮を誰かに共有せずにはいられません!!育休中に私がはまった海外ドラマ、ベスト5をとうとう発表する時がきました。

※Amazon primeとNetflixで視聴してます。※下位から発表されると苛つく性格なので、1位から惜しみなく発表してしまいます。

1位:『ゲーム・オブ・スローンズ』

宿命と戦え!運命を変えろ!ファンタジーな大河ドラマ

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私の堂々の1位は、世の中的にも堂々の1位であろう、『ゲーム・オブ・スローンズ』だ。ファンタジーが苦手という人も、ゾンビが苦手という人も、(共に私ですが)、騙されたと思って観て欲しい。これは壮大なスケールの大河ドラマだ。人類の繰り返される愚かな権力争いの歴史を眺めながら、その中で生まれた家柄に縛られながら宿命的に戦い、決断をし、成長していく登場人物を見守る物語だ。主人公という主人公はいないので、その中にはいくつもいくつもの物語がある。ホワイトウォーカー(いわゆるゾンビ的なやつです)という人類共通の敵と戦うために、登場人物たちが集結していく様子は、なんだかまるでコロナと闘う現代そのものだな〜!と思った。コロナもこれくらい各国が一致団結してればなあ・・・。共通の敵と闘った後の世界にも注目だ。恐ろしいのはやはり人間・・・

とにかく登場人物が多く、把握することに始めは疲れるが、相関図片手に観ているうちに、最終的には自分の親戚より詳しくなる。単純に良い奴悪い奴と片付けられないから、歴史は味わい深いんだなあ。私は、口先でどこまでものし上がっていくティリオンが、とっても好きでした!

全73話あり、観終わった後の達成感は、物凄いですよ。育休中の「達成感」はなかなか得られない要素なので、とっても貴重です。

ゲーム・オブ・スローンズは熱狂しすぎて、過去にもnoteしてました↓


2位: 『ストレンジャー・シングス』

嗚呼、80年代ノスタルジー!SF冒険友情もの万歳!

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83年生まれの私としては、古き良きハリウッド映画への憧れが沢山詰まった、宝箱のようなドラマだった。これ、あれのオマージュよね、という分かりやすいシーンが盛りだくさんです。映画マニアとかじゃなくても、十分盛り上がります。

どこにでもあるような、つまらない田舎町ホーキンス。(・・アメリカのこの感じ、たまらないですよね) 主人公たちは12歳の男の子4人組、そこに謎の超能力を持った女の子エルが現れ、、(・・この時点で、すでに設定がサイコーですよね) 登場人物たちが本当にかわいい、愛おしい、そして成長していく姿が逞しい。ドキドキワクワクって久しぶりだなあ。期待を裏切らない展開で、あっという間に3シーズンを一気見した。シーズン4を待ち侘びてます!

3位: 『THIS IS US/36歳、これから』

家族って色んな形があっていいんだな、と思えるハートフルな群像劇

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主人公たちの36歳の誕生日から始まる、ある家族の群像劇。シーズンごとに1歳ずつ歳をとる。36歳で見始めた私は、まさにドンピシャだったわけです。36歳はドラマの主人公たちになりうるんだ、36歳ってなんて様々で複雑なんだ、さて自分はどうなのだ、ちょっとしみじみします。

殺人も超能力もない、いはゆる「ヒューマンドラマ」だけで、ここまで面白いストーリーが作れるのかと感動する。ところどころ良質なサプライズが散りばめられた、とっても上質なドラマです。映画ではなくドラマだからこそできる、丁寧な演出だと思う。

このドラマはぜひ、これから家族を持つ人にオススメしたい。私も妊娠中に観たが、これを観て初めて「親になる」ことへの実感や喜びが湧きました。シーズン4がprime入りするのを待機中!


4位: 『ベター・コール・ソウル』

生きていく力、働く力について、なぜか考えさせられる悪人たちの話。笑

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あの『ブレイキング・バッド』に出てくる、胡散臭い悪徳弁護士ソウル・グッドマンが、いかにしてソウル・グッドマンになったかというお話。これが、なかなか味わい深い。ジミー(ソウルの本名)いい奴なんだよなあ〜。そして恋人のキムが素晴らしすぎる。

ブレイキング・バッドに登場する強者たちが、どんどん集結していく様も見もの。何が良いって、みんなとっても働き者なんですよ。道は外れてしまった者たちだけど、みんな真面目に(?)働いてる。お金のために、汗を流してる。まさにプロフェッショナル。美しさすら感じてしまう。育休中の私としては、なんか頭が下がる思いでした。笑

ちなみに、本家ブレイキング・バッドも全話みたけど、私は断然ベター・コール・ソウルの方が面白かった!!!こっちには、笑いがあり悲しみがあり学びがある。勢いでロゴTシャツ買った!ユニバーシティ・オブ・サモアのスウェットも欲しいところです。こちらもシーズン6を待機。


5位: 『ロマンスは別冊付録』

一歩踏み出す勇気がわくドラマ。ああ働きたいなぁ。

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韓ドラは『愛の不時着』も『梨泰院クラス』もサイコーだったけど、あえてこの『ロマンスは別冊付録』という、題名が中身の魅力を伝えきれてないラブコメを推したいと思います!

主人公は37歳カン・ダニ。(これまた嬉しい年齢設定。笑) 彼女は広告業界で受賞歴もあるコピーライターだったのだが、出産を機に7年間主婦に。突然夫の不倫で何もかも失い、復職を決意するが、それはそれは茨の道で・・・という重い滑り出しだが、コメディなのでなんとか笑って観てられる。(でもたまに辛すぎて号泣してしまうので注意。)年下イケメンたちからモテるというあたりが、都合よすぎているのだが、まあそこはコメディってことで。いやー、私も今回の休職は1年3ヶ月だけど、なんだか他人事と思えなかった。自分の名前で呼ばれたい、社会に必要とされたい、でも自信がどんどん無くなっていく、社会も自分に辛く当たってくる(ような気がする)、なんか分かりすぎて涙した。いわゆる雑用係からの再就職だが、とても前向きに頑張るカン・ダニを、心の底から応援してしまいます。登場人物は最終的にみんないい人、そこはドラマなのでご安心を。

このドラマは、文字通りロマンスは「付録的」なもので、熱い「お仕事ドラマ」だと思った。出版社で働く人たちの「いい本を作りたい」というピュアな思いが、ほんと素敵だった。ああ、働きたいなと思った。勇気をもらった。私も、負けないぞ!


海外ドラマは続くよどこまでも

こうみると紹介した5本のうち、3本はまだ完結していないんだなあ。海外ドラマって、映画と違って「結末」ってあまり重要じゃない気がする。「過程」を楽しむものというか。そういう意味で、育休生活と凄く親和性が高かったなあーと思う。

仕事が始まったら、勿論こんなペースでは観れなくなってしまうが、引き続き主人公たちを応援し続けたいし、私も励まされたい。育休生活に高揚感を与えてくれた海外ドラマたちに感謝。優良コンテンツは世界を救うと思った。少なくても私は大きく救われた。

さて、本当はベスト10までを発表するつもりだったのに、力尽きました。また機会あらば!

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