シェア
マンデルブロボット
2020年4月30日 17:55
「気をつけろよシオ。そいつには時間の観念がない」忠告するならもっと早くするべきだった。外はすでに白んでいた。「何が“私が世界を壊したの”、だ。自分が破壊のヒロインか何かだと勘違いしてるんじゃないか?昔から自意識過剰なんだ、おま、いや、キミは」「うふふ。だってそうじゃない?」サタさんはそう言いながらテーブルの上を片付け、カップとティーポットを奥へさげた。「たとえサタの言う通りでも