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ビビリな保護犬に懐かれたい #7

ビビリな保護犬に……嫌われたかもしれない。

懐かれたい懐かれたいと連呼していたのに、残念ながら、正反対の方向に踏み出したことをご報告しなければならないようです。


これまでの記事はこちら▼


ドッグトレーナーさんの話

わたしは同席していないのですが、なかなか外に出られない「こうた」についてアドバイスをもらうため、先日ドッグトレーナーさんに来てもらったそうです。

そこで教えてもらったのは、具体的なしつけの仕方、おもちゃを見せるタイミング、警戒されずに首輪を付ける小技など。

その中で、「子犬は社会性を身につける(世界を見せる)ために、本来生後3〜5ヶ月くらいで散歩に連れて行った方がいい」というお話があったらしく。

……こうた、現在1才ちょっと。
(保護犬で誕生日はわからないので、5月5日を誕生日ということにしています。)

これは、いよいよまずい。

本人の意思は尊重したいけれども、このままではこうたが引きこもりになってしまう……!

そこで、第一段階として、こうたにリードを付けてみることにしました。
題して、まずはリードに慣れてもらおう作戦。

実行犯→わたし
幇助犯→母

結果、心と物理の距離を置かれることとなりました。

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変化に敏感な保護犬たち

これは、わたしが見てきた保護犬たちに大体当てはまることですが、彼らは一般的にペットショップで売られている犬たちよりも、感覚が鋭い気がします。

ある保護犬は、雷が本当に苦手でこちらが驚くほどの怖がり方をする。山で保護された犬だったので、何か怖い思いをしたのかもしれません。

なかには、隙あらば逃げ出そうとする子もいます。とにかくよく観察しているし、野生に近い印象があります。


だからなのか、ただの本人の性格なのか。
こうたはリードを付けられた直後、走って逃げようとし、首輪のせいで逃げられないと知るや、その場でうずくまって震え出しました。

そのあと、撫でても震え、お菓子を見せても震え、お手をするのも震え(なぜかお手はした)、ちょっとちびり、また震え……まあとにかく、ずっと震えていました。

一緒に遊んだり、手からおやつを食べたり、距離が縮んだ気がしていたし、少しは信頼関係を築けたと思っていたけど、やっぱり怖いものは怖いんですね。

一進一退の攻防どころか、一歩進んで二歩下がる勢いですが、まずはリードを"怖いものじゃない"と認識してもらうところから始めようと思います。


しばらくは嫌われ役に徹することになりそうですが……なんとか心を強く持って励む所存です。



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