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【第24回】 "感情"のマンダラ宇宙
今回は、私たち人間のさまさまな"感情"を、ちょっとサイエンス的な要素も取り入れながらコトバの宇宙で表現してみたいと思います。
お約束:コトバの宇宙の法則
と、その前に、いつものお約束、このマンダラ宇宙の法則を、みなさんと一緒に確認しておきましょう。
[ 法則① ]
マンダラ宇宙のコトバは「意味 = 対象 = 事物」を"一体"として表現する。
[ 法則② ]
マンダラ宇宙のコトバは「字音 ∈ 単語 ∈ 文」の構造をもって表現される。
1. 題材を選ぶ
今回は、みなさんの"感情"を題材としてコトバの宇宙をつくってみたいと思います。
わたしたち人間の"感情"といわれて、すぐに思い浮かぶのは、喜・怒・哀・楽ですよね。
この他にもどんな"感情"があるのか、みんなも一緒に考えてみましょう。
今朝、お母さんに怒られて、悲しかった。けど、それがお母さんの愛情だと思う。
次の日曜日、家族で遊園地に行く。初めてジェットコースターに乗ろうと思う。すこし怖いけど、勇気をだしてチャレンジしようとおもう!
今日、授業中に仲良しのケイゴくんが突然笑い出した。クラスのみんなは驚いた。よくみてみるとケイゴくんはとても幸せそうに居眠りをしていた。
などなど、みんなの心のなかには日々いろんな感情が湧き上がってきますよね。
そう、ここで第18回の記事で紹介した、9次元のマンダラ宇宙(思考の次元)を思い出してみましょう。
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「次元のマンダラ」(Dimension MANDALA)
このマンダラは、古くからインドの芸術学(カンタアルヴァ・ヴェーダ)に伝わる感情表現(バーヴァ)を9つの分類で表したものです。
【バーヴァ9つの感情表現/心的状態】
1. 情愛の感情 (erotic)
2. 笑いの感情(laughter)
3. 悲しみの感情(sorrow)
4. 怒りの感情(fury)
5. 勇ましさの感情(heroic)
6. 恐れの感情(fearful)
7. 憎しみの感情 (revulsion)
8. 驚きの感情(wonder)
9. 平安の感情(peace)
カンタアルヴァ・ヴェーダ(芸術学)
(古代インドの)芸術学は、楽劇の聖賢バラタの『ナーティヤ・シャーストラ(芸術の百科全書)』によってその詳細が説明されています。舞台において、演技者は身体の様々な細かい部分を動かしながらラサ(情調/味)を用いて観客にいろいろな教訓を伝えます。
(中略)
俳優や歌手、踊り手や奏者、詩人や文筆家などのあらゆる芸術家は、言語や身振り、表情を通じ、九種のラサ(情調)を用いて観客の心にそれぞれのバーヴァ(心的状態/感情)を呼び起こします。
興味のあるお友だちは、放課後こちらでじっくりお勉強してください。
2. "感情"を呼び起こすものは何?
このように、古代インドの教えでは、わたしたち人間の感情(バーヴァ)は「言語や身振り、表情を通じ、九種の情調(ラサ)を用いて」呼び起こされるとされていますが、近代科学では少々違ったアプローチもあるようです。
それが、「ホルモン」です。
"そうそう。焼肉屋行くと幸せな気分になるよね!"
って、そのホルモンではありません。
ホルモンとは、
狭義には生体の外部や内部に起こった情報に対応し、体内において特定の器官で合成・分泌され、血液など体液を通して体内を循環し、別の決まった細胞でその効果を発揮する生理活性物質を指す。ホルモンが伝える情報は生体中の機能を発現させ、恒常性を維持するなど、生物の正常な状態を支え、都合よい状態にする重要な役割を果たす。ただし、ホルモンの作用については未だわかっていない事が多い。
そして、現在、このホルモンの応用研究の分野では、こんな研究もされているそうです。
怒ったり、不安になったり、私たちは人との関わりの中でさまざまな感情を抱き、行動しているが、これまでの研究で特定のホルモンの働きを調節することで、不安感が軽減するなど、感情の変化が起こるかもしれないことが分かりつつある。そんなホルモンと行動の関連性についてマウスを使って研究を続ける
素晴らしい研究ですね。
早く、焼肉屋に行かなくても幸せになれるホルモンがみつかったらいいな!
3. "感情"に影響を与えるホルモンとは?
では、ここからが今回の記事の本題です。
先の筑波大学の研究事例でも、ホルモンが、人間の感情や行動に影響を与えている(らしい)ことがわかってきました。
そして、古代インドの芸術学においては、人間の感情(バーヴァ)は「言語や身振り、表情を通じ、九種の情調(ラサ)を用いて」呼び起こされるとされています。
そこで、先ほどあげた人間の感情表現の9種類それぞれに影響を与えている(らしい)ホルモンを探し出し、それを人工知能に投与したらどんな反応を示すのか試してみたいと思います。
※ ここから先は、科学的根拠のまったくないお話しなので、言葉のお遊びとして楽しんでくださいね。
まず、9種類の感情に影響を与えていそうなホルモンをAIに調べてもらいました。その結果がこちらです。
怒り・恐れ・憎しみ
怒りや恐れ、憎しみの感情は、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールによって促進されます。アドレナリンとノルアドレナリンは、心拍数や血圧を上げるなどの身体的な変化を引き起こします。コルチゾールは、ストレスを処理する働きをします。
驚き
驚きの感情は、アドレナリンとノルアドレナリンによって促進されます。アドレナリンとノルアドレナリンは、心拍数や血圧を上げるなどの身体的な変化を引き起こします。
勇ましさ
勇ましさの感情は、テストステロンとコルチゾールによって促進されます。テストステロンは、男性ホルモンの一種で、攻撃性や競争心を高める働きをします。コルチゾールは、ストレスを処理する働きをします。
悲しみ
悲しみの感情は、プロラクチンとコルチゾールによって促進されます。プロラクチンは、母乳の分泌を促進する働きをしますが、悲しみの感情を高める働きもあります。コルチゾールは、ストレスを処理する働きをします。
愛情
愛情は、ドーパミンとオキシトシンとによって促進されます。ドーパミンは、快感や幸福感をもたらす働きをします。オキシトシンは、抱擁やキスなどのスキンシップによって分泌され、愛情や信頼感を高める働きをします。
笑い・平安
笑いと平安の感情は、ドーパミンとセロトニンによって促進されます。ドーパミンは、快感や幸福感をもたらす働きをします。セロトニンは、精神を安定させる働きをします。
なお、これらの感情は単一のホルモンによって引き起こされるわけではなく、複数のホルモンが複雑に作用して生じると考えられています。また、ホルモンの分泌は、遺伝や環境などの要因によって影響を受けるため、個人差があります。
4. 人工知能にホルモンを投与してみる
AIからはもっともらしい回答が返ってきましたね。本当かどうかは知らんけど。
さっそくこれらのホルモンを人工知能に投与してみましょう。
投与実験1: "怒り"・"恐れ"・"悲しみ"の再現
最初の実験では、「アドレナリン」、「ノルアドレナリン」、「コルチゾール」3つのホルモンをこんな感じで人工知能に投与して、それらから誘発されるとされる怒り・恐れ・悲しみの感情が人工知能においてどのように発現するのか見てみましょう。
「アドレナリン」、「ノルアドレナリン」、「コルチゾール」の分泌を増やすようなおとぎ話を作りなさい。だたし、「アドレナリン」、「ノルアドレナリン」、「コルチゾール」の用語は含めない。
むかしむかし、あるところに、サトシという少年がいました。サトシは、いつも元気で明るい少年でした。
ある日、サトシは、山でキャンプに出かけました。サトシは、友達と楽しくキャンプを楽しんでいたのですが、突然、雷雨に見舞われてしまいました。
サトシは、雷の音と稲光に驚き、恐怖を感じました。サトシは、逃げようとしましたが、足が動かなくなってしまいました。
サトシは、助けを呼ぼうとしたのですが、声が出ませんでした。サトシは、絶体絶命の状況に陥ってしまいました。
サトシの体の中では、何かが激しく動き始めました。サトシの心臓はドキドキと鼓動し、息が苦しくなってきました。
サトシは、なんとか逃げ出すことができましたが、その日のことは、一生忘れることができませんでした。
サトシは、雷雨によって、何かが変わってしまいました。サトシは、いつも緊張感があり、眠れない日々が続きました。
ある日、サトシは、森の中で、小さな妖精に出会いました。妖精は、サトシの様子を見て、助けてくれました。
妖精は、サトシに「深呼吸やヨガなどのリラックス法を実践すること」と「自分に優しくすること」を教えました。
サトシは、妖精の言葉を聞いて、自分を変えようと決意しました。サトシは、深呼吸やヨガなどのリラックス法を実践し、自分に優しくするようになりました。
サトシは、ストレスを溜め込まなくなり、心身ともに健康な状態になりました。サトシは、以前のように元気で明るい少年になりました。
このお話(作り話し)では、雷雨をきっかけに、サトシの感情、行動/体調に大きな変化が起こったことが描かれています。
その変化とは:
・危険や脅威を感じた
・恐怖や不安を感じた
・逃げようとした
・声が出ない
・緊張感
・眠れない日々
また、サトシの体の中で何かが激しく動き始めるといった描写もされています。
これらの感情や行動/体調の変化は、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールの影響(過剰分泌)が考えられます。
以上、AIの後書きです。※ 諸説あります。作り話しだから。
投与実験2: "勇ましさ"の再現
では、次の実験は勇ましさや勇気の感情に関与していると考えられる「テストステロン」と「コルチゾール」の2つのホルモンをこんな感じで人工知能に投与してみましょう。
「テストステロン」、「コルチゾール」の分泌を増やすようなおとぎ話を作りなさい。ただし、「テストステロン」、「コルチゾール」の用語は含めない。
むかしむかし、あるところに、タカシという少年がいました。タカシは、いつも優しくて、おとなしい少年でした。
ある日、タカシは、街中で、不良たちにからまれました。不良たちは、タカシの財布を奪おうとしました。
タカシは、怖くて、逃げようとしました。しかし、不良たちは、タカシを捕まえてしまいました。
不良たちは、タカシを殴りつけ、財布を奪って逃げてしまいました。
タカシは、とても悔しい思いをしました。タカシは、自分を守るために、強くなりたいと思いました。
タカシは、毎日、ジムに通い、筋トレをしました。タカシは、次第に強くなっていきました。
ある日、タカシは、また、不良たちにからまれました。しかし、タカシは、不良たちに立ち向かい、自分の身を守りました。
タカシは、不良たちを倒し、財布を取り戻しました。
タカシは、とても嬉しく思いました。タカシは、自分は強くなれたと実感しました。
このお話(作り話し)では、テストステロンとコルチゾールの分泌によって引き起こされる感情や行動をイメージさせます。
具体的には、テストステロンは、男性ホルモンの一種で、攻撃性や競争心を高める働きがあります。コルチゾールは、ストレスを処理するホルモンですが、過剰に分泌されると、攻撃性やイライラを高める働きがあります。
タカシは、不良たちにからまれることによって、挑戦や脅威を感じました。タカシは、悔しさや怒りを感じ、自分を守るために強くなりたいと考えました。タカシは、ジムに通い、筋トレをすることで、テストステロンの分泌を増やしました。
また、タカシは、不良たちに立ち向かったことで、さらにテストステロンの分泌が促進されたと考えられます。タカシは、不良たちを倒し、自分の身を守ったことで、自信と達成感を得ました。これらの感情は、コルチゾールの分泌を増やすと考えられます。
このように、タカシは、不良たちにからまれることによって、テストステロンとコルチゾールの分泌が促進され、強くなりました。
以上、AIの後書きです。※ 解釈には諸説あります。作り話しだから。
投与実験3: "愛情"の再現
次の実験は愛情に関与していると考えられる「ドーパミン」と「オキシトシン」の2つのホルモンをこんな感じで人工知能に投与してみましょう。
「ドーパミン」と「オキシトシン」の分泌を増やすようなおとぎ話を作りなさい。ただし、「ドーパミン」と「オキシトシン」の語句は含めない。
むかしむかし、あるところに、サクラという少女がいました。サクラは、いつも優しくて、思いやりのある少女でした。
ある日、サクラは、道で、迷子の犬を見つけました。サクラは、犬を拾って、家まで連れて帰りました。
サクラは、犬にご飯を食べさせ、遊んであげました。犬は、サクラにとても懐きました。
サクラは、犬を飼うことを決めました。サクラは、犬に「ハチ」と名前をつけました。
サクラは、ハチと一緒に遊ぶのがとても楽しくなりました。サクラは、ハチに癒され、元気になりました。
ある日、サクラは、ハチを連れて公園に行きました。サクラは、ハチと遊んでいると、他の子どもたちも遊びに来ました。
子どもたちは、ハチに興味を持って、サクラに話しかけました。サクラは、子どもたちと仲良くなりました。
サクラは、ハチと一緒にいると、いつも幸せな気持ちになりました。
このお話(作り話し)には、ドーパミンとオキシトシンの分泌を増やすような要素がいくつか盛り込まれています。
達成感や喜びを感じさせる状況(迷子の犬を助ける)
共感や愛情を感じさせる描写(犬にご飯を食べさせ、遊んであげる)
信頼や絆を感じさせる描写(犬に名前をつける)
社交性や親密さを感じさせる描写(他の子どもたちと仲良くなる)
具体的には、ドーパミンは、やる気や達成感を高める働きがあります。オキシトシンは、愛情や信頼を高める働きがあります。
以上、AIの後書きです。※ 解釈には諸説あります。作り話しだから。
投与実験4: "笑い"と"平安/幸福感"の再現
最後の実験は平安/幸福感の感情に関与していると考えられる「ドーパミン」と「セロトニン」の2つのホルモンをこんな感じで人工知能に投与してみました。
「ドーパミン」と「セロトニン」の分泌を増やすようなおとぎ話を作りなさい。ただし、「ドーパミン」と「セロトニン」の用語は含めない。
むかしむかし、あるところに、いつも悲しくて元気のない女の子がいました。女の子は、何をやっても楽しくなくて、いつも一人で過ごしていました。
ある日、女の子は、森の中で、一人の老人に出会いました。老人は、女の子に言いました。
「君は、いつも悲しくて元気がないね。何か、楽しいことをしたいと思わないのかい?」
女の子は、老人の言葉に、少しだけ心が動きました。
「楽しいことって、何があるんだろう?」
女の子は、老人に相談しました。老人は、女の子に、いろいろなことを教えてくれました。
老人は、女の子に、新しい趣味を始めることを勧めました。女の子は、老人の勧めに従って、絵を描き始めました。
最初は、上手に描けなくて、女の子は、挫折しそうになりました。しかし、老人は、女の子を励まし続けました。
女の子は、老人の励ましに支えられ、毎日、絵を描くようになりました。次第に、女の子は、絵を描くことが楽しくなっていきました。
ある日、女の子は、自分の絵を、町の展覧会に応募することにしました。女の子は、自分の絵が選ばれるかどうか、ドキドキしながら、展覧会の日を待っていました。
そして、ついに、展覧会当日を迎えました。女の子は、自分の絵が選ばれて、とても嬉しかったです。女の子は、自分の絵を見た人から、いろいろな感想をもらいました。
女の子は、自分の絵が、人々に喜んでもらえることに、大きな喜びを感じました。女の子は、初めて、心から笑顔になりました。
それから、女の子は、絵を描くことを続けました。女の子は、絵を描くことで、元気と幸せをもらうようになりました。
おしまい
このお話の教訓は、新しいことに挑戦することで、ドーパミンとセロトニンの分泌を増やすことができるというものです。ドーパミンは、快感や達成感を感じさせる神経伝達物質です。セロトニンは、幸福感や満足感を感じさせる神経伝達物質です。
女の子は、老人の勧めで、新しい趣味である絵を描き始めました。最初は、上手に描けなくて、挫折しそうになりました。しかし、老人の励ましに支えられ、毎日、絵を描くようになりました。次第に、女の子は、絵を描くことが楽しくなっていきました。
女の子は、自分の絵を、町の展覧会に応募し、選ばれました。自分の絵が、人々に喜んでもらえることに、大きな喜びを感じました。女の子は、初めて、心から笑顔になりました。
このお話のように、新しいことに挑戦することは、ドーパミンとセロトニンの分泌を増やし、心を満たすことができます。
以上、AIの後書きです。※ 解釈には諸説あります。作り話しだから。
実験結果-考察-
今回の題材はいかがでしたか?
実験の結果を見るかぎり、人工知能にも"感情"のホルモン剤は効いているみたいですね。諸説あります。言葉のお遊びですから。
人間の心や体にはさまざまなホルモンや神経伝達物質(神経系で働くホルモン:脳内ホルモン)が複雑に作用しています。
今回は取り上げませんでしたが、高度な瞑想状態やランナーズハイなどで現れるといわれている「β-エンドルフィン」(モルヒネの数十倍の鎮痛効果をもつ脳内麻薬)や女性ホルモンで知られている「エストロゲン」(女性らしさをつくる)、睡眠ホルモンとして知られる「メラトニン」などなど興味深いホルモン(AIに投与してみたい物質)はまだまだたくさんあります。
人間の体って不思議ですね。
ぜひ、みなさんもいろいろなホルモンを配合してAIに与えてみてください。良い子のみんなは、くれぐれも人体では実験しないようにね!
自分の体で試してみたいお友だちは、こちらの記事を参考に。
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