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1_「伸びる子」と「伸びない子」

ナビたろうの「学習相談室」にアクセス頂き、有難うございます。
心より、御礼申し上げます。

本日から数回(約10回程度を予定)、学習に関する「あるテーマ」を中心にnoteを更新させて頂きます。

冒頭に、「ある人物」のエピソードを紹介します。


このエピソードを読み、少しでも興味を持って頂けたならば、ぜひnoteをお読みください。きっとあなたの人生をプラスの方向に変える何かをご提供できるはずです。


「リオネル・メッシ」のストーリー

その人物とは、リオネル・メッシ、です。
名前を聞いたことがある人もいれば、ない人もいると思います。簡単に紹介していきます。

「リオネル・メッシ」はアルゼンチン出身のサッカー選手です。

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今年(2021年)、長年所属していた「バルセロナ(スペイン)」から「パリ・サンジェルマン(フランス)」に移籍し、大きな話題になりました。
メッシは名実ともに「世界で最も偉大なサッカー選手」です。サッカーをやらない、見ない、興味がない人でもメッシの名前は聞いたことがあります。サッカーの歴史上、最も「傑出」した選手だとも評されています。何を隠そう、私もメッシが大好きです。

ところで、現在でこそ「世界で最も偉大なサッカー選手」になったメッシですが、メッシの過去のエピソードはそれほど多くの人には知られていません。メッシは9歳のころ「成長ホルモン分泌不全性低身長症」という病気だと診断されました。成長ホルモン分泌不全性低身長症は、本来は体内で生成、分泌される成長ホルモンの分泌量が少なく、成長率が低く低身長になる病気です。現在のメッシも、決して大柄な選手ではありません。しかし、過去のメッシの写真を見ると「とてもか細い選手」であることが分かります。


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サッカーは激しいフィジカルコンタクトを伴うスポーツです。

「身体が小さいこと」や「筋肉が少ないこと」が大きなビハインドを伴います。普通の子どもであれば、そのような難病診断を受けたとしたら、サッカー選手になることはもちろん、サッカーというスポーツを続けることさえ「諦める」はずです。

しかし、ご存じの通り、メッシは「サッカーを辞める」道を選びませんでした。そして、世界で最も偉大なサッカー選手になりました。

なぜ、メッシはそのような難病を抱えながら、世界で最も偉大なサッカー選手になることができたのでしょうか。

そこには、家族やサッカークラブのサポートなど、様々な要因があります。

しかし、メッシが偉大なサッカープレイヤーになることができた最大の理由、それは「メッシ自身がサッカー選手になるという夢」を決して諦めなかったことです。

サッカー選手になるという夢を実現するための最大限の努力や工夫を重ねたからこそ、メッシは「ビハインド」を乗り越え、過去のサッカー選手が誰も到達したことがない境地に達しました。

メッシには「他の選手よりも圧倒的に優れた部分」があります。

それは「テクニック(技術)」です。メッシの魔法のようなドリブルで、屈強なディフェンダーを次々とかわし、信じられないほど美しいゴールを決めます。メッシよりもはるかに「大きな選手(身体的に優れた選手)」も、メッシを止めることはできません。メッシには「身体的な強さ」でつぶされない、絶対的な「技術」があります。

では、この「技術」はどのようにして磨かれたのでしょうか。

それは「メッシの努力」のひとことに尽きます。これは、私の想像ですが、9歳のころ「身体が成長しない病気」という診断を受けたメッシは、その現実(病気)を変えられないものとして受け入れた後に、こう考えたに違いありません。


『じゃあ、どうしたらサッカー選手になれる?』


メッシの答えは、自分よりも身体的に優れた人間につぶされないための「技術」を磨くことでした。身体が小さいからこそ、活かせる「技術」に努力のポイントをフォーカスしたのです。自分が劣っている部分で戦うことをせずに、自分が「強い部分」を徹底的に伸ばすようにしたわけです。


繰り返しになりますが、そしてメッシは「世界で最も偉大なサッカー選手」になりました。


「伸びる子」と「伸びない子」の違い


私は「まなびナビ」という学習サービスを運営しています。
サービスの対象は「小中高生」がメインです。学習相談を含めると、年間100件以上の「学習相談」を受けています。
家庭が抱える学習の悩みはそれぞれですが、子どもの能力を上げたい、という点では共通しています。能力の代表的な例が「学力」でしょう。

特に多いのが「受験」に関する相談です。

少子化の影響で「子どもの数」は減少していますが、受験競争は「過熱」しています。特に「中学受験」や「小学校・幼稚園受験」など、受験競争の低年齢化が進んでいます。私も約10年の間、そのような「受験業界」で働いてきました。先の見通せない時代、ご両親が願うのは「少しでも安定した未来」を子どもに与えることです。「良い学校」に入ることは、人生を安定させる大きな要素です。

しかし、いくら「お金(教育代)」をかけたとしても、世の中には「伸びる子」と「(そんなに)伸びない子」がいます。学習塾は「誰でも伸びますよ」と言うかもしれませんが、現実は、そんなことはありえません。実際、学校の中で「見放されてしまう子」がいるように、塾の中でも「合格実績に繋がらない子」は見放されています。そのような子は、劣等生(問題児)という「レッテル」が貼られ、放置されます。これが「塾」の現実です。

私が運営する「まなびナビ」というサービスは「月額3,000円で利用できるオンライン学習サポート」を提供しています。詳細はぜひホームページなど、アクセス頂ければと思います。


学力や偏差値などの評価軸ではなく、各お子様にとっての「最適な学習サポート」を提供させて頂いております。「偏差値の差」など、社会に出たら誰も気にしません。しかし、勉強が「嫌い」になり、自分に自信を失ってしまえば、それは社会に出た後も一生残り続けます。勉強や学習に前向きな姿勢を維持し続けることが何よりも大事だと私は思います。おかげ様でサービス開始以来、会員数が増加しています。

少し宣伝を挟んでしましましたが、話を本題に戻します。


そうです、「伸びる子と伸びない子」の違いは何か、という点です。

私の答えはシンプルです。
それは、自分の「弱み」と「強み」を知っているか、ということです。

自分の「弱み」と「強み」を知っている子は、間違いなく伸びます。なぜなら、「弱み」を克服し、「強み」を伸ばすための「努力」をするからです。分かりやすく言えば、自分自身を知っている子は、伸びるのです。

一方、伸びない子は「自分を知りません」。
もしくは、自分から見た「自己像」を他人から見た「客観像」がものすごく乖離している子です。例えば、その子が「私は〇〇が得意です」と言っても、実際は「それほど得意ではない」ことがあります。そのような「自己像の歪み」はなかなか修正するのが困難です。大人でも、その修正は困難です。しかし、間違った自己像を持っていると、間違った努力をし続けてしまうのも、また事実です。どこかで修正が必要です。

伸びる子は「目標が明確」です。
なぜなら「自分」を知っているからです。就職活動で「自己分析」をさせられるのも、どれだけ自分を知っているかが、その後「会社で戦力」になるかに繋がるからです。自分を知り、目標が明確な人は、会社に対しても「プラス」の効果を与えることができます。

一方、伸びない子は「目標があいまい」です。
なぜなら「自分」を知らないからです。自分がどのような「目標」に向かい、どのような「努力」をしなければいけないか、分かっていません。

伸びる子と伸びない子の違い。
それは「自分を知っているかどうか」なのです。


「自分」を知る=自分の「弱み」を知る


では、どうすれば「自分を知る」ことができるのか。
その答えは、まさに「メッシ」が教えてくれます。冒頭に紹介したメッシのストーリーは、自分を知り、成功をおさめた人間のストーリーです。

メッシは「病気」をきっかけに、自分がサッカー選手として生きる道を見つけました。自分の病気(弱み)が分かったからこそ、自分の強みが明るみになったのです。

勉強においても、同様です。
自分の「弱み」が分からなければ「強み」も分からないのです。


これが、このnoteの記事を通してみなさんに伝えたい「最大のメッセージ」であり、深堀りたい「テーマ」です。


次に、自分の「弱み」を知るとはどうゆうことなのか、書いていきます。
(2回目に続く)


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