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(15)通勤時間が爆長くなったので毎日本を一冊ずつ読むことにした

 通勤時間を利用した読書の記録です。(少し)お久しぶりです。相変わらず本を読んではいるんだけど、switchでできるスーファミの復刻版の「パネルでポン」にハマりまくっていて、書く時間があんまりありません。人生は有限。

71. アヘン王国潜入記

 kindleのセールで安くなっていたので購入。高野秀行氏の本はどれも間違いない。(一番好きなのは『謎の独立国家ソマリランド』かな。)

 まだミャンマーがビルマと呼ばれていた頃の話。アヘンを作って生計を立てている人々と会いたい!と強い情熱と行動力で移動しまくる。政治の話まできっちり書かれているのが面白い。日本人だとバレるとまずいから言うな!と言われていたのに、村の人に何度日本人ですと言っても「日本」をそも理解してもらえないというくだりに笑ってしまった。あとやっぱり、この人は酒のシーンが面白い。安いというのがフックになって購入したけれどやはり納得のいい本です。

72. 入門 犯罪心理学

 困った時の犯罪心理学(?)。よく「心理学」と名前のつく怪し〜い差別標榜本が世には出回っているけれど、これはちゃんとした「心理学」。加藤智大、宅間守については69冊目に読んだ『無差別殺人の精神分析』以来。ちょっと久しぶりだね〜!って感じだった。こちらの方がドラマチックに事件の様子が書かれていてしんどかった……。あと宅間守の話を調べていると必ずネコへの虐殺の話が出てくるから本当に無理。

73. ネコにウケる飼い方

 図書館で借りた。いわゆる「ネコちゃんとず〜っと一緒!LOVEネコ!」みたいな本ってノリが合わないと読むのがつらくてあんまり読めないんだけど、これは「ネコにウケるとは!?」と思って借りた。中身は普通にネコの飼育の方法についての指南です。(ネコウケについて定義して欲しかった気持ちがなくはない)途中で差し込まれるネコちゃんの写真が可愛くて、会社に向かう途中なのにすぐ帰りたくなった。

74. 遺体: 震災、津波の果てに

 これも図書館で借りた。この人の本は以前通勤時間を利用して読んでいて、その時は「ジェンダー観が終わっとる」みたいな印象だったんだけど、これはあんまり感じなかった。おそらくインタビューを元に起こしている文章で、インタビュイーがみんなおじさんばっかりっぽかったから違和感が少なかったのかも。まぁそういう本だから仕方ないんだけど、泣かせようと思って書いてるだろ、ここ?みたいな書き方がちょこちょこ見られて、自分の身体がこの本という概念から遠ざかっていくような気がした。災害ポルノ感が否めない。地震発生当日や翌日に出た遺体よりも、数日経った方が(水死体なども含まれてくるから)状態が悪いっていうのは、なるほどなー。と思った。あと葬儀屋の事情とか、確かに大変だよな……。読めて良かったです。

75. かくれキリシタン: 長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅

 『沈黙』を読んだあとに偶然図書館で見つけた。かくれキリシタンたちがいる・いた地域の写真集。「この信仰は人に言うべきものではない」という認識が住民たちにあることに対して少し驚いた。長崎といえば小学生の時に日本地図を覚える際に「やたらと小さい島があるところ」という認識をしていたけど、計画移住をしたことによって無人島になっているような島もあるというのは全然知らなかった。行ってみたいな〜。もう少し落ち着いたらね。

 というわけでこれからもガンガン読んでいくぞう。オススメの本があればぜひ教えてください。

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