記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

(40) 通勤時間が爆長くなったので毎日本を一冊ずつ読むことにした

 通勤時間を利用した読書記録です。Kindle Unlimitedが2ヶ月99円セールをやってるぞ。みんな登録しようぜ!

244. ルポ 医療犯罪

 図書館で借りた。以前読んだ『ルポ 医療事故』の続編。医療犯罪とタイトルがついているが、医師が恣意的に起こした犯罪だけが扱われている訳ではない。といいつつ、読んでいて一番びっくりしたのは冒頭の山本病院事件かな……。Wikipediaから引用すると、こんな感じ。(感想書く前に本を返却しちゃったのが悔やまれる)

山本病院事件(やまもとびょういんじけん)とは、奈良県大和郡山市の「医療法人雄山会 山本病院」で、次のようなことが行われていたとされる事件。

診療報酬を稼ぐために不要な治療や検査を繰り返し、診療報酬の不正請求を繰り返していた。
患者らを騙し、不要な手術を行うことを承諾させて手術代を騙し取り、さらに不適切な手術と処置により患者を死亡させた。

 この「診療報酬を稼ぐために不要な治療や検査を繰り返す」っていうところだけでもヤバいわと思うんだけど、これが近隣の都道府県から生活保護受給者ばかり受け入れてやっていたというから、げに恐ろしや。わたしは母が生活保護を受けているんだけど、いくら虐待をしてきたり自分にひどい扱いしてきたりした母親でも、こういう関係ないところで人権を軽視されたとしたら、それは苦しいなと思った。
 あと、ひえーと思ったのは、銀座眼科事件。これはレーシック手術をしている眼科で医者が細菌感染防止の洗浄をしていなくて、70人が集団感染したっていうやつ。最後の方だったか、「人格的にこいつはどうなんだ? と思うような医者はやめておいたほうがいい」みたいなことが書いてあって、確かに……。でもそれでいいのか? 人格がある程度破綻してても成り立つのが専門家だと思うのだが……。とも思った。

245. 吃音 伝えられないもどかしさ

 図書館で借りた。吃音の専門医の本はこの前読んだので、当事者の本を読もうと思ったのだ。テレビに出演することで結果的に重たい吃音を大幅に回復させることができた成人当事者の体験談。途中でこの前本を読んだ専門医が出てきて、おお!ちゃんと同じ世界で生きているな。みたいなことを考えた。
 そういえば、大学時代にいた大天才の同級生は吃音があったけど、あいつはこういうことで悩んだりしていたんだろうか。とも思った。いや、そもそも違う部分でコミュニケーションに難を抱えていそうではあるが。

246. 新版 死の川とたたかう

 前に四大公害病の本を読んだときに、イタイイタイ病は主婦が罹ることが多かったため、問題が大きくなりにくく、対処するのが遅れた みたいなことが書かれていて衝撃を受けたので、ちゃんと知りたいと思って、図書館で借りた。イタイイタイ病の存在を地元の開業医(荻野昇)から知らされた富山新聞の記者が書いた本。
 すごく昔の本(1973年)だからそりゃそうなんだけど、やっぱりジェンダー観はものすっごく昭和って感じ……! たとえば、荻野昇医師がイタイイタイ病の存在を世間に広めようとすると、「この土地にくる嫁もこなくなるからやめろ」とか「まるで嫁をこき使ってる悪い地域みたいだからやめろ」みたいなことを言う住民がいたとか……。 もうイタイイタイ病だからとかじゃなくて、それを言ってる土地って時点で嫁には行きたくないよね。あと「女の役目は子どもを産むこと」みたいな記述もどこかにあって、これが50年前の価値観かぁ〜と思った。

247. 幻の韓国被差別民:「白丁」を探して

 Kindleで買った。『被差別の食卓』の上原善広氏の本。韓国ではもうすでに「いない」とされている白丁の人たちを探して、韓国中を飛び回るドキュメンタリー。韓国の歴史上、頻繁な引っ越しがあったため、白丁村と呼ばれていた地域は今はもうほとんど見えなくなってきている ということや、多くの若者が被差別民であることよりも金持ちであることが大事だという価値観を内包していることなど、韓国カルチャーの根っこの部分に少し触れたような気がしてものすごく勉強になった。この人の本は面白いのでまた他にあれば読みたい。清美さんとのキスシーンは、思わず「キャ〜!」と言いそうになった。

248. 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

 Kindle Unlimitedで読んだ。(二ヶ月99円につられて契約した。)いつもの遭難本を書いている人の本だ。日本で起きた山岳遭難事故のうち、有名なものを10個挙げて再検証している本。詳しく調べようと思ってネット検索すると遺体の写真とかが出てきて、おお!! そういう感じのジャンルか!!(有名な事件・事故で、いまだに遺体の写真を検索すれば一発でそれが出てくる みたいなの、ありますよね。)と思った。どうして発生したかよく分かっていない事故なども取り上げられていて、こえーと思った。

249. クマ撃ちの女 1巻

 Kindle Unlimitedより。クマを撃ちたくて撃ちたくてたまらない女 チアキさんと、その女に密着取材するライターの話。レバーを食べさせてくれなかったチアキさんが話の終わりで食べさせてくれるって流れで「あーね」(仲間になったのね)と思った。チアキさんの特徴ある喋り方、きっと本人に似てるんだろうな。

250. きみにかわれるまえに

 Kindle Unlimitedより。カレー沢薫先生の名作と呼ばれるペット本。少し読んで、涙が止まらなくなって読めなくなった。カレー沢薫先生の天才さが怖い。

251. ポプテピピック SEASON FIVE

 新しく出てたの忘れてた。相変わらず可愛くて面白くてウケますが、トランスジェンダーを笑うやつだけはあかんよと思った。いや、フェミ(というかヒステリーの中年女性?)を笑うみたいなネタもあるから、それも気にしろよって言われるかもしれないけど、ちょっとそれの話は今はしてないから脇に置かせてくれ。トランスジェンダーを笑うネタは単純にギャグとして面白くなかったよ、ぶくぶ先生。

252. 学び効率が最大化するインプット大全

 図書館で借りた。『ストレスフリー大全』が面白かったので、同じ著者の本を。本の読み方とかスマホの使い方とか講演会の聞き方とか、たしかに「インプット」の話だわーと思って読んでたんだけど、途中から本人の有料コミュニティにぜひ参加しよう!みたいな広告がちょいちょい入り始めてウケた。本当に使えるものも多いから、広告が出てくると唐突すぎて笑ってしまう。例えば、インプットするときに先にアウトプットを前提にするっていうのは本当に使える。わたしは通勤電車で本を読みながら「うわウケる、ここは絶対noteに書くわ」とか思いながら読んでるからか、もう2020年の5月から250冊読んでるけど、タイトルとか書影を見せてもらえれば一言くらいはその本の感想を思い出せるようにインプットできてるはず。
 あと、自分の興味分野を手短に説明できるようになっているとgood、アンテナ張れるみたいな記述があったと思うんだけど、それも確かにそう。わたしは即「殺人、自殺、虐待……」と思いました。お陰様で図書館に行っても本屋に行っても殺人と自殺と虐待の本ばかり目につく人生です。「インプットバカ」と上司にあだ名をつけられたことがあったけど、わたしは確かにインプットはそれなりに頑張っているんだなと思える読書だった。
 あ、「ここ1週間でスマホで見たニュースや情報を書き出してください」と1分間与えて、「3つしか書けていません。これは全然インプットできてないことになります。スマホタイムの97%は無駄な時間なのです」みたいなレトリックは、ちょっと違くね?と思った。 1週間で得た情報を書き下すのに1分間は少なすぎるだろ。

253-254. 沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(1),(2)

 Kindle Unlimitedで1巻無料だったので読んだ。ら、超面白くて、思わず2巻も買ってしまった。本土から沖縄に移住してきた主人公と、その周りのクラスメイトたちが織りなすうちなんちゅラブコメ。なんでこの話のヒロイン・喜屋武さんはこんなに沖縄方言が強いんだろう!? おばあちゃんの影響とはいえ、すごくないか!?(笑)と思わなくもないが、まぁまぁ、ラブコメですから。読者のみんなそう思うと思うんだけど、比嘉さんちょっと可愛すぎませんかね。
 全然関係ないんだけど、沖縄といえば、りゅうちぇるさんのこの動画観てめちゃ笑い、そして、本当に美しいお顔立ちだわ…… と思った。顔が小さすぎて、メガネがでかくなっちゃってるのがすごい。


この記事が参加している募集

サポートありがとうございます。読書をするのに使わせていただいています。