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(14)通勤時間が爆長くなったので毎日本を一冊ずつ読むことにした

 通勤時間を利用して読んだ本の記録です。ついに70冊突入!! 5月の終わり頃から3ヶ月間、本当によく読んだと思う。これからもゆる〜くやっていきたい。今回はこれまでの感想もちょろっと書いておく。

3ヶ月間の感想

 3ヶ月やってみて、「意外と余裕でできるな」というのが一番の感想。始める時には「本を一日で読み切り続けるなんてできるかな……」って思っていたけど、今までちびちび読んでいたから気づかなかっただけで、そもそも一冊の本を読むのにかけている時間はそのくらいだった。電車に1日3時間〜4時間乗っているわけで、それくらいあれば漫画とかだと4〜5巻は余裕で読めることが分かった。あと、「あーこれつまらんな」と思った本は思い切ってやめて、全然違う本を読むのが良いと思った。(あまりにもちょっとしか読んでいない本はこの感想欄に入れてないので、この期間で手に取った本は80冊は超えてると思う。)

●よかった点
 ・生活にメリハリが出た。
  「今日は何を読もうかな」「来週は何を読もうかな」と自然に考えるようになった。本を探したいので、余計に人と会う予定を入れなくなった。居酒屋に行きづらい今のご時世ということもあろうが、どうでもいい飲み会を減らしたいとぼんやり思っていたところだったのでちょうどよかった。
 ・人への近況報告のネタに事欠かなくなった。結構「一日一冊本を読んでます」と人に言うと驚かれる。ただ「何が面白かった?」と人に言われて、全然読書の趣味が合わないだろうなーって感じの人に話すのが難しい。(それはまた別の問題)
 ・「電車内の不快感」がほんとーーに減った。
  足を広げて座っている男性とか、足をパタパタさせている子どもを見たりするだけで気が散ってイライラしてくる時があるんだけど、読書していればそこに意識が行かないのでほんとーーに楽。いまだにすれ違った人の服の色が目に焼き付いて気持ち悪くなることとかもあるけどね。

●悪かった点?
・紙の本の処分がだるい。
 いつかまとめて古本屋に売るか、誰かにあげます。

 そんなわけで、70冊目以降の感想を書きます。

70. 発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47

 これはいい本でしたねぇ。kindeのおすすめに出てきて買ったのだと思う。「わたしは発達障害のグレーゾーンにも入っていないけど、まぁ後学のためにな〜」 と思って買ったのだけど、感覚過敏について書かれていて勉強になった! 仕事中につけられるイヤーマフが超欲しくなった。 あと、わたしが実家から出てくるときに作った生活様式が、このガイド中にある生活様式と結構似通っている部分が多くて、「すでにわたしライフハックしている!」と思ってびっくりした。思えば、実家は「捨てられない」家だったんだよね。ゴミとほぼゴミ、ゴミでないものが全て床に落ちているひどい状況だったし、ゴミの一時保管用のスペースが天井近くまで埋まるほど常にゴミと同居していた。そこからどうにか脱却したい!と思って、極力「ゴミが捨てられる」「ゴミが発生しない」そして「必要なものが必要としたときになるべく少ない工数で確認できる」オペレーションにしようと思ったのだった。だから家にはタンスがないし、靴下は全部同じメーカーの同じ柄のものを選んでいる(テキトーにとっても間違える心配がない)んだけど、そういうやり方って発達障害のサバイバル的な観点から言っても有用なのだなと思った。ていうか、ただ合理的なだけだとも思うんだけど。

 一つ「あー」と思ったのは、想定されている読者が男性っぽいこと。スーツの話とか別にどうでもいいですし、パスタも二人前は食べないです。

71. 日本の無国籍者

 ねほりんぱほりんだったかな? 戸籍のない人の特集を昔どこかでやっていて気になっていたテーマだったので、読んでみた。女性の再婚禁止期間のせいでそうなっている人が多いっていうの、なるほどヘテロだね〜!と思いました。 最近ヘテロの話になるとすぐその話題からログアウトしてしまう。

72. セルフケアの道具箱

 kindleのオススメ本に出てきた。「道具箱」だから、ライフハック集的なやつかな?と思って読んだら、かなりガチの、カウンセリングの方法を援用した内省の方法論の本だった。自分を助けるための方法がかなり論理立てて書かれていて、ワークもたくさんあり、それがこの値段で買えるのすごいかも と思った。『いやな気分よさようなら』がこの類型の本だとトップクラスだと思うけど、鬱病の人がこんな辞書みたいな本読めるわけないだろうと鬱病でなくても分かるので、このくらいの平易な文章の絵が多い本でそういうのがあるのはいいかもしれない。(でもこの内容は抗うつがピークにひどい時は読めないかもなー、とも思ったけど)

 超どうでもいいんだけど、この本をはじめて読んだ朝、前半『私はすでに死んでいる――ゆがんだ<自己>を生みだす脳』のサンプル部分を読んでたので、読める時間が結構少なかったんですね。で、最初から読みながらワークもやっていくわけだけど、「ストレッサーについて書き出す」というところがあり、もうめっちゃくっちゃストレッサーを見つけて、書き出して。あーー止まらん!!となったところで職場の最寄駅についてしまった。本はそこからマインドフルネスの話(ストレッサーに対して、いい・悪いをつけずに、受け止めるようにしましょ〜みたいなワーク)になっていくんだけど、時間の関係でストレッサーを爆意識するところまでで止まってしまったので、「このクソが!!」みたいな気持ちになっており、午前中の仕事のノリがとても悪かった(笑) こういう本は読むタイミングに気をつけなきゃなと思った。

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