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今年こそ中国語:日台ハーフをアメリカで育てる私の場合


なぜ中国語か

わたしには、アメリカ生まれの日本と台湾のハーフの子供がいる。本人に、自分のナショナリティは?と聞くと、小さいときは日本人と即答。今は、日本人でアメリカ人という。お?台湾は??

その背景には、まさに母子密着24時間だった幼児時代に、とにかく私がずっと日本語で話しかけていたことがある。こんなポワポワした生き物が、言葉を習得できるのかいな?と、初めての育児で、人間を育てることに必死だったので、とにかく話し続けたのだ。日本語で。本もたくさん読んだ。なんだったら、般若心経も唱えていた。リズムが良いので、寝かしつけの時に役立った。

一方、夫は帰宅が遅く、子供と過ごした時間が圧倒的に少なかったということと、何より彼は、無口なのだ。。。意味のない会話をすることが、とにかく苦手な彼にとって、言葉のわからぬ相手にただ話し続ける作業は、無理だったようだ。

赤ちゃん時代なんて、なんでもいいから音のシャワーを浴びせればよいと思ってた私と、まったく真逆のアプローチをした結果。子供は、保育園に上がるまでは、日本語が第一言語となっていた。

本当は、夫にもっと中国語で育児に参加してほしかったのだが、、。お願いするたびに険悪な空気になったので、しぶしぶあきらめた経緯がある。(この時の葛藤を話すと止まらないので、またいつか)

そして、子供のアイデンティティ形成において、台湾の影が薄くなったというわけだ。

11歳になったわが子。今も私とは、日本語で話していて、夫とは英語で話している。私が、中国語も勉強しようとプレッシャーをかけ続けた結果、すっかり中国語が嫌いになってしまった。。。中国語は、私も何度か習得しようと試みては、その発音の難しさに挫折したことがあるので、子供の気持ちは理解できるのだが、、台湾の祖父母や親せきと話せるようになってほしいという願いは、捨てきれないのだ。特に、アメリカで究極の核家族で育つわが子には、私たち夫婦以外にも貴方を愛する家族がいるということを、しっかり実感してほしい。結構切実なのだ。

だから、二度挫折している中国語。今年は、私がまた挑戦する。

人を動かすには、まず自分から

わが子は頑固なので、自分の気持ちが乗らないことは絶対にやらない。親が言ったから、しぶしぶやる ということは、まずない。小さいときは、しぶしぶやってくれたが、結局すごい抵抗にあい、やめた。テコンドーも、空手も、水泳も、日本語学校も、、、。

北風と太陽ならば、間違いなく太陽のやり方で、動くタイプなのだ。中国語学校に放り込んでなんとかなるのは、北風タイプ。わが子は、周りが中国語やってるから一緒にやろうっかなという、太陽タイプ。しかも、すごく自分に影響のある人じゃないと、心に響かないタイプなのだ。頑固ですのでね。

というわけで、私がやることにした。人を動かしたければ、まず自分からという戦法だ。

私もじつは中国語がひっかかってた

アメリカにいると、通りすがりの人と「Hi!」とあいさつする。それが、陽気な人だと、「ニーハオ!」と来ることもある。
そんな時は、私は「ニーハオ」と返す。すると、時々さらに突っ込まれることがある。「中国語はなせるかい?」とか、「このパッケージになんて書いてあるの?」とかとか。そのたびに、「すまぬ。しゃべれぬ。。」と言うとき、悲しいのだ。

(容姿で、国籍を判断されるのは、もうしょうがないと思っている。私も、イタリア人とフランス人の判別は容姿だけではわからない。ヨーロッパ系の人の国籍の判断は、まったくわからない。)

そんな時、ぺらぺらっと喋れたらと思う。特に台湾人を夫に持つものとして、もう少し周囲の期待に応えれたらと思ってしまうのだ。


だって、夫ともっと話してみたいんだもん

さて、無口な夫に話は戻るが、夫婦での会話は英語でしている。夫は、結婚前に、少し日本語を勉強してくれていて、簡単な日本語は理解できる。それをいいことに、最近は夫にも日本語で話しかけることが多くなった。無口な夫なので、笑顔でうなづいてくれている。(多分聞いてない)

だけど、このままでは不公平でないかと思うのだ。ただでさえ年を重ねると、母国語が強くなると聞くので(在米の長い人も、年を重ねるとどんどん英語を忘れていくと聞くのだ)夫も実は中国語で話したいのではと思うのだ。

事実、母親と話すときは、別人のように饒舌になっている。それを聞くたび、勝手に悲しい気持ちになっていたのだ。 しかし、そんな一人で流す涙もおしまいよ!私が、中国語話せばいいのだ。だって、もっと夫と話したいんだもん。

中国語習得方法

お金をかけたくないケチな主婦ですので、まずは Duolingoを1か月、そして、家にたくさんある中国語の参考書を1冊終えてみるのを目標にしようと思う。(今きめた)それで、投資する価値ありとなったら(それか子供も釣れたなら)オンラインのチューターを見つけようかと思っている。 

夫婦の会話が増えたらいいな~がモチベーション。あれ?子供は?
子供は、そんな私たちをみたらきっと参加してみたくなるはず!と信じてがんばります。


#今年学びたいこと

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