Qアノンとフラットアーサー

いつも同じ書き出しで恐縮ですが、僕はここ一年ほどはQアノン的な目線で情報を追っていました。

それがつい最近とあるきっかけでフラットアース、マッドフラッドについて興味を抱くようになりました。

その辺りの経緯は過去に書いています。

                   
今回の話は、現状僕が感じている不満みたいなものを吐き出す内容となっていますので、最後まで読んでも読後感がよくないかもしれませんがご容赦ください。

また一部のフラットアーサーの方々からするとムカつく内容かもしれませんが、あくまで一個人の感想として流していただければ幸いです。

定義

ちなみにここではフラットアースかマッドフラッドいずれかに興味をもつ人のことをまとめて便宜上フラットアーサーと呼ばせてもらいます。

どちらかだけしか信じていないという人もそれなりにいるかと思いますが、そこはご容赦ください。

また本来のQアノンとは、海外掲示板に投稿されたQを名乗る人物の記号的な投稿内容を解釈する匿名の活動家たちのことを指すそうですが、ここではそれらの活動家の情報を信用し積極的に収集、拡散する人たち(Q支持者)を含みます。

書きたいこと

今日書きたいのはQアノン的立場からフラットアーサーとしての視点も得た自分から見た、Qアノンとフラットアーサーの相違点についてです。

どちらも陰謀論とかオカルト的なとらえられ方をされる分野であることは共通していますが、それぞれの分野における人々の活動にはだいぶ違いがあるように感じます。

↓ちょうどしろのさんも情報を見極める目を持てという記事を投稿されていました。

フラットアースについてもよくよく慎重に吟味していく必要があります。

↓僕が以前書いた記事でも陰謀論について触れてます。

なお、Qアノンでフラットアースを信じている人もいると思いますが、Qアノンの主張の中で主要なテーマとしては扱われていないので、ここでは一応分けて扱います。             

両者の扱うテーマ

Qアノン

Qアノンは、ご存知の方も多いと思いますが、カバールやイルミナティ、ディープステートといった連中が、金融、政治、経済を支配していること、彼らは遠い昔から悪魔崇拝者であり、子どもをさらっては生け贄の儀式にしたり、CIAがあちこちで謀略や暗殺をしていることについて訴えています。

そしてそれに対抗するために米軍の一部が立ち上がり、長い年月をかけてついに政権をとらせたのがトランプ大統領であると認識しています。

それ故にトランプ大統領が正義の人であると信じてますし、だからこそ2020の選挙でバイデンに負けたことがショックであり信じられなかったのです。

フラットアーサー

次にフラットアーサーは文字通り地球平坦説を信じる人です。


地球平坦説については知っていてもマッドフラッドについては初めて聞いたという人もいるかもしれません。

こちらの記事や動画を見れば一発でわかりますので、見てない方は一読をおすすめします。

両者の共通点

両者の主張には共通しているところがあり、それはディープステートについてです。世界を裏から牛耳りトランプ大統領が戦ってきたのもディープステートですし、地球が平坦であることや過去に現在以上の科学を持った国家があったことを隠してきたのもディープステートです。

なので多くのフラットアーサーの人たちも基本的にはディープステートの存在を認識しているようなのです。  

相違点

ところがこの両者、その活動スタイルが大きく異なるように見えるのです。

かっこよく表現すると、Qアノンは諜報員的な動きをし、フラットアーサーは研究者的な動きをしているといえます。

もう少し砕けた表現にすると、Qアノンは路上で行われる井戸端会議的な活動、フラットアーサーは趣味のサークル的な活動であると感じます。

違いを説明していきます。

Qアノンの活動スタイル

Qアノンは自分が知らない人であっても、何か有用そうな情報を発信されているのを見ると積極的にそれを吸収にいく傾向があるように見えます。

そしてそれを積極的に拡散します。

お互いをよく知らない人どうしでもその情報について議論したり共感しあったりします。

それが加速増幅されることによりtwitter とかでトピックになったりして、それが誤った情報の場合ネタにされてバカにされたりもします。

そんな特性を利用されて、でたらめな情報を意図的に拡散させることで、情報の信頼性を毀損させようとする輩のターゲットにもされがちです。


フラットアーサーの活動スタイル

一方フラットアーサーは、まずはお互いの素性というか、立脚点みたいなものを慎重に開示しながら、仲間たり得ると確認してから議論を開始しているように見えます。

なのでtwitter でもyoutube でも、新参ものはやや遠慮気味で、常連が中心にワイワイやっている感を感じます。

そして交流の内容も、Qアノンのように共感と拡散、というよりは、それぞれの研究結果の発表と意見交換という学会や勉強会の様相を呈しています。

ある意味でQアノンよりもよっぽどラディカルな主張をしている割にはQアノンほど炎上していないのは、その拡散傾向とかお行儀の良さ、活動が外向きか内向きかの違いによるものかと考えられます。              

違いはどこから生じるか

なぜどちらもアングラなテーマを扱うのにこんなにスタイルに差がでるのでしょうか?

僕はそれはそれぞれのコミュニケーションの目的の違いによって生じるていると考えています。

Qアノンの場合

彼らにとって情報を集めるのは、それによって犯罪者の真実を暴き正義をなす者を知り応援するためです。つまり正義を為すための手段として歴史的な犯罪の情報を集めているのです。

なのでトランプ氏が選挙で負けては困るし、コロナプランデミックや環境問題、食料問題などのでっち上げ世論によって人々を管理社会に追い込もうとする動きには敏感に反応するのです。

彼らの行動原理はつまるところ「正義感」や「義憤」です。世の中を正したいという思いが強いのです。

フラットアーサーの場合

あくまでこの数ヵ月の僕の行動の範囲における暫定的な見立てであると前置きしますが、彼らの一番の関心は、地球が球体であると騙されていた、過去の歴史がめちゃくちゃに捏造されていた、という事実そのものよりも、では実際には地球はどうなっているのか、過去はどんな世界だったのか、の真実にあると見ています。

そのため、議論のトピックも、この事象をどう説明できるか、とか、この建物は隠された歴史の証拠かもしれない、とかが圧倒的に多いと感じます。

つまり彼らの根底にある行動原理は「好奇心」「真実を知りたい」だと感じます。

もちろん主張するにあたって、曖昧なところは潰していかなければいけないし、不明点や矛盾がないように理論構築していくことは必要です。

まだ完璧な理論としては語れないフラットアースやマッドフラッドについては、現状その段階であるということだと思います。            

両者を見てきて

ただ、Qアノン的な視点で見てきた自分にとっては、現状の多くのフラットアーサーの活動は、正直彼らが忌み嫌っているメインストリームの科学者たちと似たようなことになっていないかなあ、と感じてもいます。

木を見て森を見ず、というか、現象面にとらわれすぎて大局における意味や意義が後回しになっているというか。

焦る気持ち

僕からすると、もしフラットアースやマッドフラッドが真実なのであれば、悪魔崇拝儀式、金融支配や共産化、管理社会化といったことよりも、地球の真実を隠してきたこのことの方が、はるかに何倍も重大な意味を持つ出来事だと感じます。

それを一部の人間(らしきもの)にやられたわけです。

もしそれが事実ならば、その連中の意図や目的、目指していることが何なのか、の方が、実際にどういうメカニズムで星が回転しているのかの詳細論や、どの建物が隠された過去の遺物なのかの具体論よりもはるかに重要ではないか、と感じるのです。

なぜならそれが事実ならば、その連中は人類を明らかに何らかの意図をもって洗脳、誘導しようとしてきたことになるわけで、そんな細部を議論してる間にもどんどん自由は制限されて、遺伝子治療注射を射たれて、人工肉を食わされて、男女の区別がなくなり、伝統的な家族観は崩れ去り、子どもたちの将来は暗くなってしまうわけです。

もちろん大局の議論をしている方もいますし、フラットアースを認識したとして、自分がそれを受けてどう生きるかを考えなければ何も意味はない、と言っている方もいます。

有名な日本人フラットアーサーの中村浩三さんのように、辻立ち演説者として、路上での布教活動をされている方もいます。

ただ全体的に見て、世界をよくするために声を上げよう的な方はQアノンに比べると圧倒的に少ないかなあという印象です。

あくまで興味を持った部分を調べてみるという地に足のついた感じ。

その辺が活動家ならぬ学者という印象なんですね。

とはいうものの

じゃあそれに対してQアノンとして具体的に何か活動したのかといわれると、そこは正直微妙です。

ただ、そもそもQ活動はネット上での情報オペレーションとして仕掛けられたといわれているので、拡散されて気づく人が増えればそれでいいという面もあったと思います。

少なくともディープステートを認識することで選挙の投票先を考えたり、ニュースの読み方が変わったりといった啓蒙の価値はあったと感じます。

何ができるか

じゃあお前が何かやれよと言われそうですが、何かしたいと思い始めています。

まずは自分の立ち位置を整理するために記事を書いてみました。

トランプ氏はフラットアースを認識していてそれについて大暴露大会をするつもりなのではないか?という仮説に基づいて、フラットアースを証明すると同時に犯罪を告発する方法としてこんなのはあり得ないか?という予言をしてみました。

あとは、とあるコミュニティに所属し、そういうトピックを扱ってもらえないか動いてみようと思ってます。

結局のところ、フラットアースの証明はお金さえあればあとはロケットを打ち上げて必要な撮影や計測をするだけですむ話なので、そういう働きかけをできないかとも考えています。

とはいえ、もし個人や民間レベルでそれを暴こうとして、もし仮にそれが真実であったなら、僕の命はありません。

だからこそ、各論や詳細論とは別のレイヤーで、戦略も必要ではないかなあと思うわけです。

それを議論できる仲間が欲しいなあと思うのです。

まとまりのない終わり方になってしまいますが、とりあえず吐き出したかったのはそんな感じです。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

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