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界隈シリーズ(フラットアース)

久しぶりにフラットアースの記事でも書こうかと思いました。

とはいっても今更仮説を深堀りしようなどという前向きな取り組みではなく、また界隈が荒れだしたので全く無責任に状況を整理してみようかなあと思った次第です。

この界隈、面白い人が多いんですよ。

以前書いたのですが、僕はもともとQアノンというかQフォロワーというかQ情報を追いかけていたんですが、正義の追求のために頑張るぞーという感じの多くのQフォロワーに対して、フラットアーサーの方々は研究者気質だったり議論好きだったりして、Q情報を追及してた時よりもドラマティックな人間模様が楽しめます。


※いろいろな情報には常にPSYOPの要素があるのでくれぐれも盲信・妄信にはご注意ください。


過去の経緯

過去にも界隈の動向については書いてきましたのでご興味のある方はどうぞ。

あくまで無責任な第三者である自分から見ての状況なので、認識違いや誤りがあるかもしれませんがご容赦ください。


主な勢力

大枠として、ざっくり以下のようなグルーピングができてるかなあと思います。
①フラットアース(FE)を入り口にマッドフラッド(MF)に興味が流れ現状どちらかというとマッドフラッド主軸で活動するグループ

→もともと日本でFE、MFを広めることに貢献した人達が多く、「幹部」と呼ばれたりする人もいる。各種講演活動等も活発でおそらく最大派閥だが、最近はほとんどFEではない話題が中心になってきている模様。


②FEがメインでMFについては否定もしくはほぼ無視のグループ

→純粋にFEを追及している方が多い。聖書に対する態度は個人差がある。最近のFEのテクニカルな議論はこの方々が中心に展開されている感じ。球体派(現行の宇宙論を是とする多くの普通の人々の中で、なぜか異様にフラットアーサーを目の敵に粘着する暇な人々の俗称)と日々戦ってくれている人たち。


③FEがメインで、MFを含むスピリチュアル関連、聖書や一切の宗教を強く批判するグループ

→主にYoutubeで対談形式の動画などで活動することが多い方々。時事ネタなども絡めつつフラットアースを取り上げ続ける姿勢に一定のファンがいるものの、あくが強すぎて見る人を選ぶ。

わかってる人にとっては個人名を挙げて誰がどこら辺にいて、ということを書いた方がはるかに面白いとは思うのですが、あまりにも荒れすぎて訴訟だなんだという穏やかじゃない状況なので、今回はあくまで抽象化された集団としておきます。


個人的には②の方々を多くフォローしていて、彼らと球体派との日々の戦いを見ていると両者から学ばされることも多く面白いです。

最近の動向

これまでも①のグループの方々がスピリチュアル寄りに活動をシフトしていることに対して③の方々が強く批判することで小競り合いが発生していました。

その批判の内容というのは、フラットアースとスピリチュアルを絡めるな、怪しくみられるから、というもので、まあそれはそれでわからなくはないですが、最近起こっているのは、①のグループの方の中で商売を始める方々が現れてそれに対する批判と反論です。

①のグループの方の中で、フラットアースを入り口にファンを増やして、その後医療や美容や学習等のセミナーや講座の顧客に育てていくというビジネス手法がだんだん目立つようになってきました。

それに対して③の方々が批判しているのですが、その批判の内容そのものよりも、批判の言葉や表現が過激すぎて、言われた側も過敏に反応し炎上気味になっています。


③のグループの方は主にYoutubeで活動しているのですが、「信者」とか「詐欺」とかテンション高めの言葉で批判することが多く、視聴する側もひやひやしながら見ていると思われますが、その歯に衣着せなさすぎる物言いが魅力にもなって一定のファンがついています。

ただ、いくら主張に一定の理があったとしても、あまりに過激な言葉で批判されるといわれた側も黙っていられなくなります。

特に、ライブ動画のようにどんどん流れて行ってしまう状況で発言されると、本来の意図を離れ過剰な批判と受け取られてしまう可能性も高まります。

それもあって、批判された①のグループの方々が③の方々に対してその姿勢を問う、それが高じて訴訟だなんだという物騒な話になっている(過去にもそういう話が出た)わけです。幸い今のところ実際に訴訟にまで至ることはなさそうですが・・・


別の争い

また③のグループの方々は②の方々も批判します。②の方々の中には、フラットアースをに基づいて聖書こそが真実だと主張する人も一定いるのですが、聖書・宗教そのものが洗脳ツールだ、そんなものを受け入れている時点で支配層に取り込まれている、あるいは取り込まれる手伝いをしている、として批判するわけです。

さらに、②のグループで特段宗教や聖書には触れず、またスピリチュアル関係を批判している人に対しても、①のグループの人と交流を持ったり、聖書を「否定していない」という事実をもって、スピリチュアルの仲間だ、として批判したりもしています。

スピリチュアル=宇宙存在=フラットアースと相いれない、なのにそんな連中と仲良くするなんてフラットアース界の裏切りだ、こいつは敵だ、という論理展開なわけです。

そんな感じで③の方々は①だけではなく②の方々とも対立が目立ってきているわけです。

ここまでいくとさすがに原理主義が過ぎるというかカルトチックにも感じられます。

そしてこのような主張が目立ち始めたここ数か月で③の方々への批判の声もまた高まっているようにも見受けられます。

①と②の対立

では①と②はどうなのかというと、②の方々はマッドフラッドほぼ否定なので、その点で①の方々には批判的で、そこでも小競り合いは起きています。

ただ、ここは割と相互不干渉な感じなので、ツイッターでチクチク刺し合う程度で収まっているようです。

ここでの問題は、MFという言葉が示す対象・概念が広範囲過ぎて、例えばMFがあった、なかったという言説では空虚すぎて真実に一歩も近づいていないというあたりかと思います。

マッドフラッド(MF)でくくられる要素をざっくり整理すると、

・不自然に1階が埋まった建物がある(ということから始まって)
・200年前に人類を絶滅させるほどの大洪水があったのでは
・江戸時代は本当はなかったのでは
・タルタリアと呼ばれる国があったのでは
・世界各国に古い地下道や地下施設があるのは前文明の遺産なのでは
・スターフォートという世界中に分布しているのになぜか歴史上語られない形の都市がある
・現代より進んだエネルギー技術があったのでは
・巨人が昔いたのでは
・1800年台~1900年代序盤にかけての各地での大火事は旧文明の何かを隠そうとした人為的なものでは

他にもたくさん要素がありますが、MFとひとまとめで語られる中にこれだけ雑多なものが含まれている以上、MFがあった・なかったなどという主張はあまりに空虚すぎるわけですね。

否定する側はMFはなかったの一言で全否定していても、受け取る側によっては、これがないのは確かだけどこれはあるでしょ、とか、これの可能性がある以上ここまではいえないでしょ、みたいな食い違いが生じていて、批判を通じて議論が深まってるような感じはしない残念な現状です。

ここは個別のトピックごとにフェイクならフェイク、一部事実なら一部事実、という感じで真相が明らかになっていくことを期待したいと思います。


雑感

という感じて、大きな勢力ごとに対立関係を見ていきましたが、最近はさらに事態が進んで、同じ勢力だったんじゃないの?と思われる人同士の間でも対立が起きたりしていて、敵味方入り乱れた大混戦の様相を呈しているようです。

さすがに中の人からも、この界隈どうなってんだ?という声がちらほら見えるようになってきました。

この混乱さえも、CIAによる分断工作、まさにPsyopだったらすごいですよね。

でも見る限りそんな高度な話ではなく、普通に人の持つ見栄や承認欲求とかの感情、不適切な日本語によるコミュニケーション不全、みたいなものによる本当によくある普通の個人間対立であるように思います。

この統制のとれてなさこそがこの界隈の面白さであって、圧倒的なカリスマによって勢力統一されていくとそれはそれでまた怖いものがあるなあと思います。


以上ですが、特に新しい事実が出てきているわけでもないので、フラットアースの仮説自体の進展はこれといってありません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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