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運動嫌いのアラフォー主婦が、体重43kgになった理由

これは、30代後半だった頃のお話です。

当時、私は週5で1時間ウォーキングを続けていました。

その結果、驚きの体重になりました。

最高で、

体重が43.7kgまで減ったのです。

体脂肪率は、19.0%でした。

中学時代は、身長158cm・体重が45kgだった私。

その時の体重よりも、軽い数字になりました。

結婚後、たまにしか会えなくなっていた親には心配されました。

「もうこれ以上痩せないでよ。」と言われるくらい。

一般的に、年齢を重ねるほど痩せにくくなりますよね。

基礎代謝が落ちて、消費エネルギーが減るからです。

しかし、ゆっくりでも体重と体脂肪が落ちていた私は、

「全然そんなことないじゃん。」

「少しずつでも、減ってきてる。」

そう思っていました。

ウォーキングを始めたのは、軽い気持ちからです。

当時の私は、子供のいない専業主婦。

ですから、時間だけはたくさんありました。

結婚して地元を離れたのですが、とにかく暇で…。

ただ家で夫の帰りを待つだけの日々が続いたのです。

単調な生活は、すぐに飽きました。

そこで、健康のために歩こうと思いついたのでした。

普段の買い物は、自宅から徒歩数分のスーパーで済ませていました。

ある日、試しにもう少し遠いところにあるスーパーまで買い物に行ったのです。

買い物時間を含め、往復で90分かかりました。

買い出しも、暇つぶしもできて一石二鳥。

ここから、私のウォーキングが始まりました。

数か月後、再度引っ越しをすることに。

今度の街には、大きな県立公園があることが判明。

緑がいっぱいで広くて、歩くには良さそうです。

毎朝、夫の出勤を見送ってから出発し、1時間歩きました。

服装は、本当に普段着のままで。

・紫外線対策として帽子をかぶる

・長袖トップスにデニムと普通のスニーカー

・時には、日傘も使用

本来ならば、ウォーキング用のスニーカーを用意するべきですよね。

しかし、私には特に意気込みもありませんでした。

あまり考えずに始めたのが、良かったのかもしれません。

平日は、毎日続けて歩きました。

何回も通ううちに、定番のウォーキングコースができました。

景色が良く、ほどほどに疲れるコースです。

緑の多いその公園は、きちんと整備されていました。

自然の中を歩いていると、森林浴をしているようでした。

ウォーキングも、できればアップダウンや階段があるコースがおすすめです。

ただ平坦な道を歩くより、体への負荷が高まるからです。

最初は、負荷のかかる道を歩くと翌日に筋肉痛になりました。

それだけ、体にきいていると実感できました。

そして、一か月に1kgのペースで、ゆっくり体重は減っていきました。

コツコツ、ゆるゆるとウォーキングを続けた結果…。

体重のベスト記録は、43.7kg

体脂肪率19.0%

でした。

ただし、

体脂肪率のベスト記録は、18.3%

体重は44.6kg。

家庭用の体重計の結果なので、バラつきがでます。

でも、43kgは今までで一番やせた体重。

体脂肪率も、18%になれるなんて思ってもみませんでした。

まさに、継続は力なりです。

もちろん、ダイエットにつきものの停滞期もありました。

私の場合は、48kgになった頃です。

なかなか、この壁がこえられなかったからです。

ですが、

・停滞期は正しいダイエットをしていればくる

・必ずいつか抜けるもの

と知っていました。

幸い、私にはいつまでに何kgに到達という目標がありません。

ですから、あせらずゆっくり続けられました。

停滞期を抜けた頃に、ぼんやりと思ったことがあります。

それは、

「中学時代の45kgになれたらいいな。」です。

まさかそれが実現するとは!

人生でいちばん痩せられるとは!

しかも、アラフォーになって!

ペースはかなりスローでした。

だからこそ、無理なくできたのでしょう。

食事についてですが、40代の今より注意点は少なかったです。

ただし、間食は200キロカロリーまでと決めていました。

当時は、カントリーマアムやブルボン系のお菓子を食べていました。

あと、夕飯のお米を2、3口分へらしました。

全くきつくないルールです。

今、当時と同じ運動と食生活をしても、さすがに43kgにはなれないでしょうね。

夏には、踏み台昇降にチャレンジ。

猛暑の中、1時間も歩くのはきついと思ったからです。

夏の間は、ウォーキングのかわりはどうしよう…と迷っていました。

インターネットでは、室内での有酸素運動として踏み台昇降がおすすめされていました。

これならすぐ始められるかな?と思い、準備を開始。

読まなくなった古い雑誌を重ね、ガムテープでぐるぐる巻きにしました。

簡易的踏み台昇降の台の完成です。

録画したドラマを見ながら、40分間雑誌の上を昇り降りしました。

ただし、雑誌はしっかりガムテープで補強しておきましょう。

昇り降りを繰り返してるうちに、雑誌がずれることがあります。

バランスを崩しやすくなり、危険です。

踏み台昇降のやり方は、昇り降りする足を交代させるのがポイントだそうです。

たとえば、

・左足で昇る

・雑誌の上で一回両足踏みをする

・右足から降りる

を繰り返せば、膝への負担が減らせるそうです。

もちろん、右足から昇っても構いません。

興味のある方は、踏み台昇降用のステッパーをインターネットで買ってもいいですね。

ところが、初めはよかったのですが問題が起きました。

段々と、体重と体脂肪率が増えてしまったのです。

踏み台昇降で〇〇kgやせたという方もたくさんいます。

体への負荷の問題か、それとも、時間の長さの問題でしょうか。

ウォーキングは1時間、踏み台昇降は40分間やりました。

単純に、踏み台昇降の方が20分間短いですね。

とすると、消費カロリーの問題が大きいと思います。

一般的に、ウォーキング1時間の方が、消費カロリーが多いようです。

それもあって、私にはウォーキングの方が効果がありました。

ある日、久しぶりにウォーキングをしたら、全身を使って運動してるなと実感しました。

・大きく腕を振って歩く。

・まわりの景色がかわる。

それだけで、飽きないのです。

「歩くって楽しいな。」と、思いました。

体重が減るだけでは、引き締まった体になれません。

もちろん、全体的に体の厚みが減りました。

久しぶりに会った友達にも、痩せたと驚かれたほど。

ウォーキングで腰をひねるからか、さすがにウエストは絞られました。

しかし、メリハリのきいた体には少し遠かったです。

何というか、ひょろっとした感じの体型になりました。

嬉しかったこともあります。

ひとつは、アラフォーにして初めて7号サイズのボトムスが買えたことです。

7号といえば、細身の人だけが着られるサイズ。

自分には縁のないサイズだと思っていました。

今回、自分もその世界に入れたわけです。

これは、目に見える成果でした。

ふたつ目は、親からの追加の言葉です。

「顔がひとまわり小さくなった。」と。

私は丸顔で、痩せても顔の肉は落ちづらいタイプです。

ですが、43kgになった時にはさすがに顔のラインも変わったのでしょう。

ただ、反省点もあります。

それは、ウォーキング、つまり有酸素運動だけしかしなかったことです。

筋トレが苦手だったので、全くやりませんでした。

その結果、筋肉量も減ることに…。

・1時間も歩いたんだから

・間食のルールも守ってるし

・これ以上は、もう体を動かさなくてもいいや

と、言い訳していたのです。

もしも面倒がらずに筋トレをやっていたら…。

筋肉をもう少し維持して、体のラインがもっと絞られていたのかなと思います。

結果として、

通算で8kg痩せることができました。

ダイエットには、食事管理が大事だと今は学びました。

ただ、当時のような過度の減量時には、食事と運動の両輪が大事だったと思います。

運動の力が、かなり大きかったわけですね。

43kgのように、あまりにも体重が減った頃は、体重管理がきつかったです。

ここでやめたらまた戻ってしまう、という思い込みがありました。

痩せた体重・体型をキープするのは、とても難しいです。

週末の朝や元旦さえ、休みなく歩いたこともありました。

48kgをキープが目標であったら、あれほどまでにウォーキングする必要は、なかったでしょう。

その後、週3日の仕事を始めました。

踏み台昇降の回数も、週3回以下に。

運動をする時間も、気力もなくなりました。

働き始めたので、お昼だけ食事内容が変わりました。

仕事の日は、昼休みが貴重です。

早く頼んでサッと済ませられるよう、小さくて安い丼を頼んでいました。

・運動の回数が減った

・小さくても丼ものを食べていた

その結果、

体重は、44kg→45kg→46kgへ。

体脂肪率も、22%→23%→24%へ。

じわじわと、体重も体脂肪率も戻っていきました。

そして、間もなく子供を授かりウォーキングは中止。

ちなみに、痩せていた頃の健康診断の結果を見たら、体脂肪率が15.8%でした。

医療機関で計測されたものなので、家庭用の体重計の体脂肪率より信頼はできます。

ただ、残念なことに、現在その健康診断センターは体脂肪率をはかっていません。

いつの間に、やらなくなってしまったのでしょう。

もしも今、43kgになったら…。

いくら体重が減っても、重力には逆らえません。

若かった頃のような、すっきりした体型にはなれないでしょう。

筋肉が落ちて、背中やお腹・腰のぜい肉が残った体では、バランスが悪いままです。

ただ体重が落ちればいいのではありません。

むしろ、しわも目立って老けて見えます。

筋トレも大事ですし、食事にも注意が必要です。

・その人にとっての適正な体重

・きれいに見える体型

をキープするのが、重要ですよね。

ただ、アラフォーの皆様。

もう痩せにくいし、と諦めてる方いらっしゃいますか?

もしチャンスがあれば、ウォーキングをやられてはいかがでしょうか。

仕事で忙しい、ワンオペ子育てで忙しい…。

アラフォーは、とにかく忙しい世代。

私が43kgまで痩せられたのも、子供がいない専業主婦だったから、という面はあります。

時間だけは、たくさんありましたから。

・自分のために使える時間なんてない。

・歩く時間があったら、寝たい人も多いでしょう。

ですから、意気込まず、ちょっと今日は歩いてみようかな、くらいの軽い気持ちで。

アラサーよりは、痩せにくいかもしれません。

でも、アラフィフよりは、体重減少のスピードが早いはずです。

若ければ体重を落としやすいのは、本当です。

まずは、1日だけでも、お休みの日だけでも…。

それが最初の一歩になるかもしれません。

その一歩が

・適正な体重

・きれいに見える体型へと続く、

入口かもしれませんね。


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