見出し画像

0か100かの完璧主義でダイエットやストレス食いに悩み続けた私がやっと立ち直れそうな殴り書き

ここに辿り着いてくださった方は、
きっと私と同じように苦しんでいる仲間だと思うので、
人生の半分以上をダイエットやストレス食いを繰り返しをしている私が、
やっとそこから立ち直れそう、脱出できそうと感じている今、
自分の気持ちをそのまま晒け出してみよう思います。

完璧主義はいいことなかった

私は生まれつきの完璧主義。

それが分かりやすいエピソードが、
2才を過ぎても一言も喋らず、
周囲の大人が心配していたある日、
「ママ」でも「パパ」でも「ブーブー」でもなく、
「おかあさん、あかいおはながきれいだね」
みたいな文章をいきなり喋ってさらに驚かせたという。

完璧主義であろうと意識するより先に、
無意識に完璧主義を発揮していたのでした。

うまくできないのが嫌、完璧じゃなきゃ嫌、
100点取れるまでは表に出さない。

これはいいようで、ぜんぜんよくない。
(いい使い方ができてる人もいるかもしれないけど)

私がやってきた完璧主義は、
つまりは先延ばしの連続で、
周りを心配させたり不安にさせることも多く、
それでいて自分をちゃんとほめられることが極度に少ない。

100点なんて取れることはほどんどないから。

なのに100点を目指し続け、
できないと言えないというか、
できないを選ぶ選択肢がなかったというか。

だから嫌なことがあっても、
学校を休みたいと思う以前に、
学校は休まず行くものと思っていて、
休む選択肢が浮かぶのはだいぶ遅かった。

初めてのダイエットとリバウンド

自分が太っている自覚はありながらも、
食べることが好きだったし、
ダイエットという発想がなかった。

中学一年生の春、
友達になった子と体重の話になって、
ダイエットを一緒にしようみたいな話になった。

ほぼ同じ時期に、
すごく好きになったクラスメイトがいた。

彼は175cmで46kgだと知って、
当時、153cm52kgだった私は相当なショックを受けた。

彼より重い自分なんて、
彼を好きになる資格すらないと思った。

そこからは完璧主義を発動し、
できることを一気に始めた。

食事制限、カロリー制限をしまくって、
天ぷらやフライは衣を全部取っては親に怒られた。
それでもやめずに太りそうなものは削ぎ落とした。
痩せそうな情報は雑誌を読んだり、テレビで見たり、
子供のできる範囲で努力した。

運動部だったのでそこでも汗を流し、
それとはまた別で、足やお腹にラップを巻いた上に、
当時流行っていた3本ライン入りのシャカシャカジャージを重ね、
自作サウナスーツのようなスタイルで、
近所を汗だくで歩いたり走ったりしたり、
区民プールでひたすら水中を歩いたり泳いだり運動もした。

夏、水泳の授業が増える頃には、
52kgだった体重は46kgになって、
「痩せたね!」
と周囲の人に言われるのが嬉しかった。

私の何よりの目標だった、
「好きな人と同じ体重になるかもっと軽くなる」
は叶った。

その冬、彼に告白をして、見事にフラれた。

「痩せても彼に愛されない自分」
「痩せても意味のない自分」
「何の価値もない自分」
そう思った。

そこからは早かった。

今まで努力してきたことは意味のないものとなり、
プツーンと何かが切れて、
冬がくる頃には10kg以上の大リバウンド、
57kgになった。

どうでもよかった。

とにかく食べまくった。

自分で買い食いする経済力はないから、
実家にあるお菓子を食べ、
それでも足りなくてご飯を炊いて食べ、
炊飯器でホットケーキミックスを焼いてケーキにして食べ、
とにかく食べ尽くす勢いで食べた。

何でもよかった。

食べなくても親に怒られ、
食べても親に怒られ、
めんどくさいと思った。

次の夏がくるまでに、
また10kgのダイエットをした。
太った体で夏服や水着を着たくなかったのと、
振られてもスリムな彼をまだ好きだった。

彼がどうこうでなく、
それから毎年、
夏と冬で10kgの増減を繰り返すようになった。

ダイエットとリバウンド、
拒食まではいかずとも極端な食事制限と過食、
これを繰り返すことのおそろしさをまだ知らなかった。

初めてのダイエットからもう20年も経つことに驚く。

大人になって仕事のストレスで太ったり痩せたりを繰り返し、
胃が痛くて食べられず数ヶ月で7kg減って48kgまで落ちた時は、
精神的にもかなりしんどい上体力も落ちて辛かった。

そしてやがれまた過食、そして食べられない時期を繰り返す。

一番のピークは1年前の62.2kg。

それもまた短期に一気に太ったものだから、
足なんかははち切れそうな痛みがあるほどだった。

虚しくて、苦しくて、醜くて、
どんなに食べても、まだ食べたくて、
なんでもいいから口に詰め込みたくて、
前菜と称したサラダや味噌汁やたまごや納豆を食べた後、
コンビニ弁当2個食べて、
それからが本番という感じでドーナツや菓子パンやプリンを食べる。

おなかがすくから食べるんじゃない。
詰め込んで気持ちを紛らわしたくて食べる。
おいしいから食べるんじゃない。
とにかく何かを噛んで飲み込みたい。

おなかがすくことがないほど、
常におなかがぼこっと出ていて気持ち悪くて、
体も気持ちもずしりと重い。

食事の約束があっても、
それより今詰め込みたくて詰め込む。
当然、楽しいはずの食事会はちっとも楽しくない。
本当は一緒においしく食べたかったのに、
それまで我慢ができなかった自分を責める。

もう、きりがないほどの罪悪感。

生きてる意味が分からない。

自分を責めるのをやめて、完璧じゃなくていいと気づいて楽になる

太っている自分を許せない、なのに痩せることもできない、
痩せたいのに食べてしまう意志の弱さを責め、
明日こそはと決めても明日も同じことをしてしまう、
自分はなんてダメな人間なんだと、
罪悪感と体重が増え続ける。

地獄です。

自制心がない、甘えている、ダメなヤツ。

自分で自分を全否定し続ける地獄。

それでも食べている間は忘れられる。

そして食べ終えてまたさらに地獄。

「あの頃はできたのに」
「あの頃は痩せていたのに」
「今それができない自分はダメだ」
「やめなきゃいけないのにやめられない」

そういうダメな自分が、
いかにダメでどうしようもないかを、
口にするのもこわかった。

でも、それを言葉にして話せたとき、

「あの頃と同じじゃなきゃいけないの?」
「あの頃できたことが今もできなきゃいけないの?」
「なんで食べちゃダメなの?食べていいんじゃないの?」

そんな言葉が返ってきた。

私は心のどこかでもっと、
「気にしないでいいよー!」
とか、軽く受け流されるようなことを想像していたのかもしれない。

でも、返ってきた言葉はどれも、
いい意味ですごく重く、
自分では思い浮かばなかった言葉だった。

そこで思った。

ここから先は

1,423字 / 4画像

¥ 330

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

いただいたサポートは、書き続けるための軍資金にさせていただきます…!