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生殖~ヒトの配偶子~【動画解説】#00030

動画解説

減数分裂:両性生殖を行う生物は、生殖細胞の減数分裂により配偶子を形成します。そして減数分裂は生殖細胞でしか起こりません。

配偶子形成:精子と卵の形成過程において、体細胞分裂と減数分裂を行う時期が大きく異なります。また、1つの精母細胞から4つの精子ができるのに対し、1つの卵母細胞からは1つの卵子かできません(3つは極体)。

受精・着床・妊娠:ヒトの場合、これらはすべて女性器内で起こります。卵巣から排卵された卵子は、卵管采から子宮に入ります。受精の場は卵管膨大部で、着床の場は子宮内膜です。

補足・訂正

ヒト(2n=46)の場合、一個体が2の23乗(約840万)通りの染色体の組み合わせをもつ配偶子を形成できる計算になります。つまり一組の夫婦でも、精子が840万通り、卵が840万通りで形成されるので、結果として840万✕840万(約70兆)通りの受精卵を作ることになります。実際には、乗換え(相同染色体間で起こる遺伝情報の部分的な交換)が起りますので、天文学的組み合わせ(≒無限)で受精卵ができています。

哺乳類や鳥類では、ライフサイクルの一定の時期でのみ繁殖活動が可能になります。これらの多くの動物(とくに野生動物)は季節繁殖動物と呼ばれ、一年のある季節のみ交尾します。一方、ヒトや一部の動物(家畜や実験動物など)は周年繁殖動物と呼ばれ、季節に関係なく交尾可能です。一般的に、哺乳類のメスはかなり規則正しい性周期(ヒトの場合は月経周期とも言う)が認められます。また、メスがオスを受け入れる外見的な状態が見られる場合、その現象を発情と呼んでいます。

編集者から

 今回の動画は「命が誕生するまで奇跡の連続が起こっているんだな~」と感心する回でした。テロップ入れがものすごいペースで進みました!
 前回に引き続き、動画のサムネも工夫してみました。個人的に赤字で大きく書かれたサムネの動画はすごい内容を話しているようなイメージなのでマナビ研究室の動画でも試してみました。インパクトあると思います!


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