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クルス・エリサルデ亡き後【架空国家を作ろう!そして、架空国家の民になろう! Part 12】


  久々の架空国家作りなので、前回の記事を読んでおいた方がいいと思い
  ます。


  前回は、平惟安とクルス・エリサルデについて扱ったね。


  平惟安率いる日本人勢力「平国」に、クルス・エリサルデ率いるスペイ
  ン人勢力が侵攻して戦争が起こったんですよね。


  スペイン人勢力は平国の勢力圏内にあった鉱山資源を奪取しようとした
  んだったね。


  結局、その戦争は平国が勝利し、スペイン人勢力は平国の勢力圏からの
  撤退を余儀なくされた。クルス・エリサルデも戦死してしまった。

  という感じですね。


  そうだね。

  ということで、今回はクルス・エリサルデ亡き後のスペイン人勢力と日
  本人勢力「平国」について考えていくよ。


  そもそも日本人勢力とスペイン人勢力の位置関係が分からないので、と
  りあえず地図上で示してみてくれませんか?


  赤のエリアが日本人勢力「平国」で、水色のエリアがスペイン人勢力だ
  ね。


  こんな感じになってるんですね。了解です。

  早速本題に入りますけど、戦後のスペイン人勢力はどうなったんです
  か?


  クルス・エリサルデ亡き後、スペイン人勢力のトップには、エリサルデ
  の長男であるアレホ・エリサルデ(Alejo Elizalde)が就いたんだ。


  息子のアレホ・エリサルデが父の跡を継いだんですね。


  アレホ・エリサルデは父親の遺志を継いで、引き続き「平国」との対決
  姿勢を堅持し、再侵攻の機を伺うことにした。

  また、アレホ・エリサルデの下でスペイン人勢力は、軍備を増強するた
  めに、本国からのさらなる入植者を募り、本国から物資や武器を持って
  こさせた。


  なるほど。

  たくさんのスペイン人がエリサルディアに入植してきたんですね。

  ということはやっぱり、スペイン人勢力も拡大したんですよね?


  そういうことになる。

  この後、当面の間、スペイン人がエリサルディアにおける最大勢力とな
  るんだ。


  日本人勢力はどうなるんですか?


  13世紀当時の日本人の航海能力だと、日本人がエリサルディアに到達す
  るのは困難だ。

  とはいえ、あまり知られてはいないが、船舶事故などにより異国の地に
  流されてしまったり、奴隷労働力として海外に売られてしまったりし
  て、海外に住んでいる日本人は割といた。

  彼らの中には、新たに発見されたエリサルディアという土地があってそ
  こに日本人コミュニティがあるとの噂を聞きつけて、エリサルディアを
  目指す者もいた。


  でも、エリサルディアにたどり着いた日本人はあまり多くなさそうです
  ね。長期間の困難な船旅を要するはずなので、途中で命を落とす者も多
  かったでしょうね。


  その通り。

  エリサルディアまでたどり着けた者は多くなかった。しかし、たどり着
  いた者はいた。

  13世紀のうちに約300人ほどの日本人がエリサルディアの平国にやって
  来た。


  意外と多いですね。


  このくらい来てもらわないと、日本人という民族集団を維持できないか
  らね。まぁギリギリだけど。

  スペイン人勢力と敵対していたり、先住民を虐殺したり奴隷として扱っ
  ていたりしたけど、スペイン人や先住民との混血も着実に多くなってい
  るから、なるべく日本人としての同質性を保たせたいんだよね。


  民族的・文化的傾向が似ている東アジアの人たちを平国に合流させても
  いいと思います。中国や朝鮮半島の人とか。

  そうすれば、日本人としての同質性の確保ではないですが、東アジアの
  民族としての同質性はより容易に確保できるようになると思います。


  そうだね。

  彼らもエリサルディアにやって来て、平国に加わったということにしよ
  う。

  ただ、現在のエリサルディアのかつて平国が治めていた地域では、俺た
  ち日系エリサルディア人が住んでいて、日本語も使われ続けている。だ
  から、かつての平国では日本人が多数派を占めているべきだね。


  それもそうですね。

  現代のエリサルディアとの整合性を確保するために、当時の平国の主体
  は日本人でなくてはいけませんね。


  いやー、架空の歴史を作るのって大変だね。

  因果や整合性のパズルだよ。


  「因果や整合性のパズル」。

  時折、あなたは洒落た言い回しをしますよね。顔に似合わず。


  一言多いね。

  

  

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