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お客様の品格を磨くのも売り手の仕事

スーパーやコンビニなどで陳列棚の奥の商品をわざわざ取り出し買い物をされている光景をよく見かける。主な理由は、奥の商品の方が賞味期限が新しいからだ。その行為に別段ルールはなく悪いとは一概には言えない。しかし客観的にみるとそれってどうなのかなと思ってしまう。というのもたとえ商品であっても順番があると考えていい。つまりレジで順番を待つことと同じだと考えれるからだ。

とはいえ、出来る限り条件のよい商品を買ってもらうことは売り手としては当然のこと。但し皆平等でなければならない。同じ価格の商品のうち一部のお客様にだけ期限の新しい商品が買われていくことは不平等となる。売り手側は、そういったことも解決していかなければならないだろう。

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何故、このように棚の奥に期限の新しい商品が陳列されているのかというと売り手の多くは、商品を先入れ先出しという方法に基づいて陳列を行っている。つまり先に入荷した商品を最優先で販売するように並べているからである。同時にそれによって賞味期限の管理を行っているのだ。

だからわざわざ奥の商品を取り出されると管理が曖昧になり売り手側としても困る。だが解決法はいたってシンプルだ。それは商品棚に同一期限の商品だけを陳列すればよいのだ。それが無理なら期限の新しい商品の値段を少々高くする。まあまあ口で言うのは簡単だが売り手にとっては色々と課題があるらしい。ちなみに以前、業務委託で私が管理していた頃はそうしていたので決して難しくはないはずだ。

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そういった配慮によりお客様は、棚の奥の商品を書き出すこともなくまた周りを不愉快にすることは減ってくるであろう。つまりお客様の品格を自然と磨けるようになるのだ。商品を販売するだけが売り手の仕事ではない。お客様の品格を高めるのもある意味売り手の仕事ではないかと私は思う。



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