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負けを認めない限り、次の戦いで勝つことはない。だから、今を受け入れる努力をすることだ。

どれだけ人間が生まれて、合わない環境であっても、そこで出会うものがすべて必然なんだと思って、受け取り方を変えていく(樹木希林)

私たちには、動物にはない意識がある。それは、自我意識だ。自分という意識があるから、私たちは、生きていくのが難しくなってしまう。この自分が、この場所で、この状況で、この関係で、生きていくのだと無意識のうちに思って生きていくから、自分が認められないことに順応しないのだ。目の前の状況を受け入れることに抵抗を示してしまうのだ。


しかし、この自我意識は、自分以外の人間も持っていて、誰もが自分を振りかざしている状況だから、問題はなかなか複雑だ。だから、他人との相克が生じる。勝ち負けが人間の思いの中でどうしても問題になってくる。そうなると、負けたという意識を避けるようになり、自分の置かれた環境を受け入れることができなくなって、もがくのだ。

しかし、私たちは、自分の置かれた環境からしかスタートできない。負けを認めない限り、次の戦いで勝つことはない。だから、今を受け入れる努力をすることだ。1回の負けを大きなことと考えすぎないで、負けを認めることだ。そうしないと、次の勝負では勝てないからだ。自分の今を受け入れよう。そして、そこからどこへ行くかを選択しよう。自分の自意識を広げていくしかないのだ。今の自分に留まるな!

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