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イヤならやめろ!ただ、本当にイヤだと思うほどやってみたか?(堀場 雅夫)


最近の風潮は、嫌ならやめよう!だ。すぐに止めてしまう。本当にやったのか?そう思うが、ちょっとかじったくらいで、嫌になり、苦しくなり、逃げ出したくなって、止めてしまうのだ。

しかし、そんなことが出来るのは、まだまだ後ずさりするだけの余地があるからだ。逃げ場がなくなったら、結局、嫌なこともやらざるを得ないのだ。だったら、後ずさり出来るうちに、嫌なことを徹底的にやってみることだ。そうすれば、嫌なことに対する耐性が付くというものだ。

人生は、逃げ場があるようで、ないものだ。逃げても逃げても追ってくるのが、人生だ。だとすれば、嫌になる判断をする前に、本当に嫌なことなのかどうなのか、懐深く入っていこう。何かが見えるはずだから。

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