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沈む月

重たい足

今日もいつもどおりの道


好きな音楽を教わった日

幸せな軽い気持ちで

心が弾んでいた


プライベートをあまり話さない

理由は色々あるのだろう


私は先輩のことを

知ろうとしすぎた



先輩に家族のことを聞かれたとき

仕事とプライベートを分けていた私にとって

空間が馴染む感覚があった

あのときは

人にプライベートを明かす事は嫌だった


その感覚がまだあるから

先輩が

私のプライベートに踏み込んできたから

先輩のことも色々聞けると思っていた


だけど

時間が経ちすぎた


気にかけてもらってた頃から

私が好きになるまで

時間が経ちすぎていたのだ


戻らない

沈んだ月

次合うときは

形を変えているのだろう

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