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25歳社会人4年目 好きな人がいます 9つ歳上の会社の先輩が好きでした 片思いが実らな…

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25歳社会人4年目 好きな人がいます 9つ歳上の会社の先輩が好きでした 片思いが実らない経験を その時の気持ちと一緒に並べています

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速度、温度

"雑談が苦手なんだよね" 目的のない会話は苦手なんだろう 一瞬冷めた空気が刺すように通る またいつもの仕事の話に戻る 一言一言から、2人の過去の言葉を辿る あの雑談は 苦手なのに話してくれていたのかな あの人の瞳の潤みは本物だった 見つめられるまでの瞬間に なれるまではまだ少し時間が必要 私は彼の思考に 依存していたのかもしれない

    • 霞む

      本を読んでも、人と会っても、 気持ちの霧が晴れない 好きな気持ちを伝えてから365日が経つまであと少し もう何年前の話だっけ?と感じるくらい 日常を充実でうめつくした でも霞む 時々1人になる瞬間が私にはある 人混みの中に見えるあなたの後ろ姿 あなたは一体どこに向かっているんだろう ぼやけて霞む後ろ姿

      • 気まぐれ

        何もロマンチックである必要はない 私の側に来る気まぐれは どんな心理から来るのだろう 先輩とは思考の距離感が近い 心理を見抜くのがうまいのか それとも2人の思考が近いのか 側に来るなら 心理をくすぐるなら とことん責任をとってよ

        • 好きの着地は

          好きがふわふわしている 一人の時間で考えているのは いつも先輩のことだ 私はただの後輩だった なので この好きがどこかに落ち着くことはない それでもどこかで期待してる 先輩は自己開示が苦手だ 私も苦手だ だから自分の話をするよりも 相手の話を聞きに回る もしくは 第三者の話題を話し続ける 時々教えてくれる 先輩の個人のこと 少しずつ知れるだけで 嬉しかった だけど 欲深くなって より、知りたい、 と思ってしまう 自分の深いところに触れ

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        記事

          沈む月

          重たい足 今日もいつもどおりの道 好きな音楽を教わった日 幸せな軽い気持ちで 心が弾んでいた プライベートをあまり話さない 理由は色々あるのだろう 私は先輩のことを 知ろうとしすぎた 先輩に家族のことを聞かれたとき 仕事とプライベートを分けていた私にとって 空間が馴染む感覚があった あのときは 人にプライベートを明かす事は嫌だった その感覚がまだあるから 先輩が 私のプライベートに踏み込んできたから 先輩のことも色々聞けると思っていた だけ

          沈む月

          淡い

          思い出すほど 出会った頃ほど 大切にしてもらっていた事に気づく 当たり前になっていたことを 私が当たり前に思ってしまっていたことを こんなに遠くに感じることを 気になる存在が 好きな人に変わっていった 距離を感じたことは 今までなかった 仕事場で 先輩のことをけなす人がいた 何も知らない私に 悪い話を吹き込んできた 先輩は すこし普通と違っていた だからはじめは みんな距離をとっていた だけど私は 初めて話しかけてくれたときの 優しさを

          湿度

          小雨 失った日常は 想像以上に自分を苦しめている 期待をした私と 期待させたことを謝る先輩 今までがわからなくなる 今までが、わかなくなった 壊れたのか それとも はじめから形はなかったのか 苦しくて長い葛藤が始まる ほんとうにしたいことはなんだろうか 考えるきっかけを与えられている

          はじまり

          片思いは 片思いのまま終わりを迎えた 1年くらい大切にしていた思いを これからの時間のために伝えた 先輩はただのいい先輩だった 人生の失敗の中で 1番努力した1年だった 自分を磨いたからこそ 伝えることができた また 見違えるようになるまで 私は努力を続ける 頑張ってるね いろんな人が 声をかけてくれる 1つは終わりを迎え 1つの始まりが訪れる 苦しくて 重たい体を動かす前 今の私には 少し休息が必要 また明日から、同じ日々が始まる

          はじまり

          会う

          仕事帰りに一緒に帰る そんなことが増えていた 約束したわけではなくて 私は偶然の一緒を期待していたし 先輩も約束は苦手そうだった "今から帰るの?俺も、一緒に帰ろ" "あ、わかりました" 職場の人たちがいる中 声をかけられると 冷えた反応をしてしまう 先輩以外に言われれば 適当に嬉しそうな反応をしていれば 嫌われないから"いい後輩"の返答をする 好きになると できなくなる 先輩への嬉しい反応は 特別に楽しそうに聞こえるんじゃないか そう思うと

          透けるこころ

          私の心が透ける 軽い薄い 外枠だけになった 中身は何も残っていない 無色透明 だけど ハート型の外側だけが薄く そこにある いっぱい詰まっていた 赤色の好きの想いは 理想と現実のギャップに溶けていった 今日も私は 届かない好きに 戻せない時間に とびきり後悔し続ける 届けられなかったあの日に 戻ることができない 想いの詰まったあの時間に 思いっきり後悔する いつになったら 努力は報われるのか どうやったら 私はあなたに 素直になっ

          透けるこころ

          暮れ

          "ちょっと待っててくれたらよかったのに" どうしても恥ずかしいから 私は"偶然"以外は一緒に歩かない 約束しててもしてなくても 一緒にいることに変わりはない だけど 約束して一緒に歩くのには  待つ時間がある 待ってる時間 ドキドキしてる自分が恥ずかしいから だから今日も 私は先に待ち合わせ場所に向かう 一緒にいることの喜びと 周りに知られたら 誰かに邪魔されるんじゃないか 葛藤の間に 私は動けずにいた 2月半ば まだマフラーをしっかり巻い

          ワイシャツ

          服装にはこだわりがない 見ているとよくわかる 髪型も大事 ビジネスマンだから けど先輩は いつまでも見た目を気にしない だけど、その日はいつもとちょっと違った ジャケットを羽織るには少し暑くて シャツの袖をぴったり留めて ちょうどいいくらいの夏の終わり 仕事を仕上げて 会社の最寄り駅で待ち合わせをした 最寄り駅までの道 一緒に歩くのを想像したら恥ずかしくて "先に駅に行ってますね" メッセージを残して会社を出た 一人、歩きながら 少し汗ばむ空

          ワイシャツ

          待ち合わせ

          "今度ご飯ご馳走させて" 年末、海旅旅行に行った 先輩にお土産で渡した 好きなブランドのカードケース お土産とは違う意味をもたせた 私は好きな人以外に貢ぐことはしない 返ってきた約束の言葉に喜びと、 "気を使わせてごめん" 謝る必要はないのに 少しひんやりした 寂しい感情が 私の周りを通る 一緒に行くごはん屋さん どこなのかな 1つ先の楽しみができた 私は とても嬉しかった

          待ち合わせ

          遠いよ

          触れるくらい近くにいたのに 心が遠くなる 会わない期間 あなたにとって どんな時間なのかな 何かを頑張る素敵な人 私も好きなことに打ち込む けど ふとしたとき 突然思い出す あなたの思いやりに 思考が停まる 近くにいたのに こんなに遠い もうすぐ夏が来る 爽やかな風 オフィスのブラインドが くしゃくしゃ揺れる 春よりももっと あなたの近くにいたい いられるように 今よ、私 自分を磨くのよ

          遠いよ

          頼る

          惹かれる 手 私よりも、大きい手 優しい、感触の手 "あっ これ、ありがとうございました" 気付いてるかな 借り物を返すとき ちょっと触れ合えるだけで どきどきしてること いつも、心から頼りにしてます  先輩、ありがとうございます 遊びっぽく伝えるのをやめてみようかな いつかあなたに 私の気持ちを伝えられるように

          視線

          おはようございます 今日も相変わらず片想い ... "あ、目があってる" 瞳孔が見える 薄い瞼に広がるまつ毛 瞳の色がきれい 艶のある視線 何度も何度も 私に届く 私にはあなたの想いがわからない わからない気づかない いつの間にか 時間だけ過ぎていってしまう