News in Brief (28 July 2023) メモ #52

今回の記事は「世界肝炎デー」(World Hepatitis Day) について。

世界肝炎デーについてはこちらこちら のページを参照。

肝臓 (liver) は生命維持に欠かせない臓器ですね。500以上の機能を黙々とこなしているそうです (silently performs over 500 vital functions)。ウイルス性肝炎 (viral hepatitis infection) (なんとAからEまである)、特にB型肝炎とC型肝炎 (hepatitis B and C) が最も問題になっています。

ちなみに肝炎は顧みられない熱帯病 (Neglected Tropical Diseases or NTDs)や水系感染症 (water-borne diseases) と共に根絶が目標とされている感染症です。SDGs の達成目標でもあります。NTDs は、こちらの記事で、水系感染症はこちらで扱いました。

WHO はウイルス性肝炎の検査や治療の拡大を求めました (call for the scaling up of testing and treatment for viral hepatitis) 。もし現在の感染状況が続く (current infection trends continue) のであれば、2040年までにマラリヤ (malaria) や結核 (tuberculosis)、HIVを合わせた数よりも多くの人々が肝炎で死亡することになるだろうと警告しました。

なんと毎日8000人の新規感染者を出しているようです。

https://www.who.int/campaigns/world-hepatitis-day/2023

この呼びかけ (the appeal) は、7月28日に行われた「世界肝炎デー」に合わせたものです (coincide with World Hepatitis Day)。WHOによれば、 B型肝炎とC型肝炎はほとんどの症例と死亡の原因になっている (cause most cases of the disease and deaths) けれども、C型は治療可能だとしています (can be cured)。

しかし、C型肝炎感染者のうちたった21%しか診断を受けて (be diagnosed) おらず、ほんの13%しか治療を受けていない (receive treatment)。B型肝炎感染者にいたっては、ほんの10%しか診断を受けておらず、救命治療 (lifesaving medicine) を受けているのはその内の2%だけです。

今回の世界肝炎デーでは“One life, one liver”がスローガンとして掲げられていました。健康で長生きするために (for living a long, healthy life)、肝炎から肝臓を守る重要を強調したものになっています (highlight the importance of protecting the liver against hepatitis for living a long, healthy life)。

WHO は2030年までに肝炎撲滅 (the elimination of hepatitis) を目指しており、各国の進捗状況を確認するための新たな指針 (new guidance to track countries' progress on the path to the elimination of hepatitis) を打ち出すようです。

これには、B型肝炎感染者のすべての妊婦が治療を受けられるようにすること (ensure access to treatment)、B型肝炎患者の90%を診察し、そのうち80%に治療を提供する (provide treatment) ことなどが含まれています。

肝炎の検査 (hepatitis testing) や治療、ワクチン接種 (vaccination) に加えて、WHOは肝臓の健康のために (to benefit liver health)、 アルコール摂取を減らすこと (reduce alcohol consumption)や、健康的な体重の達成すること (achieve a healthy weight)、糖尿病や高血圧を管理すること (manage diabetes or hypertension) を推奨しています。

元記事URL

https://news.un.org/en/audio/2023/07/1139217

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