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【開催レポート】BOOK CLUB 『こころの処方箋』

11月8日、オンライン読書会『こころの処方箋』を開催しました。

今回の読書会では、参加者が一人ずつ語りたい章とその理由を挙げ、次にその章についてみんなで語り合うというスタイルで行いました。参加者から挙げられた章と、話し合われたことを簡単にまとめてみました。

52 精神的なものが精神を覆い隠す

この言葉を「〇〇的なものが〇〇を覆い隠す」という考えに応用することができる。僕たちは「〇〇的」という枠組みを使うことで安心しているのかもしれない。教育業界では最近、「主体的」「対話的」という言葉が流行っているが、それが本当の「主体性」や「対話」であるかは、よく考えなくてはいけない。

27 灯を消す方がよく見えることがある

灯を消しても何も見えないかもしれない。でも、人生のどこかで灯を消す勇気が必要になる。主催としては、河合隼雄さんの名言「『右もダメ、左もダメ』と思ったときには、『いっぺんボーっとするか』というくらいのつもりでいると答えが生まれてくることもあるのではないでしょうか。」という言葉を思い出しました。

16 心の中の勝負は51対49のことが多い

誰かがイエス/ノーと表現しても、心の中では僅差のことが多い。仕事、家庭、恋愛など。ちょっとしたことでひっくり返ることがある。特に相手にノーと言われたときは、簡単に身を引きがちなので、僅差かもしれないと考えれたらよい方向にいくこともあるかも。

5 理解ある親をもつ子はたまらない

理解ばかりしてもダメ(正確には理解のあるふりをしてもダメ)。理解できないとき、子どもに大人の意見を伝え、壁になることも必要。
最近、「ブラック校則」という言葉をよく耳にしますが、河合隼雄さんは校則については、「その規則の前に人が立っていれば賛成」ということを言っています。大事なのは、個々の校則の理不尽さではなくて、その前に人が立っていることかもしれません。


以上、簡単ですが開催レポートでした。

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