「おしゃべりSDGs」に参加した時のお話
猛暑が過ぎ去ったかと思えば、「過去最高」が上書きされる大雨が続き、一方ではデルタ株の感染が再発するなど、日本は各所で窮地な状況が続いています。
日々SDGsの考え方を様々なところで取り組む必要があるのではないかと考えてしまう毎日です。
今回の「SDGsの宅配便」では、先月8月下旬にセントシティで開催された「おしゃべりSDGs」というイベントに参加したことを記そうと思います!
このイベントは、福岡のデザイン会社「ga -tap(ジーエー・タップ)」という会社の事業の1つとして展開するコワーキングスペース「+tap」にて、北九州市SDG s推進局長の上田さんと、SDGsに関するコンサルティング事業などを行う「YOUI」の代表を務める原口さんによって、身近な所からSDGsを考えるにはどうしたらよいか、というテーマの下にざっくばらんに対談するというものでした。
対談時間はおよそ1時間、こうした中でも私の中で特に腑に落ちた言葉があったので、それを本稿では、紹介したいと思います。それは、「SDGsというのは共通言語である」という言葉です。
すなわち、SDGsという言葉があるからこそ、我々が持つ持続可能な社会への意識が言語化され、それが共有できるようになったというのです。
「なるほど、、、、」と私自身とても納得させられました。
最近、SDGsに対する批判をSNS上でよく見かけることがありますが、これらの批判はとても的外れであることがわかります。なぜなら、あくまでSDGsというのは、有限な地球を循環させたものに転換するためのプロセスであり、我々がそれを認識できるために共通言語機能を果たすものだからです。
ただ、もちろんSDGsという共通言語が1人歩きして、中身のない1つのブランドになってしまうのもある種問題・懸念材料であると思います。「グリーンウォッシュ」という言葉がありますが、主義や思想というのが形骸化してしまうと、大衆の共感を得にくいのも事実です。SDGsの目指す世界が、「誰1人もとり残さない世界」であるならば、SDGsというのは最低限ブランドのようなものであってはダメでしょう。もっと社会問題の本質的な部分に迫っていて、それを我々が共通言語として認識できるものでなければならないはずです。
このSDGsの宅配便を執筆するゼミは、高校でSDGsに関する授業を行ったりします。そうした授業を行う時、また1人の教育者として高校生に向き合う時、これまで以上にSDGsに対して深い理解をする必要があると痛感させられました。
ちなみに、YOUIは2025年に開催される「team expo」にも参加するみたいです。また、ga tapは私たちが所属している大学とのコラボ活動の近々始めるとの噂も??
今後の動向に要注目です!
以下今回取り上げたイベント・企業に関する参考リンク)
株式会社ga-tap
https://ga-tap.co.jp/
コワーキングスペース+tap
https://plus.tap.ga-tap.co.jp/
株式会社YOUI
https://youi.works/
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