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100取り入れて、90捨てる。

先日、山崎怜奈さんが出演されているということで、
とあるテレビ番組をみていたのですが、
その番組が、本に関するものでした。

本、小さい頃はよく読んでいて、
今でも好きなのですが、
最近はなかなか本を読む時間をつくることができずに、
積読が増えるばかり。

一時期は、「買ってもどうせ積読になるしなあ…」と、
本を買うこと自体が憚られるように感じてしまう時期もあったのですが、
どこかで「積読も読書の第一歩」みたいな話を聞いてから、
積読を恐れずにまず本を買う、というところまではできるようになって。
日常でも、誰かのオススメ本、みたいな記事を読むと、
ときどきその本を「ほしいものリスト」に入れてクリップしておくようにしていたりします。

今回の番組でも、様々な「オススメ本」が紹介されていて、
それはそれはとってもおもしろかったのですが、
実際に「ほしいものリスト」に追加した本はといえば、その中のほんのごく一部で。
ジャンルでいうと、ミステリーとかはあまり得意ではないので、
これはちょっと自分には刺さらなさそうだなあ…と思いながらも、そのコーナーを飛ばすとかは特にせずに、
一通り推薦コメントとかを聞いてみて、でもやっぱりちょっと合わなそうだなあ…とスルーする、みたいな感じでした。
とりあえず100自分の中に入れるは入れて、でも90は結局捨てる、的な。

昨今話題になっている「タイパ」的な観点からすると、
そこまでタイパは良くない情報の摂取の仕方だとは思うのですが、
自分にはこれが合うなあ、と思うんですよね。
もちろん、私も倍速視聴とか、タイパに寄った情報摂取の仕方をすることも多くあるのですが、
完全にそれだけだと、なんだか自分の世界が狭まってしまう感じがして。
最終的に90捨てるとわかっていても、ちゃんと100の情報をまずは受け止めてみる場面をつくることで、
自分には何がしっくり来る、来ない、ということを、改めて自覚できるし、
もちろん思わぬ出会いとかもときたまあったりして、
だんだんと、自分の中での情報を取り入れる精度が上がっている気がする。

もちろん、もっと「見える世界」を広げようと思ったら、
予め編集されている「誰かのオススメ」に頼ることなく、
たとえば本屋を目的なくほっつき歩いてみる、とか、
気になった本を衝動買いしてみる、とか、
そういうことも必要だとは思うのですが、
なかなかそこまでの時間は…というのが正直なところでもあるし、
そのへんはバランスを見て、というところでしょうか…。

タイパもとても大事だし、限りある時間を有効に使うことは大事だけど、
ときには、というか、ものによっては、
少し取り入れる情報の幅に「余白」をつくってみる。

可処分時間との兼ね合いで、難しいところではあるし、
むしろ取り入れる情報量を減らさないといけない分野もあるけれど、
本だけでなく、2024年は他にもうひとつくらい別のジャンルでも、情報の「余白」をつくってみたいなあ。

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