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生活コストは下がらないかもしれないけれど。

今日は、Twitterで話題になっていたこんなトピックから。

田舎暮らし4年目の実感値としては、これは確かにそうですね…。
「田舎のほうが生活コストが安い」というのは、おそらく幻想です。

確かに、都会と比べれば、野菜とかは多少安いかもしれません。
でもあくまで「多少」です。きっと誤差の範囲内です。

「ご近所さんに野菜もらえたりとかもあるでしょ…?」とお思いの方、
確かにあることはありますが、
それが毎週のようにある、とか、野菜はほぼ買わなくていいくらいもらってる、とかでない限りは、これもやはり誤差の範囲内のような気がします。


一方、都会ではいらないけど田舎では絶対必要、というもの、これは確実にいくつかあるんですよね。
まず、都市部で車を持たずに生活をしていた人にとっては、車を持つというだけで相当なコスト増になるし、
どこかへ飲みに行けば、飲み代のほかに、代行を呼ぶお金も必要。

加えて、北国では冬(雪)に備える費用も必要です。
冬場の灯油代がバカにならないのはもちろん、雪かき用のスコップやらなんやらにも費用がかかるし、車の燃費も当然悪くなる。

これらの要素と、
都会と田舎の給与水準の差、そして家にかかる費用(家賃)、
ここまでを含めて天秤にかける必要がありますね…。


ただし、コストそのものに優位性がなくとも、
そのコストへの「質」という観点でいうと、田舎暮らしにも利点はあるのかな、と個人的には思います。

例えば、私は仙台に住んでいた頃、ほぼ毎日コンビニに行っていましたが、こちらに引っ越してからはほぼ行かなくなったんですよね。

徒歩移動だと、フラっと立ち寄れてしまうコンビニの魔力はエゲツないですが、車移動だと明確な目的がないと立ち寄らないし、私の生活圏内だと、コンビニと同じくらいドラッグストアがあるので、そちらによく行くようになりました。

同じものを買うのでは、当然コンビニよりもスーパーやドラッグストアで買うほうが安いですから、「無駄な買い物」「高くつく買い物」というのは圧倒的に減りました。
そうやって節約できている分も、他のコスト高に吸収されて費用総額としては変わりませんが、「あ〜また無駄遣いしてしまった〜」という思いをしない分、心の平穏は確保しやすくなっている気がします。

ほかにも、新鮮な「地元産」の食品が入手しやすくなったり、
「顔の見える」買い物をする頻度が増えたり。
お金の「使う量」は変わらなくても、「使い方」が変わる。
これが、田舎暮らしのお金事情のリアルなのかな、と思います。

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