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歳をとったって、ハードロックでヘドバンしたい。

読んで思わずハッとさせられた、こんな記事。

地域の老人福祉センターが、往年のロックバンド「レッド・ツェッペリン」の音楽を大音量で聴こう!という会を企画した、というこちらの記事。

一瞬、老人センターでロックバンド?!と、その組み合わせを私も意外に思ってしまったのですが、
よくよく考えると、全然不思議なことじゃない、なんならこれ以上ないピッタリな企画ですよね。
レッド・ツェッペリンは今から40年以上前、70年代に活躍していたバンドということらしいので、
今60代〜70代の人がちょうど20代〜30代ごろの青春真っ盛りに愛聴していたはず、まさに世代ドンピシャです。

老人ホームとかでもそうだと思うのですが、
流す音楽というと、演歌とか童謡とか、そういうのが多くて、
流してる側からしたら「世代に配慮してるつもり」なのだろうけれど、
これってよくよく考えると、大いなるステレオタイプですよね。

高齢化、長寿化で、60代、70代は「まだまだ若い」とみなされるようになって久しいですし、
実際に人口の半数以上が65歳以上、という田舎な環境に住んで思うのは、
70代くらいだと全然若いしみなさん全然元気、ということで。
そんな「若い」方々の青春には、オールディーズな洋楽もあればロックもあるし、『全員集合』とか見ててもわかるように、アイドル文化の黎明期でもあった。

歳をとっても、若いころ、青春時代の感覚は決して色褪せることはないだろうし、
当時の流行り、音楽やテレビ番組などは、きっと時空を超えて、当時の「若かりし頃」に連れ戻してくれるコンテンツのはず。
あのときほど体は自由に動かないかもしれないけれど、
音楽にノッてみたり、一緒に歌ってみたり、そうやって心からまずは「若さを思い出す」ことが、いつまでも若々しく健康でい続けるためには重要なのかもしれない。

(体への負荷みたいなところはともかくとして)
ご老人がハードロック聞いてヘドバンしてたっていいじゃないか。
かえってそうやって、歳をとっても「スキなこと」を制限されずのびのびできたほうが、健康寿命も伸びていくのかもしれないし、
つくづく「思い込みは厳禁」だな、と思います。

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