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「地元」だからこそわかること。

「笹かま」って、宮城県外の方にはどのくらいの知名度があるものなのでしょうか…?
牛タン、ずんだほどの強烈なインパクトはないものの、
県民であれば確実に慣れ親しんでいる「ご当地グルメ」のひとつです。

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Posted by 及善かまぼこ店 <元気です!南三陸> on Wednesday, June 1, 2022

ご当地だけあって、一口に笹かまといっても、いろいろなメーカー・ブランドがひしめき合っているのですが、
どこかで聞いたことがある話で、
生粋の宮城県民だと、自分の「推し」のブランドがあるのだとか。

かくいう私も、出身は県外ですが、笹かまといえばここの会社のやつ!というのがちゃんとあるんですよね。
宮城に親戚がいて、割と頻繁に笹かまを送ってくれていたのですが、
その送ってくれるものが、親戚の地元にある会社のもので、
我が家では笹かま=その会社のもの、というイメージがすっかり染み付いていたのでした。

他にもいろいろなメーカーの笹かまがあると知ったのは、宮城に移住した後のことで、
仙台駅のお土産コーナーで、「笹かまってこんなに種類あるの?!」とびっくりしたのをよく覚えています。


この手の話って、ケンミンショーとかでよく出てくる印象なのですが、
「ご当地グルメ」を抱える土地の出身者であればあるあるなのかな〜と思います。
県外出身者からしてみれば「どれも全部一緒」だし、
地元民だって、そこまで細かい味の違いとかは、よっぽどグルメじゃなきゃわからないかもしれないけれど、
ここの会社は○○市で、こっちは○○町、とかぐらいならわかるし、
この会社はこういうこだわりがある、この会社のこの商品はユニークでおいしいよね!みたいなことも言える。

もちろん、身も蓋もないことを言えば、
違いがわかるからといって何?という話ではあるのですが、
そういった細かいことを知っているのって、やっぱり「地元ならでは」でもあると思うんですよね。
地元の中で話していると当たり前すぎて気づかないけれど、
県外の方との話だと、案外びっくりされることもあるし、
案外、こういった小さいところから、地元への興味関心とか愛着みたいなものって生まれるのかもしれないなあ、と思います。

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