銀幕の向こうに広がる街並みを、軽率に好きになってしまう。

先日、「左様なら今晩は」という映画を観劇してきました。

映画館で映画を見たのは昨夏の「イン・ザ・ハイツ」以来だけど、
あのときは招待券で見たので、
自分でちゃんと券を買って映画を見たのっていつ以来だろう?と思うと、もはや覚えてないので、相当昔だったはず。

「ハラハラドキドキ」が苦手、というか、フィクションにそれを求めてない(現実世界=スポーツで十分摂取できちゃってる)ので、
普段からドラマとか映画とかはまったく見ることがない私。
この作品は、予告とか久保さんのお話からとかで、純粋に感動できる、ほっこりできる物語なのだろうなあ、とわかったので足を運べたのですが、
本当に心がぽかぽかする、心穏やかになれるステキな時間でした…!


物語の舞台となっていたのは、広島県尾道市。
シャッターが目立つ商店街や、丘沿いに建物が身を寄せ並ぶ住宅地、
そんな一見どこにでもありそうな風景を見ながら、
初めて見る景色なのに、不意に懐かしさを覚えてしまうのは、何故なのでしょうか…?
きっとありふれた風景のはずなのに、
銀幕を通して見るその景色は、すごくノスタルジックで、なんだかキラキラと輝いていて。
軽率に「行ってみたいなあ…!」と思ってしまいました。

テレビやパソコンの画面で見るのとはまた違う、
映画館の大きなスクリーンで見るからこそ感じられる輝き、煌めきがある。
普段めったに映画を見ないからこそ、新鮮な経験だったし、
これからもたまには映画館に足を運んでみようかな、と思えるステキなひとときでした。

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