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「地域づくり」を、三次元の取り組みへ。

移住定住や関係人口といった分野でも、
全国各地に興味深い取り組みをされている事業者さんがいますが、
京都を拠点に活動されている「ツナグム」さんも、そのひとつ。
すごく素敵だなあ…!という取り組みをたくさんされています。

ひとつひとつの取り組みが興味深いのはもちろんのこと、
それが縦に、横に、相互に関わりを持ってクロスしていることが、
取り組みの意味をより深い、確かなものにしているのだろうなあ、と。

「関係人口」とか「移住」とか「働き方」とか「観光」とか、
それぞれちょっとずつ違うように見えて、
「地域と人の関係づくり」という点では、通底するものがあると思います。


「地域づくり」「地方創生」的なものに多少なりとも関わる身として、
日々の取り組みをしていく中で強く感じるのは、
単発の取り組みを数重ねても、なかなか大きなうねりにはならないのだな、ということで。

たとえば、「関係人口」という関わり方が最近急速に脚光を浴びてきて、
その重要性は、年々増してきているけれど、
関係人口だけでは、それで地域が豊かになるわけではない。

あるいは、観光客が増えれば、
雇用が増えたり、地域にお金が落ちたりするけれど、
それだけでは、一過性の「消費者」対「生産者」の関係性でしかないし、
継続的なつながりにはならない。

また、民間や公共、様々なセクターで多種多様な取り組みがされていて、
個々の取り組みは本当に興味深いものが多いのだけれど、
「この取り組みとこの取り組み、ちゃんとシンクロさせていければもっと効果的になるはずなのに…!」みたいなことも結構あって。
ひとつひとつの取り組みがぶつ切りになってしまっては、最大限の効果は発揮されないんですよね…。

分野を超えたつながりや、セクターを超えたつながり、
それぞれの取り組みが、意図を持って連関していく。
そういった仕掛けがあってこそ、
「人と地域のつながり」が豊かなものになっていくのだろうと思うし、
自分が取り組みに関わっていく中でも気をつけていきたいなあ、と考えている点です。

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