「変化を楽しむ」心持ちでいること。

短いCMですが、見た時に直感で、すごく素敵な雰囲気だなあ、と思ったんですよね。

何も考えずにやってきたけどさ、
常に変化をさ、楽しんできたよね、いろんな人と。
それでちょっとでも前向きになってくれる人がいたら、うれしいよね。

「何も考えずにやってきた」なんてそんなことないはずだし、
様々な変化を前向きに受け入れるためには、きっと若干でも時間はかかったはずで。

でも、TOKIOのお三方が話すこの言葉は、すっと心に入ってきたというか、
本当に嘘がないように感じるんですよね。
それってなんでだろう？と考えると、
TOKIOの皆さんが、エンタメの世界だけでなく、
農業とか自然といったものとも向き合ってきた、というのが大きいのかなあ、と感じます。

DASH村で農作物を育てたり、
DASH島で養殖をしてみたり、
テレビの企画ではあるけれど、自然界にはもちろん「台本」なんてものはないし、
どんなシナリオが描かれるかは、その時が訪れてみないとわからない。
きっと、思い通りにいかなかったこと、予定外だったこと、想定もしていなかったこと、そんなことも山ほどあったと思います。
でも、自然相手となるとそれが普通だし、それをコントロールしようなんて到底無理な話で。

振り回されることもあるけれど、
向き合っていけばいろんな「恵み」を分け与えてくれる。
「変化を楽しめる」心持ちは、そんな自然とのふれあいとの中で生まれてきたものだと考えると、すごく納得がいきます。

でも、もう一歩深めて考えてみると、
「コントロールできない」ものって、本当に自然だけなんでしょうか？

たとえば、人の心とか、
特に他人の気持ちとか、もちろん自分の気持ちだって、
本来「なりゆき」というものがあるはずだし、時間や状況によって移り変わっていくものであるはず。
それを、どうにか制御しよう、自分の意のままに動かそう、というのは、
できないことではないかもしれないけれど、きっとそこにはいろんなひずみやゆがみを生んでしまうはずで。

自分でコントロールできる物事の範囲なんて、本当にちっぽけなもので、
自分のホントの気持ちですら、時折自分でもわからなくなったりする。
それなのに、変化に憤ったり、嘆いたり、振り回されたり、いちいちそんなことしてたら疲れちゃいますよね。

ありのままの状況を受け入れて、受け止めていくこと。
もちろんポジティブに受け止められない「変化」もあるかもしれないけど、
それすらも、そんなもんだよね、と思える、なんなら「変化を楽しむ」ことができる心持ちでいたほうが、人生楽に、楽しく過ごせるんじゃないかなあ、と思います。