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「指導者」次第で、チームも、選手の人生も変わるから。

バスケ、盛り上がってますね…!
女子代表を五輪で初のメダルに導いたホーバスHCが、
男子でも新しい歴史をつくった。
一見途方もない、クレイジーともいえるような目標を掲げて、
でも実際にそれを現実にしてしまうのだから、
本当にすごい人です。

もちろん選手のレベルも年々上がってはいるのだろうけど、
それでもどうにかならなかったものが、こうやってどうにかなってしまうのだから、
いかに指導者の力が大きいことか…!
チームに指針を、そして自信を与えて、
戦う選手達自身が、強がりでもなんでもなく「自分たちはできる、やれる」と信じて伸び伸びとその力を発揮する。

ホーバスさんもそうだし、
最近でいうと、高校野球・仙台育英の須江監督や慶應高校の森林監督、
少し遡れば、ラグビー日本代表のエディ・ジョーンズHC、などでしょうか。
共通するのが、監督自体の人柄に惹かれる人が多いこと、
チーム全体の意識を一歩引き上げる「言葉の力」を持っていることなのだろうなあ、というのは、様々な記事を見ても感じる点です。

こういう指導者に出会えた選手は幸運なのだろうなあ、と思いつつ、
でも、自分を、チームを引き上げてくれる指導者に出会えることを、果たして「運」で片付けてよいのだろうか?というのは、ちょっぴり引っかかる点でもあって。

プロは言わずもがな、自分がどこにいるかを自分自身で選べる権利(というより、自分自身で選ぶ責任、なのかもしれない)があって、
高校野球も、強豪校(に進むような選手)であれば、
この監督のもとでやりたい、という選択はできるのだろうけれど、
そうじゃない大半の人たちだって、
良い指導者に巡り会えるに越したことはない。


特に今年の高校野球だと、慶應の森林監督が掲げる「エンジョイベースボール」と、その裏にある、既存の高校野球へのアンチテーゼみたいなものは、
高校生・野球に限らず、
おそらく子どもに接するあらゆる「指導者」への問題提起にもなっていて、
きっとこういう考え方が広く浸透してくれば、もっと救われる子どもたちも多くいるのだろうなあと思うのですが…。

ただ、その問題提起に応えられる指導者が、果たしてどのくらいいるのか?
「指導者を育てる」ということが、どのくらい為されているのか分かりませんが、ただでさえ多忙な学校教員が、そこまで出来ている姿はあまり想像できません…。
でもだからこそ、そういう取り組みをしている人たちは応援したいし、
それが当たり前なんだよ、と言われるような空気感になってほしいから、
そういうチームをより応援したい。
そんな気持ちも、だんだん強まっているような気がします。

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