ハイデガー 存在と時間

まず、NHK Eテレの100分で名著を見ました。
あまりの難解さと面白さに、釘付けになり、
気づけば、全4回を見通してしまいました。


そして、理解を深めるべく、
NHKテキストを買いました。
テレビでは理解しきれなかった部分を
丹念に読み込むことができました。
やっぱり、映像は様子がつかめ、わかった気分になれるけど、
深い理解と考察には不向きかもしれないと感じました。

さらに、今日、
読書会「イワギク」 https://www.facebook.com/iwagiku.org/
に参加しました。
読書会を探したわけではなかったのですが、
偶然目に止まったイベントに即反応してしまった私でした。
語り合うと、また、別の味が味わえました。
いいものです。

<存在と時間について>
・人はなぜ不安になるのか?
 ⇨恐怖(対象がある)と、
  不安(明確な対象や理由がない)の違い。
  不安は対象がなく、もやもやしたものだから、
  原因が特定できず、働きかけようがない  

・人の無責任さはどこから来るのか、
 そして、どのように抗うのか?
 ⇨責任は「みんな」にあって、
  「自分だけ」にあるのではない
  という心理が働いている。

などの問いに対して、
ハイデガーの鋭く深い人間観察から気づきをもらいました。

<これからどうするか?>
私の仕事の中で、とても大切なことの一つが、人間観察です。
「よく見る」ということです。
私は、この部分があまり得意ではありません。
何をどのように見ればいいかわからないからです。
感覚も鋭い方ではありません。

しかし、得た知識を使い、
人に対して、仮説をたて、その検証のつもりで、人を眺めることならできます。

今回、仕入れた人に対する仮説を用い、
人間観察をより楽しみたいと思います。
「わかってない」私に、わかることが増えるかもしれないとワクワクしています。

来月も「100分で名著」の番組が楽しみです。
ちなみに、5月は「ニコマコス倫理学」です。

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