いじりん@地方の公立小学校教諭

一般企業に勤務後、現職。2児の産休・育休を経験し、より良い未来を創りたい思いを強くする…

いじりん@地方の公立小学校教諭

一般企業に勤務後、現職。2児の産休・育休を経験し、より良い未来を創りたい思いを強くする。NPO法人の代表理事として、地域社会とともに教育事業を推進。情報教育主任として、GIGAスクール構想を実現すべく日進月歩で努力中。その歩みをnoteに。

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GIGAスクール実現に向けて、学校現場でできること

私は、地方の公立小学校に勤務しています。 本校の外から目を引くような新しい取り組みは、英語活動を積極的に行っていること。 (5年ほど前ですが)全国から多くの先生たちが参観にこられていました。 それ以外の取り組み・校舎は、昭和の香りがする小学校です。 2020年4月に育休から復帰したばかりの私ですが、 そんな普通の学校で、ICT活用実践を積極的に進めようと決めました。 ICTは好きだし、その恩恵もずいぶん受けていた事実はあるのですが、 学校全体を巻き込む取り組みを進める自信

    • 教育観アップデート 習い事と親のコミット

      クルクルクルー、パッ! 五人の2回転と着地がキレイに決まった時、じわーっと涙が溢れてきました。私は、あまり涙を感動で流さないので、目から水分が溢れてきたことに自分で驚いてしまいました。 今日は、チアダンスの大会。大阪にあるエディオンアリーナに、ポニーテールで、お化粧をした小学生たちがたくさん集まっていました。どの集団も厳しい練習をやり抜いてきた自信が溢れ、とても強そうに見えました。 私たち親子にとっては初めての大会です。初めて訪れる会場の様子に圧倒されました。ライオン

      • 道徳 いじめ予防

        昨日、参観日でした。 人権に関するテーマでやってほしいとのことだったので、 「いじめ予防」の授業をしました。 とても大切なテーマだけど、 教員としては、とても神経をすり減らすテーマです。 授業の準備 題材として、 「すいたGRE・ENスクールプロジェクト」を採用することにしました。 日本の学校教育は、何かが起こった後に対処する事後処理型になっていることが多いです。しかし、今回は、いじめが起こっているからこのような授業を準備したのではありません。 「すいたGRE・ENスクー

        • 自由進度学習に挑戦

          令和時代の日本型学校教育の実現を目指して 校務面で色々挑戦を続けておりますが、、、、 今日は、 授業での挑戦の話を書きます。 子どもたちの主体的な学びの姿を実現するために、 自由進度学習に挑戦しました。  ↓このイメージ https://cocreco.kodansha.co.jp/general/topics/education/AnE7J 私が担任しているのは、低学年なので、 本当にどこまでできるのか半信半疑でしたが、 やってみると、子どもたちにすとんとハマったようで

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        GIGAスクール実現に向けて、学校現場でできること

          マインクラフトの教育利用を追求

          昨秋、マインクラフト(エデュケーション版)で遊び始めました。 遊び始めてすぐに、その拡張性の高さと可能性を感じ、これを教育利用していきいたいと強く思いました。 しかし、強く思っただけでは、 忙しいを理由にマイクラの勉強をサボる自信があったので、 2022年夏休みに、子ども向けイベントを開催することを決めました。 「はい??どういうこと?」 と思われた皆さん、 そうなんです、何もできない時にイベントをやると決めたんです!笑 このように自分にプレッシャーをかけた状態で、 マ

          マインクラフトの教育利用を追求

          夏休みの先生って、何してるの?

          夏休みの先生って、何してるの? と、思われている皆さん。 結構忙しいんです。 私は、NPOのイベントがある時以外は、ほぼ毎日出勤しています。 大きく分けると、以下の3つです。 ①学級・学年のこと ②学校全体に関わること(私の場合はGIGA推進です。) ③自分自身の勉強 ちょっとだけ詳しく書きます。 ①学級・学年のこと 秋にはたくさんの行事が目白押しです。 運動会、学芸会、遠足の準備、 (私は2年生の担任なので)生活科まち探検でお世話になる施設へのアポどりなどです。

          夏休みの先生って、何してるの?

          主体的・対話的で深い学び

          新学習指導要領では、 学びの変換が強くうたわれています。 教師主導から子ども主導へ 主体的・対話的で深い学びを実現するように言われています。 私は、 ここ数年、小学校教諭として、低学年ばかりを担任しているので、 上記のような学びを実現したい想いでやろうと取り組んでいることは多々ありますが、 なかなか、、、指導要領を具現化させたような子どもたちのいい学びの姿に出会える機会はありませんでした。 だから、やっていることの方向性は合っているだろうけど、 子どもたちをサポートする自

          主体的・対話的で深い学び

          校内研修:ミライシード

          勤務している校がある自治体では、「ミライシード」という デジタルドリルが採用されています。 https://www.teacher.ne.jp/miraiseed/products/drill/ このデジタルドリルの可否はともかく、、、、笑 保護者負担で購入され、 活用できる状態にあるデジタルドリルをいかに使っていくかを、 GIGA推進担当として考えています。 4月の赴任直後に、勤務校は、 まだ子どもたちの端末持ち帰りを進めていないと知ったので、 まず、「持ち帰りをいかに

          校内研修:ミライシード

          ハイデガー 存在と時間

          まず、NHK Eテレの100分で名著を見ました。 あまりの難解さと面白さに、釘付けになり、 気づけば、全4回を見通してしまいました。 そして、理解を深めるべく、 NHKテキストを買いました。 テレビでは理解しきれなかった部分を 丹念に読み込むことができました。 やっぱり、映像は様子がつかめ、わかった気分になれるけど、 深い理解と考察には不向きかもしれないと感じました。 さらに、今日、 読書会「イワギク」 https://www.facebook.com/iwagiku.o

          ハイデガー 存在と時間

          後悔を、行動に変えていく

          学校で先生をしていると日々、いろいろなことがあります。 お叱りを受けることも少なくありません。 「最もだな」「不適切だったな」と思うと、 反省と後悔のスパイラルに入ります。 夜中、その時のことを思い出し、悔しくて目が覚めることもあります。 昨日、このぐるぐるを抱えながら、 本屋さんにいってきました。 何か、いい言葉が見つかるといいなと思って、 フラーっと、ふらふらな足取りで出かけました。 そして、見つけました。 「自己正当化しようとすると、後悔から抜け出せない」 とのこ

          後悔を、行動に変えていく

          問い:GIGAスクール推進とは、何を推進することか?

          対話型研修「GIGAスクール推進とは、何を推進することか?」 この問いへの納得解を出すために、 校内の先生たちと共に対話する研修を行いました。 私は、校内のGIGAスクール推進主任として、 奮闘しています。 しかし、 GIGAに関して、 校内の先生たちとの認識の違いを兼ねてから感じていました。 守備範囲の定義や、これに対する想いの違いというか 捉え方の違いというか、価値観の違いというか、、、。 これは、現在の勤務校に限らず、よくあることです。 学校では、(GIGAだけ

          問い:GIGAスクール推進とは、何を推進することか?

          「学校」をつくり直す ーー読書会に参加

          学校は、さまざまな課題を抱えています。 教育現場で、いち教員として日夜奮闘する私は、その課題に向き合い、ヘトヘトになっています。 楽しいですけどねー。 「学校が抱える根本的な問題」とは何か? と、問われたら、どう答えるか?それってなんだろう? きっと、人(先生)ではないはずです。 「仕組み」にありそうというのが、私の第一印象でした。 苫野さんが書かれた本によると、、、 「みんなで同じことを同じペースで同じようなやり方で」 というのが、根本な問題だそうです。 「みんなで同

          「学校」をつくり直す ーー読書会に参加

          新しい学校へ異動 新しい挑戦が始まった

          ワクワクと不安  2022年4月、7年間勤務した学校から異動しました。 新しく勤務する学校は、 「どんな学校だろう」 「どんな先生たちと出会えるのだろう」 「どんな子供たちがいるのだろう」 と、ワクワクいっぱいでした。  公立小学校の異動は、同業他社への転職のようなものと言われます。 社長(=校長)が変わる。 働く場所が変わる。 お客様、関係者(=子供達、保護者)が変わる。 ワクワクと共に、不安いっぱいで4月を迎えました。 この時期は、子どもたちだけでなく、先生も不安なん

          新しい学校へ異動 新しい挑戦が始まった

          学習の元となる力を整えたい

          教室には、多様な子供たちがいます。 子供たちは、覚えられない、集中できないなど、多様なできないを抱えています。 「どこくらいできるかがですごい、すごくないを決めるのではなく、どのくらい成長したかが大切」 「違って当たり前、違っていいやん」 と多様性を受け入れる心を育てる一方、 多様な「できない」に対応するために何ができるかも考え、 実践してきました。 1年生の学習では、「コグトレ」を毎日行いました。 勤務している小学校全体では、「週に1回やりましょう」と、 取り組み目標が

          学習の元となる力を整えたい

          2032年の学校?

          10年後の学校の姿って、イメージできますか? 私は、「令和の日本型学校教育」を実現するために、 明確なイメージ(頭の中の動画)を持ちたいと思っています。 しかし、実は、、、、色々な勉強をしているものの、 明確なイメージを、まだ持てずにいます。 各種行動や挑戦は繰り返しているのですが、 イメージを持たずに行動を繰り返しているだけでは、 どこにも到達できないかもしれないという危機感を持っています。 そこで、「2032年の学校」対話会を小さくスタートさせました。 今日は、私の課

          21世紀型スキルとまなあそび

          21世紀型スキルは大きく分けて、4つあると言われています。  ①コミュニケーション  ②コラボレーション  ③クリエイティビティ  ④クリティカルシンキング 全て、Cから始まるので、「4C」と言われたりします。  ↓文部科学省資料より まなあそび https://www.manaasobi.org/ の観光大使活動では、 子供達のこれらのスキルをいかに伸ばせるかを考えながら色々試している感じです。 最近、取り組んでいるマイクラも、その取り組みの一つです。 一緒に仮想世界

          21世紀型スキルとまなあそび