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退去通知が来たので、再び家を探す【オーストラリアの賃貸事情2024年】

オーストラリアに住むときに一番大変なのが家探し。家さえ見つかればあとは何とかなる。

私達夫婦は2023年7月から今のアパートに住んでいるけど、今回契約更新不可の通知が来てしまった。1年ぶりのハウス・ハンティング開幕である。

このアパートは高いけど、立地も間取りも素晴らしくて気に入っていたので、とてもショック…。

契約期間がそもそも短い

オーストラリアの賃貸契約は、①内覧→②応募→③勝ち抜いたら契約 という流れ。

②応募がとにかく大変で、過去2年分の住所の記録、その不動産の連絡先、直近3回分の給与明細、銀行残高などなど必要な書類がめちゃくちゃいっぱいある。

そして入居日と契約期間も一応こちらが選べる。ただし、入居日がその物件のオープン日から遅れると③勝ち抜ける確率がかなり下がる。そして契約期間はたいてい6か月、12カ月、18カ月、24カ月。

最近は6か月や12カ月で契約をとる不動産がとても多いそうだ。オーストラリアの家賃はすごいスピードで上がっていて、オーナーや不動産からすると24カ月も同じ家賃で住まわれたら困るからだろう。契約を短くして切れる度に家賃を上げたいのだ。

私たちが家探しをしていた2023年5~6月頃、1LDKで週550ドル(1カ月24万円くらい)の家賃が割と普通だったが、2024年の今は同じ間取りでも週600~700ドル(1カ月26~31万円くらい)はする。1年で10~30%くらい家賃が上がっている印象。

契約終了3カ月前に連絡

今のアパートの契約は2024年7月まで。私は契約を伸ばしたかったので、不動産担当者にこちらから連絡をした。

解約終了3か月前の4月、「できれば契約を更新したいのだけど、そういった話し合いはいつできるだろうか?」とメールで聞いてみた。

その返信は「それはオーナー次第だ」と。
えw「オーナーに確認します」じゃないのかw

こちらから「じゃあオーナーに確認してください。何月何日までに。中間報告はいついつまでにお願いね?オーナーから返事がなかったら、こちらが契約更新したい旨、更新できない場合早めに教えてほしいことも伝えてくれる?」

とこまごまとすべて伝えないと不動産は動いてくれない。

オーストラリアの不動産屋は売り手市場だからか、借り手に対してあまり誠実ではないように感じる。これが貸し手(オーナー)が相手になると態度が変わるのだろうか…。

契約更新不可の連絡

数日後に不動産から電話があり、残念ながら契約更新はできないと。どこぞやにいたオーナーがブリスベンに戻ってきてこの部屋に住みたいからとのことだった。

「決してあなたたちの家の使い方が悪いからじゃないのよ。オーナーは、うちをきれいに使ってくれてありがとうって言ってたわ!次の家がスムーズに見つかるといいわね!」とのことだった。

オーストラリアの不動産やインスペクションといって、賃貸の家を勝手に見に来ることができる。普通は数カ月に一回見に来て、異常がないかオーナーに報告をするのだが、うちの不動産は前述のとおりあまり仕事熱心ではなく、1年間に1回しかインスペクションにこなかった。(前のシェアアパートは少なくとも2か月に1回はインスペクションがあった)

一度もこの家に来たことがないオーナーが「きれいに使ってくれてありがとう」というのは不動産の報告があってこそである。

途中で出ても家賃は最後まで払う

契約終了は7月18日。もし、例えば7月1日から次の家が決まった場合は、6月末で退去できるか?というと、答えはNO。

契約中に退去することをBreak Leaseブレイクリースと言う。次の入居者が見つかるまで、ずっと家賃を払わなければいけない。タイミングよく次の入居者がすぐ入ればいいが、私の場合、次の入居者がオーナーなので、最後まで払ってほしいというわけだ。

次の家がもし7月20日とか、数日後からに決まったら、数日だけ契約を伸ばすことはできるか?というと、これもNO。

「いつ出て行ってくれてもいいが、7月18日に必ず退去最後の最後まで家賃は払ってもらう。」ということだ。

次の家は7月18日か、それ以前に決まらなければ私たちは路頭に迷う!

私は去年、この家に辿り着くまでに30件以上の家に応募した。29件落ちた。7月18日あたりに契約できるよう、努力するけども、この日程で必ず新居をゲットできるかというと、かなり難しいと思う。

前の家の最後の家賃と、次の家の最初の家賃をダブルで払う

というのが現実的だと思う。財布が辛いが背に腹は代えられない。7月上旬に次の家を確保しつつ、今の家の家賃は最後まで払いきるというわけだ。ぐはぁ

私は今7月前半からオープンになる家を手あたり次第探している。1つ応募したけど落ちた。でもまだ1つ…まだ戦いは始まったばかりだぜ?

家探しをしていると友達が声をかけてくれる。「万が一どこも決まらなかったらうちに泊まればいい」と、二人の友達が言ってくれた。路頭に迷うことはなさそうだ。

良い家が見つかるように、ぜひみなさんも応援してくださいませ。頑張れ!と思ったかたはぜひ「スキ」お願いします!


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