木犀の詩
朝露の
ひとつぶに溶けた
あまい匂い
ああ
今にも
金木犀が咲く
夏の聖堂を
さまようおれは
暗がりの
水たまりだった
勝利の鐘のように
ひびくのは
金木犀のファンネル
ついに咲いたら
おれは歩きだす
うす橙色の
悩ましい匂いに
むせかえりながら
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朝露の
ひとつぶに溶けた
あまい匂い
ああ
今にも
金木犀が咲く
夏の聖堂を
さまようおれは
暗がりの
水たまりだった
勝利の鐘のように
ひびくのは
金木犀のファンネル
ついに咲いたら
おれは歩きだす
うす橙色の
悩ましい匂いに
むせかえりながら
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