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◎清明・せいめい「4月5日〜4月19日頃」《二十四節気》
「清明(せいめい)」。
万物が清らかに明るく輝く時。
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咲き誇る花々
初々しい緑
生き生きとした空気が
まぶしい季節でしたね。
さて、
今回も「清明(せいめい)」を
二十四節気をさらに3つに分けた
「七十二候(しちじゅうにこう)」と
「和菓子」とともにふりかえりたいと思います。
始まりは、
《玄鳥至・つばめきたる》
清明の初候
「4月5日~4月9日頃」
燕(つばめ)が南方から
日本へと渡ってくる頃。
この時のお菓子としてご紹介したのは
『花だんご』でした。
「伊勢屋」(八王子)さんのものです。
花より団子
の言葉があるように
桜を愛でながらいただく
お花見団子はやはり格別で。
続いて、
《鴻雁北・こうがんかえる》
清明の次候
「4月10日~4月14日頃」
燕と入れ替わるようにして
「雁(がん)」を始めとする
冬鳥たちが
日本を旅立つ頃。
北方へと帰ってゆくのです。
この時のお菓子としてご紹介したのは
『ひとひら』でした。
山種美術館の「Cafe 椿」で
いただくことのできる
「菊家」(青山)さんのもの。
奥村土牛の名作《醍醐(だいご)》が
モティーフの優しい印象のお菓子です。
中にはふんわり香る萌黄色の柚あんが。
締めくくりは、
《虹始見・にじはじめてあらわる》
清明の末候
「4月15日~4月19日頃」
冬の間にはみられなかった
「虹」がその姿をみせ始める頃。
春の雨あがり
つい空をみあげたくなる
七十二候ですね。
この時のお菓子としてご紹介したのは
『花水木(はなみずき)』でした。
「梅花亭」(神楽坂)さんのものです。
お花の美しさが
細部にまで宿った一粒。
中はこし餡となっておりました。
桜から新緑へと
バトンの繋がれた
「清明(せいめい)」。
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続く「穀雨(こくう)」では
恵の雨が木々のますますの成長を
促すこととなるようです。
春最後の二十四節気でもあり、
夏の気配も感じられる時ともなるでしょうか。
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