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今日のYOGA。「立秋:新たな挑戦/借りのスカーサナと秋の虫の声/睡眠、残暑」

昨年の11月からお休みしていた
「YOGA日記。」を再開します。

出逢ってから8年目のヨガ。
「YOGA日記。」は
ヨガを日々行なう中で得た気づきを
もくもくと綴る日記です。

今回からは
二十四節気、七十二候にのせて
お届けしてまいります。


✴︎

立秋・りっしゅう

【涼風至 ・すずかぜいたる】
8月8日~8月12日頃


<8月8日>

新たな挑戦が始まった。

ヨガの基本姿勢
「スカーサナ」が
できなくなってしまったのだ。

「安楽座」と訳され
深い呼吸のできる楽な姿勢
と言われるこれを

ひざの痛みのせいで
回避せざるを得なくなってしまった。


ことの始まりは2年前。

茶道の教室に通い出したことで
「正座」の機会が増えたのだ。

正確には人生で初めて
「正座」を長時間するようになった。

当初からひざや足首に痛みを
感じていたものの
我慢をしていたら慣れてくるだろう
となぜだか信じていた。

ところが、だんだん痛みが強くなり
気づけば日常でも痛みが出てくるように
なってしまった。


とくに、ヨガの中で。

ひざが90度以下に曲がる時に出る痛み。
困ったことにヨガでは
しょっちゅうこの状況に出くわす。

たとえば、冒頭に上げた基本の座り姿勢。

ひざが、ふくらはぎと太ももの裏同士が
つきそうなほどに曲がる。

この姿勢で行なわれるポーズもたくさんある。


「あ〜、どうしよう。」と
頭を抱えてしまった理由には

ヨガが「歯磨き」くらいに
生活に馴染んでいることがある。

歯磨きであれば
手が痛くて歯ブラシを持てない
というような状態だろうか。


そこで、今日から試みたのが
両脚を110度くらいに曲げ
足の裏をつけて座ること。

「仮のスカーサナ」上から見た図

これを「借りのスカーサナ」にして
しばらくヨガをしてみようと決めた。

「本物のスカーサナ」上から見た図

本物のスカーサナよりも
腸腰筋(ちょうようきん・
上半身と太ももとを繋ぐ筋肉)を使うので
けっして「楽」ではないけれど

とりあえずこれでしばらくの間
ヨガを続けてみようと思っている。

そんな今日は立秋。
風が少しばかり涼しく感じられる。


<8月9日>

「仮のスカーサナ」に
なんとなく慣れてきた気がする。

まだ2日目なのに早い。
自分でも驚く。

ヨガを続けていると
身体につられて思考も
やわらかくなっていく

とこうして感じることが本当に多い。
嬉しい。

そういえば昨夜は
秋の虫の声が聴こえてきた。


<8月10日>

この頃、ヨガの最中の「考え事」を
気にしなくなってきている。

以前は、ヨガと関係のないことを
考えている自分をいつも「否定」
していた。

いけない、ポーズに集中しないと!と。

ところが、最近は「考えたい」自分を
そのままに
してポーズを続けている。

最後まで考え事が止まらない日もあれば
気づけばポーズにずいぶん集中していて
何にも考えていない日もある。

「あるがまま」の自分を前よりも
ずっと受け入れられる
ようになってきて
いるのかもしれない。



<8月11日>

朝から秋の虫の声が聴こえた。
季節の移ろいにはっとさせられる。

「借りのスカーサナ」で不思議な感覚がした。

胴体と両脚が別々に存在している
ような感じがしたのだ。

どちらも自立していて
依存し合っていない
という感覚だろうか。

とくにこの座り方では上半身を支える筋肉を使う。

胴体がすっと地面に立っているように
思えたことがなんとも心地よくて
「安心」を感じられた


<8月12日>

昨夜はちょっと夜更かししてしまった。
眠い。

眠い時にはほんとうに身体が動かない。

「睡眠をとってから動いてくださいね。」
と身体に言われているような気がした。

休息が十分に取れてからでないと
身体も頭も働いてくれない
みたいだ。

当たり前のことを身を持って知る。

仰向けでできるポーズを探し
目を閉じ頭を休ませながら
(考え事をしないでいながら)
ゆっくりと身体が伸びるポーズをとっていく。


睡眠の大切さをあらためて感じた日。
残暑がまだまだ厳しい。


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