現実の世界で、鋭い感度を持っているであろう青年に遭遇した話。
今日は私が住む地域は、冬が逆戻りしたような、肌寒さがあった。
私は、最近は特にテレビをあまり見ない生活になったので、日本全国の細かな状況や、現実的な世の中の出来事などにとても疎いのだけど、どの地域に住む皆さまも今日は、私と同じように季節の逆戻りを体感されたのかな~??とか考えたりしていた。
そうして日頃オンライン上で交流のある方々に思いを馳せたりしつつ、日中は子供たちと穏やかに、マイペースに過ごしていた。
そしていつものタイムスケジュールの通り夕方に仮眠を取り、そして目覚めてスマホをチェックした。
そしたらば、突然今日中に済ませなければならない用事が頭に浮かんだために急いで身支度をし、子供たちに留守番を頼むと、車に乗り込んだ。
一か所目に訪れた場所では、ちょっと今日の用事の目的が果たせなかったので慌てて車へと戻って、私がかなりの頻度で訪れている、行きつけのショッピングモールへと向かった。
そのショッピングモールで、なんとか目的の用事をまずは済ませることに成功した私はほっと胸を撫でおろし、ちょっとした癒しが欲しくなってしまって、食料品売り場で食材の買い出しをする前にね~と思って、ペットショップのあるフロアーへと向かった。
ショーケースの中で小さく戯れるワンコたちを、ほんの少しだけ愛でさせていただくために。
そのペットショップのすぐ近くには、こちらも私がかなりの頻度で訪れている本屋さんがある。
でも私は毎度のことながら、本屋さんに一歩足を踏み入れるともう気持ちがウキウキとしてしまって、好奇心が刺激されてしまって、すぐに新品の本たちに感化されてしまい、新たな本を購入してしまう、ということをしがちな女だ。
そうして購入した本たちを毎日少しずつ少しずつ読んではいるのだけど、なかなかその積読が順調に減って行かない、という現象が起きてしまっているので、そんな理由から今日は、もう本屋さんを見てみぬふりをするぞ!くらいの意気込みで、その前を通り過ぎようとしていた。
ただここで問題が発生する。
ペットショップに向かうエスカレーターを降りた先、そのほぼすぐ目の前に本屋さんの入り口が、どどど~ん!!!と現れるのである。
もう、これみよがしに魅力的な本たちが私の方を見ながら、にっこりと微笑んでいるではないか。
……………。
ほうほうほうほう…………
ほ~
……………。
また、やってしまった。
引き寄せられてしまったのである。こちらの本に。
以前からその存在を知り、気にはなっていた本だった。
こちらです。↓↓↓
「なぜ僕らは働くのか」
ジャーナリストの池上彰さん監修の本である。
こちらの本のページをパラパラとめくってみたところ、イラストが多くって、ほとんどすべての漢字にフリガナがふってあって、まさに今の我が家の子供たちのような、これからの時代を担ってゆくであろう思春期の若者が読むには、ぴったりの内容だな~って思った。
この表紙に描かれている少年の横顔が、私の小学校高学年の息子のそれに、とてもよく似ているようにも感じて。
「これは家に一冊はあったほうが、きっといい本だな………」
そんなふうに、もう直感的に感じた私は数分悩んだ末、この本の購入を決めた。
私という人間は、とにもかくにも日々のどんなに小さな出来事でも、いちいちいちいち哲学的な思考を働かせてしまう。そのような母である私にとってもこの本は、読んでおいた方がいいような気がした。
こちらの本のキャチコピーなのだろうか、本が平積みされたところのポップ的なところに、そう書いてあった。
「実に購買意欲が湧くキャッチコピーだよな~!」なんて私は関心してしまって、まんまとその本の出版関係者の方々の戦略にハマってしまったのであった。
ちょっとまだ今日のところは、内容は読めてはいないのでまた後日読んでみたら、その内容を記事にして行きたいと思う。
そうしてその本を手に持ち、本屋さんのレジへと私は向かった。
すると対応してくださったのは20歳前後、大学生さんだろうか?丁寧な接客が印象的な、物静かそうなお兄さんだった。
彼がレジを打ち私の対応をしてくださっている間に、彼の手元をなんとな~く、ぽやんと私は眺めていた。
すると、そのお兄さんの爪の先がとっても綺麗にお手入れ、されていたのである。爪はおそらくは磨かれているのだろうか、つやつやとしていて光り輝いていた。
私は、そんな彼を見て「あ~……この方は、こうした部分にもちゃんと気を使うことが出来る、きっと鋭い感度を持っている方なんだろうな~………」って思って、そんなレジのお兄さんにとても好感を持った。
やっぱり男性でも女性でも、爪の先まで気持ちが行き届いている方って素敵である。
私は、最近は爪先への意識は小さくなってしまっていたけどそんな彼を見て、ちゃんとしたいな~って思った。
◇
今日は、そんなほっこりとした気持ちも抱くことが出来た、いい休日でした。
ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。
記事を読んでいただきありがとうございます☺️これからも真摯に文章を書くことを追求して行きます。よろしくお願いいたします!