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赤!赤!赤!って、信号じゃないよ!(レコードジャケットの楽しみ #3)

こんにちは、吉田です。
レコードジャケットを自宅の部屋に飾ってニンマリする連載の3回目です。
(連載のマガジンはこちら)

さて、飾るレコードジャケットは、まずはそのアルバム自体(つまり曲ですね)を気に入っていることが大前提です。
しかし、そもそもレコードジャケットを飾るのは絵画を飾る代替行為として始まったものなので、お気に入りのアルバムのジャケットが鑑賞して楽しめない場合(つまり、ジャケットがカッコよくない場合)、やむなく飾るのを断念せざるを得ません。

そんな中、その基本的なルールを無視してまで「これを飾りたい!」と思わせるアルバムがあります。

それが、アフロディテス・チャイルドの「666」です
元々ヴァンゲリスというアーティストに出会い、そこから遡ってヴァンゲリスがアーティストとしての初期に結成していたアフロディテス・チャイルドというグループにたどり着きました。
ヴァンゲリスは映画音楽も数多く手掛けていて、私のお気に入りであるブレードランナーの音楽もヴァンゲリスです。

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この「666」というアルバムは今から50年近く前にリリースされていますが、今もなお新鮮さとインパクトは変わりません。

ちなみに、映画「オーメン」では666が黙示録の獣の数字として悪い意味で使われていましたが、このアルバムでは黙示録全体の象徴として使われているように思います。

この「666」をどうしても飾りたい!
しかし、このアルバム、ジャケットは真っ赤な背景に、ただ単に数字で「666」と書いているだけ。これは困る...

そこで、「じゃあ、真っ赤なジャケットで統一すれば、それなりにカッコよく見えるだろう!」ということで、真っ赤なアルバムを探しました。
もちろん、そのアルバムが「お気に入り」であることが条件です。

そこで見つけた2枚目が、ジャン・ミッシェル・ジャールの「The Concerts in China」です。
ジャン・ミッシェル・ジャールはフランスのシンセサイザミュージシャンで、中国で初めてライブをした欧米のアーティストと言われています。そして、このアルバムがそのライブ盤となります。

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このアルバムは上の写真にある通り、真っ赤な背景に中国の京劇のお面のようなイラストで、インパクト抜群です。
ちなみに、ジャン・ミッシェル・ジャール、渋くてかっこいいオヤジです。
昔はシュッとした美男子でしたが、今の写真を見るとメチャクチャ渋い!
こんなオヤジになりたいものです。
なお、余談ですが、父親は映画音楽で有名なモーリス・ジャールです。私の好きなドクトル・ジバゴの音楽もモーリスジャールです。

さて、最後の1枚をどうするか。
2枚目のアルバムを見つけた時に「2枚ともプログレ。しかもシンセサイザー音楽だ。3枚目もプログレで、できればシンセサイザー系で見つけよう!」と意気込んで探したのですが、全く見つからず...

やむなく「ジャンルは問わない。気に入ってさえいれば、真っ赤なジャケットであればなんでもいい...」と最初の条件に立ち戻って探すことにしました。

そして見つけたのがサントラの「Shock Treatment」(ショック・トリートメント)。

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これはカルト的に超有名な(私ももちろん大好きな)映画「ロッキー・ホラー・ショー」の続編で、映画自体はぼちぼちですが、サントラはお気に入りです。
ちょっと前の2枚とテイストの違う赤にはなりますが、これも「666」を飾るため、多少の違いには目をつぶりましょう。

ということで、真っ赤な3枚を並べたのが下の写真です。

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なかなかインパクトありませんか?

この3枚ともSpotifyにあるので、3枚のアルバムをヘビロテしてかけています。
朝からShock Treatmentを流すとテンションMAXです。

ぜひ皆さんもお試しあれ。
(しつこいですが「666」はオススメです!)

追伸:
過去2回はストックした写真で投稿しましたが、今回の投稿はリアルな内容、つまり今飾っているジャケットのお話しになります。
毎週土日に入れ替えているので、今後の更新は週次となります。
ではまた来週、お会いしましょう。

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