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女性の顔を飾るって、趣味悪い?(レコードジャケットの楽しみ #7)

こんにちは、吉田です。
レコードジャケットを自宅の部屋に飾ってニンマリする連載の7回目です。
(連載のマガジンはこちら)

この連載の1回目で私の敬愛するザッパの顔の3連発を載せましたが、今回は女性の顔のジャケットで揃えてみました。
男性の部屋に女性の顔のジャケットを飾る。しかも3枚(3人分)というのはちょっと「変な人」と思われるのではないかと思ったりします。

しかし、今回ご紹介する3枚とも、そんな変な雑念を吹き飛ばすようないいアルバムです。

まず1枚目は、スタイリスティックスの「Fabulous」です。
スタイリスティックスは、甘いメロディーが特徴のソウルミュージックの大御所で、ヒット曲もたくさんあります。
「あっ、この曲、聞いたことある!」という曲がたくさんあるので、一度皆さんも聞いてみてください。
この「Fabulous」からはヒット曲は出ていませんが、アルバム自体のバランスはよく、お気に入りの1枚です。

しかしこのアルバム、内容もいいですが、それ以上にジャケットがすばらしいんです。
下の写真にある通り、黒人の女性の顔のドアップがそのままジャケットになっています。
「美しい」とか「かわいい」というのではなく「ちから強い」のです。
(もちろん美しさを兼ね備えた力強さ、ということです)

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どうでしょうか?
カラーリングされた髪の毛、オレンジとピンクのファーに囲まれていても、全く負けていない顔の迫力、そしてその目じから。女性の顔のジャケットの中では断トツのすばらしさです。

このジャケットを見ていると、ちからが沸いてくるだけでなく不思議と癒されもします。
相反する2つの影響力のあるジャケットというのはなかなかありません。
ついついこのジャケットには見入ってしまいます。

さて2枚目でです。
力強さで選んでも「Fabulous」に並ぶものはないので、違った切り口にしましょう。
「やさしや」や「あたたかさ」あるいは「さわやかさ」で選んでみます。
そして見つけたのが、ルネッサンスの「A Song For All Seasons」です。

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この連載の常連となるルネッサンス、シンフォニックプログレで有名なグループで、この「A Song For All Seasons」もその王道をいく名盤です。
2回目の「Scheherazade And Other Stories」4回目の「RENAISSANCE」もオススメです)
このオシャレでさわやかなジャケットは「Fabulous」といい対比を生むかと考えました。

そして3枚目は、ケイト・ブッシュの「The Dreaming」。
悩んだ結果、結局大好きなケイト・ブッシュに落ち着いた...というよくあるパターンになってしまいました。確か以前も同じパターンだったような気が...

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正直このアルバム、ジャケットデザインとしてはインパクトがあるわけでもなく、かといって「すごいいい!」というワケでもないので、完全に「大好きなアーティスト×女性の顔のジャケット」というだけで選んでいます。

ジャケットのインパクトは3枚の中では残念ながら3番目ですが、アルバムの中身(曲)自体は3枚の中では断トツのお気に入りです。
なお、このアルバムジャケット、裏面がすごくイイんです。
こんな感じです。

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オシャレでしょー!

ちなみに、ケイト・ブッシュを聴かれたことのない方は、本アルバムではなく以前ご紹介した「Never for ever(魔物語)」がオススメですので、ぜひ聴いてみてください。Spotifyにももちろんあります!

で、今回の3枚を並べるとこんな感じです。いいでしょ!

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色々こだわっているようで、実は最後はアーティストの好き嫌いで選んでいる...というオチでした。

おあとがよろしいようで、今回はこれにて失礼します。

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