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プログレ×物語×イングランド=?(レコードジャケットの楽しみ #2)

こんにちは、吉田です。
レコードジャケットを自宅の部屋に飾ってニンマリする連載の2回目です。
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なぜ自室の壁にレコードジャケットを飾るのか?については前回お話ししましたが、今回は「どんなレコードジャケットを飾るのか?」についてお話しします。

私は何をするにもまず「目的」や「取り組む意味」を決めないと気が済まないタイプです。
この「レコードジャケットを飾る」という行為においてもその基本ルールは変わりません。

そのために、まず「テーマ」を決めます。
テーマの決め方は色々ありますが、多いのが「このジャケット、めっちゃいい! このアルバムに関連するテーマで探そう!」という決め方です。

今回もそのパターンでした。
まずジェネシスの「Nursery Cryme」を選びました。
この
Nursery Cryme、ジャケットがメチャクチャいいんです!
クラシカルな今でいうゴスロリっぽい服を着た美少女がボールの代わりに生首でクリケットをする、というちょっとショッキングなジャケットです。
もちろん、中身(曲自体)もよく、初期のピーター・ガブリエルが在籍していた時代の名盤です。

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このNursery Crymeは童謡という言葉をもじっているので、童話や物語をテーマにしたアルバムであることをひとつ目の条件にしました。
ふたつ目の条件は、ジェネシスがイングランドのバンドであったので、イングランドのアーティストを条件にし、そしてみっつ目の条件をプログレにしました。

つまり、今回のテーマは「プログレ×物語×イングランド」となったのです。

そこで、その条件にあうアルバムとして次に選んだのが、ルネッサンスの「Scheherazade And Other Stories」です。日本名が「シェエラザード夜話」といい、バリバリの物語です。

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しかも、ジャケットが私の好きなヘンリー・ダーガーの「非現実の王国で」の挿絵っぽい感じも若干あり(ほんの若干です...)、もちろん曲も超すばらしく、名盤中の名盤です。

さて、最後に選んだのはケイト・ブッシュの「Never for Ever」です。日本のアルバム名が「魔物語」。そのままですね...

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ケイト・ブッシュは好きな女性アーティストの中の筆頭で、一時期どっぷりはまっていました。
このアルバムも名盤で、今も結構spotifyでヘビロテしています。

3枚とも間違いない名盤ですが、しいて言えばケイト・ブッシュの「Never for Ever」がイチオシです。

こんな感じで飾っています。

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しかし、ケイト・ブッシュのアルバムだけがチョット暗めの色合いで、他の2枚と違いますよね。
実はもっと明るめの色合いで「プログレ×物語×イングランド」で探したのですがいいのが見当たらず、「大好きなケイト・ブッシュなのでこのアルバムでいい!」ということで、この組み合わせになった...という次第です。

「見栄えより意味合いを優先した、というところが自分らしいな」と思いながら、ニンマリ眺めて今日も過ごしています。

ではまた次回。

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