検定テキストの大改訂と、横浜フェスのトークショー
昨年末、天鏡蒸留所の取材からもどってからはウイスキー検定の公式テキストの6年ぶりの大改訂に向け、その校正作業に入っていた。一度、昨年夏くらいに取りかかろうとしていたが、イヤーブックを優先させる必要があり、始めてすぐに中断していた。今回はイヤーブックの入稿の目途も立ったので、本格的に取り組むことにしたのだ。結局、暮れの30日までやって、その後は鎌倉に帰宅。正月2日間だけ休み、3日の夜から再びその作業を開始。
それと並行して、これも昨年暮れから始めていたウイスキー検定の問題作りも、本腰を入れることに。2月に行われる第18回検定は、3級、2級、1級、ジャパニーズクラフト級(JC級)の全4部門。1級以外は在宅受験だが、1級だけは会場試験ということで、今回も東京と大阪の試験会場を用意している。その4部門、合計400問を暮れから、正月明け3連休までに作ってしまう。もちろん、これは原案で、それから校正を繰り返し、本番の試験問題に作り上げていく。考えてみれば、私たちの仕事の大半が、この校正作業。ほぼ毎日、午前中は何かしらの校正をしているか、そうでなければ原稿を執筆していることになる。
昨年1年間で書いた原稿は400字詰め原稿用紙(いまだに使っている!!)にして、800~1,000枚。1年365日、毎日3枚ほどを書いている計算になる。さらにそれを少なくとも4~5回校正をしているから、書いて、読む作業は大変なことになる。昨年後半、ずっと腰痛、首痛、そして眼精疲労に悩まされているのも、そのことと無縁ではないだろう。いわば、ライター、編集者の職業病みたいなものだ。
と、嘆いていても始まらないので、正月明けの3連休もほぼ1歩も外に出ず、検定テキスト、問題作りに追われることに。いっぽうで2月11日のウイスキー&スピリッツフェスまで1か月となるので、その会場で行うスペシャルトークショーの登壇メンバーの最終決定に向け、最後のツメを行う。トークショーは全部で4つ。1部はクラフトウイスキーの蒸留所①として、今までウイスキーフェスで登壇したことのない新規の蒸留所の造り手たちに集まってもらい、私とトムセン陽子さんのMCで、熱いトークをしてもらおうと思っている。これだけでは、すべての蒸留所の方をお招きすることができないので①、③と分け、それぞれ1部、2部に登壇者を変えて行う予定だ。それぞれ5~6名の方を予定している。
1部の2つ目は、泡盛に焦点を当て、その造り手、そし有識者に登壇してもらい、泡盛の独特の世界を語ってもらおうと思っている。特に石垣島の直火蒸留は必聴だ。2部の③はクラフトの続きで、④はジンの最前線。つまり4つのトークショーは、クラフトウイスキーの蒸留所が2回で、泡盛とジンがそれぞれ1回ずつということになる。すべて無料で、45分のトークバトル(?)である。登壇者の詳細については、近日中にSNSにアップし、さらにプレスリリースも発信したいと思っている。
またキッチンカーの詳細や、ウイ文研ブースの詳細についても、近日中にアップ予定だ。ウイ文ブースではボトル販売だけでなく、過去のフェスで抽選販売となったジャパニーズのスペシャルボトルたちも、特別な有料試飲コーナーを設けたいと思っているし、ガロア、TWSC、検定など、それぞれ趣向を凝らしたブース出展を行いたいと思っている。比較的スペースがあるので、ガロアのバックナンバー一気見せや、トートバック全部展示、販売もやりたいと思っている。
いわば、ウイ文研が過去15年間でやってきた様々なフェスの、現時点での集大成である。