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新卒銀行員の課題図書(2/3)

今回は、入社時におすすめされた10冊の本を読んで思ったことや考えたことなどを書いていこうと思います。

長くなってしまうので3パートに分けて書いていこうと思います。※この記事は2パート目です。


まず一冊目はこちらの本です。

広告コピーってこう書くんだ!読本

正直この本をお勧めされたときは、なぜ銀行員が広告コピー?と疑問に思ってしまいました。

疑問に思いながらも読み進めると、この「なぜ?」がアイデアを生み出すためには欠かせないことがわかりました。

普段から疑問に思う体質のことを本書では発想体質と呼んでおり、発想体質になることが、アイデアを生み出し続けるために必要だと書かれています。

人間は無意識に様々な情報を遮断して生活してしまいがちだと思いますが、一度立ち止まり、「なぜ?」と疑問に思うことで、「だったらこうしてみたらどうだろうか」というアイデアにつながるのだと思います。

特に私のような新卒は、疑問に思って質問することが仕事だ。とよく言われます。社会に出て、問題を与えられる側からもつけだす側に回る際、こうした、「なぜ?」と思える力が大切になってくるのだと思います。

普段から、質問をする姿勢などを作るところから、発想体質作りは始まると常に意識する大切さが学べる一冊でした。

もちろん、広告に関する内容がメインですので、広告の書き方に関しては詳しく記述されていることは補足しておきます。


続いての本はこちらです。

なぜ、わかっていても実行できないのか

タイトルを見て、「あ、これは私のことだ。」と思わせられました。

本でいくら知識をインプットしていても行動としてアウトプットとして出さなければ意味はない。そうわかっていても、いざ行動に移すことって難しいですよね。

この本では、こうした知識を行動に移せない原因と、どうすれば行動を促すことができるのか。といったことが、主に会社の経営者やリーダーなどのマネジメント層に向けて書かれています。

ただ、私のような新卒社会人でも明日から実践できそうなことも多々紹介されていますので、知識を行動に移したい!と考える私のような人には立場を問わずぜひ読んでいただきたい一冊です。

私が特に共感したのは、「恐怖心が実行を妨げている」ということです。

挑戦しても失敗したらどうしよう、といった不安や、こんなことをしたら変だと思われないか、といった恥ずかしさなど、結果が見えないことによる恐怖が、私たちの実行を妨げてしまいます。

まずはこうした恐怖にどう向き合い、自らがどう実行に移しやすい環境を作っていくかといったことが大事だと思いました。

私の場合は、何かを学んだ際は私は○○をするということを明確にし、誰かと共有することにしました。そうすることで、失敗の不安や恥ずかしさよりも、やらないことへの焦りが勝り、実行に前向きにつなげることができますのでお勧めしたい方法です。

実行することが苦手で困っているという方は、この本で実行できない原因と解決策を見つけてみてはいかがでしょうか。


最後に紹介するのはこちらの本です。

ファンベース

ファンベースとは何のことだろうと思いながらも読み始めたこの本ですが、冒頭の一説でこのような定義がなされていました。

ファンベースとは、ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていく考え方だ。

「ファンをベースに」とあるように、新規の顧客の獲得ではなく、既存の顧客に焦点を当ててマーケティングを行っていこうというのが本書の趣旨です。

私は銀行員で、直接商品を売る仕事ではない為、「銀行のファンっていったい誰だろう?」と正直実感がわかなかった一方、「好きな会社のサービスを利用し(続け)たくなる」という気持ちにはとても共感できるなと思います。

実際、ファンが企業の売り上げの9割を生み出すともいわれているので、ファンを大切にすることがどれだけ大切かということがわかります。

また本書では、ファンを獲得するために必要な「共感」「愛着」「信頼」を獲得するための具体的な方法論についても書かれており、それらをさらにアップロードするために取り組むべきことまで網羅されています。

銀行では、「信用と信頼」という言葉をよく耳にします。そもそもお金自体が「信用」の上に成り立っているもので、そうしたものをお客様とやり取りするのには「信頼」が欠かせません。

私がファンに対してできることと言っても限られていることだとは思いますが、少なくとも、お客様の期待に応え、「信頼」されるように努めていかなければならないなと、思わせてくれる一冊でした。

目に見える商品・サービスを販売している方にとっては、実感がわきやすい内容に泣ていると思いますので、ぜひこれからのビジネスにファンベースを役立ててみてください。


今回は以上です。

見ていただきありがとうございます。

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