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面接前にやっておきたいこと

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「面接前にやっておきたい一つのこと」というテーマでお伝えします。結論は「企業情報を徹底的に調査すること」です。企業情報の入手方法には多くありますが、代表例は企業のホームページとSNSです。

これらを隅から隅まで徹底的に調べることをお勧めします。特に注目すべきは、企業の理念、ビジョン、沿革、そして社員インタビューです。

「理念」とは、その企業が創業された理由、つまりその存在の意義を示します。この情報を把握することは非常に重要です。「ビジョン」に関しては、企業が描く理想の未来についてです。これに共感できなければ、その企業で充実した仕事をすることは難しいでしょう。

次に、「沿革」ですが、これは企業の歴史を指し、企業がどのような重要な出来事を経てきたのかを示します。1990年に特定の事業を始めた、あるエリアに新しい事業所を設立したなどの情報が含まれます。このセクションでのポイントは、変化している部分と変わらない部分の両方を見極めることです。

例えば、ある企業が過去にA、次にB、その後Cという事業を立ち上げたと記されている場合、これらには何か共通する要素があるかもしれません。特定の企業を例に挙げると、複数の事業を立ち上げていても、それらが常に木を使った事業であることが分かったりします。

これは、その企業が木を活用して社会をよくしたいという強いこだわりを持っていることを示しています。このような傾向は、将来にわたって変わらない核となる価値である可能性が高いです。

一方で、事業展開の地域が初めはAエリアのみだったのが、5年後にはBエリアへ、さらに10年後にはCエリアへと拡大している場合、この企業は今後もさまざまなエリアでの事業拡大を目指していることが推測できます。

沿革におけるこのような変化と一貫性を見極めることは、その企業が創業以来大切にしてきた価値観と、今後も変わらずに大切にしていくであろう点に共感できるかどうかを判断するうえで重要です。

「社員インタビュー」ですが、これは企業が求める人物像を反映しています。インタビューには、仕事へのやりがいや乗り越えた困難などが記載されており、その企業で働くことが自分に合っているかどうかを判断するのに役立ちます。

しかし、企業のホームページやSNSをただ調べたという事実を面接で話すだけでは、評価に大きく繋がるとは限りません。重要なのは、その調査から仮説を立て、それを面接での逆質問や志望理由、やりたいことの説明に活かすことです。

たとえば逆質問にて「御社は創業以来、常に木を用いた事業を行ってきましたが、今後も木を使った事業を拡大していく予定はありますか?または、木以外の新しい事業にも進出する予定はありますか?」といった具体的な質問をすることで、自らの考えを反映させた質問をすることができ、高い評価を得やすくなります。

また、志望理由を述べる際に、「御社が目指す世界観に、私も以前から共感しており、同様のビジョンを持っていました」と言えば、より企業について理解していると評価されます。

私の場合、企業が描くビジョンと自分の考えるビジョンを比較したPowerPointを作成し、面接で提示しました。

これは、「御社と同じ方向を目指していることを長らく考えてきたので、御社に貢献できると信じています」というメッセージを伝える良い方法で、高評価を得る可能性が高いと思います。

参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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