残念な勉強スタイル3選
以下は音声内容をテキストに要約したものです。
今回お話をしたいのは、「残念な勉強スタイル3選」と題してお伝えをしたいと思っております。
受験やテスト勉強を頑張りたいと思っている学生さんや、そんなお子さんを持つ親御さん、資格や仕事に関する勉強をしたい社会人の方にもお役に立つ内容です。
私は学習塾に勤めていて、これまで100組以上の親子、生徒さんを見てきました。
そんな生徒さんにも成績がいい子とそうではない子がいて、そうではない子の特徴の共通項がある程度見えてきました。
それに生徒に勉強法を教えるにあたって、関連書籍を数十冊以上読んできました。
また自身も社会人になってからの方が勉強をしていて、取得した資格でいうとファイナンシャルプランナーの3級・2級、TOEIC600点弱を取得した経験があります。
TOEIC600点というと、そうでもないんですけども、もともと始めた段階が中学1年生とそんな変わらないぐらいの低い英語力から始めたので、そう考えると成長したなと考えています。
これらの実体験をもとにお伝えをしていきます。
結論からお伝えすると、残念な勉強スタイル1つ目が「電子機器を近くに置いている」です。2つ目が「友達と一緒に勉強している」です。3つ目が「テキストを見ているだけ」です。
電子機器を近くに置いている
まず1つ目、「電子機器を近くに置いている」です。この電子機器を何を指すかというと、スマホやiPadが代表例ですね。
学校だとiPadが支給されていて、宿題とかもiPadの中身の情報を通してやり取りするっていうので、なかなか難しいとは思ってます。
ただ、テキスト、教科書とか問題集を使ってやる勉強の時は、電子機器は絶対に近くに置かない方が良いです。
というのも、様々な実験結果から、スマホなどの電子機器を視覚に見える範囲に置いておくだけで学習効果が下がっていることがデータとして出ております。
アメリカの研究によると、授業内容を手書きメモで取ったグループと、スマホやiPadのような電子機器にメモしたグループで、どちらが習得率が高かったかを実験したところ、明らかに手書きでメモしたグループの方が習得率が高かったという結果でした。
電子機器は気が散る内容、情報がたくさんありますよね。人間の脳って気が散るようにできていて、目の前のことに集中しにくい脳の構造になってるんですね。
だから、スマホのような電子機器を目に見えるところに置いていくだけで、気が散って集中力下がって、学習効果が下がります。
私自身の実体験としても、スマホが近くにあるのと別の部屋もしくは見えないところに置いているのとでは、全く学習効率が違います。
これはファイナンシャルプランナーの勉強でもそうですし、英語の勉強でも同じことでした。
テキストを使ってやる勉強が自分は主だったので、勉強に集中したい、効率的にしたいということよりは、必ずスマホは置かないようにしていました。
友達と一緒に勉強をしている
2つ目、「友達と一緒に勉強をしている」です。カフェや私が勉強している学習塾で、いろんな子の自習態度を見ています。
総じて、成績の良い子っていうのは、1人で勉強をしていますね。自習室で勉強している子は、知り合いが同じ塾に通っていても、絶対に勉強を1人でしています。
黙々と自分のやるべきことを淡々とやっています。正直、成績がいまいち伸びない子っていうのは、話すまではいかないものの、隣に友達がいるという状態で勉強していますね。
時々聞き合ったりしてる子もいます。そういう子は、成績は良くないですね。上がってないです。それは結構言い切れます。
なんでかっていうと、友達が近くにいると、誘惑に負けやすくなりますよね。人間ってそもそも誘惑に弱いんで、勉強って好きでやってる子ってそうはいないからですね。
ちょっと友達が緩んでると自分も刺激を受けて緩んでしまう。お互い聞きたいことがあるのは分かるけれども、分かんないことを次々聞き合ってたら、目の前のことに集中できないんですね。当たり前ですけども。
カフェとかでも、電子機器を目の前に出して、友達と横でやってる子っていうのは、おそらくですけども、成績は良くないですね。
遊んでるのか勉強してるのか、中途半端な状態なので、やめたほうがいいです。
テキストを見ているだけ
最後、3つ目、「テキストを見ているだけ」です。教科書・問題集や自分が解いたノートとかをただ見ているという勉強、これは残念ですね、やめたほうが良いです。
というのも、見ているだけでは、自分が何を分かっていて、分かってないかが分からないんですね。
勉強で成果を上げるには、分かんないとこを特定して、それの原因を追求して、分かるようになって、定着させるっていうプロセスなので、見てるだけじゃ分からないんですね。
パッと見た感じ分かってるて言っても、実際手を動かして問題を解こうとすると、躓くっていうのはザラにあります。
こんな偉そうなことを言いながら、私もよくやってましたね。英語の総合文法書を、ただ見ていて理解してるふうとか、問題集もざっと見て分かるだろう、俺みたいな、ただ実際手を動かして解こうとすると、よく詰まってましたんで、これは実体験としてもダメだなと。
それじゃ分かんない、勉強の効果は上がらないっていうふうに思います。声を出して覚えたことをアウトプットしたり、問題と解きましょうということですね。
インプットだけだと何も意味がない、インプット1のアウトプット9ぐらいで、いいんじゃないかなっていうので、まずは手を動かすことですね。
総じて成績がいい子は、手を動かしてますね。ただ見てるっていうことはほぼないです。ひたすら手を動かして問題を解いております。
なので、ただテキストを見ているだけっていうのは、なんとなく勉強をやってる感、というだけで、本質的な目的達成には至らないっていうのが、このテキストを見ているだけ、なので、今すぐやめたほうがいいと思います。
以上で、「残念な勉強スタイル3選」という形でお話をさせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。
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