教師に好かれない子の可能性

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「教師に好かれない子の可能性」というテーマでお話しします。

特に、自分の子が周りと違うと感じ、先生に嫌われているのではないかと不安や悩みを抱えている親子に向けた内容です。

結論として、そういった子は創造性やクリエイティビティが高い可能性があります。

この結論に至った理由は、アメリカの組織心理学者アダム・グラントさんが提唱した考え方に基づいています。

彼の著書である「ORIGINALS」に次のような研究データが書かれています。

ある小学校の教師にお気に入りの子とそうでない子を分けてもらい、その子たちを評価してもらったところ、教師に好かれない子たちは周りに同調せず、独自のルールを作り出す特徴が見られた。

ORIGINALS アダム・グラント

つまり、独自のルールを作り出すこと自体が創造性の高さを示しています。

学校の先生は、数十人の生徒をまとめて集団行動を促すことを重んじるため、個性的で逸脱する子を好まない傾向にあります。

逆に、学校のシステムに従い、先生が喜ぶような行動をする子が好かれがちです。

しかし、それは学校だけでなく、組織全体の本質とも言えるでしょう。

創造性が高い子供は、学校や企業のシステム上では評価されにくいかもしれませんが、それを強制して直させるのではなく、その独自性を伸ばすことが大切です。

親としては、子供が学校になじめないことに不安を感じるかもしれませんが、その子供の個性や創造性を理解し、受け入れることが重要です。

私が学習塾で見てきた経験からも、従順な子よりも独自の道を歩む子の方が長期的に見て面白い可能性を秘めていると感じます。

親御さんが子供の独自性を受け入れ、その可能性にかけることで、子供は自身の才能を存分に発揮できるようになるでしょう。

もし私の娘が学校のルールに従順ではなく、我が道をいくタイプであれば、彼女に合う環境をともに作り出すお手伝いをしたいと考えています。

ちなみにこの本は、平凡な自分でも何か独創的なことができるのはと勇気付けしてくれた本です。

ビルゲイツやスティーブ・ウォズニアックなどの偉大な方々も自分たちとそんなに変わらない人間なのかも?と思えます。

書籍だけでなく、Amazon Audibleに登録すれば聞くことができます。

以上が、「教師に好かれない子の可能性」についてのお話でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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