学習塾に入る前に考えてほしいこと
以下は音声内容をテキストに要約したものです。
今回は、「学習塾に入る前に考えてほしいこと」というテーマで話を進めていきます。
学習塾に子供を入れようと考えている親御さんは多くいます。私が学習塾に勤めているからこそ、そういった親御さんに毎月のように出会います。
多くの場合、親御さんが学習塾に子供を入れたいと考える理由は、「良い学校に入れたい」というシンプルな動機に基づいています。
根本的には、「子供を幸せにしたい」という思いがあるわけです。
しかし、ここで立ち止まって考えてほしいのは、「本当に学習塾に入れることが子供の幸せにつながるのか」という点です。
研究によると、人の幸福感に最も影響を与えるのは健康、次いで人間関係、自己決定、所得であり、学歴はそれらに比べて低い位置にあります。
ですから、学習塾に入る前に、「本当に良い学校に入ることが子供の幸せに繋がるのか」、そして「そもそも我が子にとっての幸せとは何か」という疑問を深く考えるべきだと思います。
特に小学校中学年以降の子供であれば、自分の意見を言える年齢だと思います。家族でしっかりと話し合い、親御さんは自分の意見を押し付けることなく、子供の意見を尊重した上で、どのように進めるかを検討すべきです。
もし、子供が納得して、良い学校に入ることが自分の幸せに繋がると感じるのであれば、入塾を検討するのは良いことだと思います。
ただし、塾に入ったからといって、必ずしも成績が上がるわけではありません。
特に、学習習慣がない子供が塾に入っても、効果を得るのは難しいでしょう。
良質な授業を受けた後も、復習や宿題をしなければ、知識は定着しません。
ですから、勉強習慣がまだない子供には、まずはその習慣をつけることから始めるべきです。
そして、勉強習慣をつけるには、いきなり長時間勉強するのではなく、小さなステップから始めることをお勧めします。
参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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